朝早いせいか、それとも暑さで疲れたのか。公園で見かけた鳥たちは、人が近づいてもじっとしているように見えた。
ところで、昨夕鰻を食べたせいか、私は、今朝は4時過ぎから散歩に行き、中央公園を一周してから帰って来た。一万二千歩余りであったが、さして疲れは無い。直後に雨が降って来たので、グッドタイミングだった。
帰ってくる途中で、朝市に沢山の車や人が集まっているのが目についた。消費者物価が日ごとに高くなってきつつあるのに比して、朝市に集まる人が増えているように思う。新鮮さ、値段の安さ?
一昨日であったか、日本テレビの24時間の企画番組で、村山輝星という12歳の子役の女の子がトライアスロンに挑戦しているのを放送していた。両親がトライアスロンをしていて知り合い結婚したとのことで、父親は彼女が3歳の時に亡くなったとのこと。CMで性別不明の元気な子供を演じていたので印象に残っていたが、今回の番組でも、何か、無理に元気な子供を演じているような感じがして気になった。24時間テレビそのものは偽善番組の最たるものとして以前から嫌いだが、何か幼気な子供を見世物にしているようで気になった。子役が大成することは稀だと言われているが、彼女は、大人の思惑に捉われることなく自由な生き方を選んで欲しいものだ。トライアスロンについても、確かに運動をすることは人間の成長には必要なものだが、楽しんでこそ意味がある。
政治と宗教の関係が急にマスコミで過度に取り上げられるようになって、その反動として、自民党やその支持者達の中からは陰謀論めいたものが言われるようになっているようだ。どちらも、どちらで、一昔前には、マスコミは、悪質商法などを展開するカルト教団の一つとして統一教会を取り上げることがあったが、どういう訳か、ここ数十年は沈黙していたのに、安倍元首相襲撃事件があってから、急に統一教会と政治家の結びつきについて取り上げだした。何か、自民党イーコール統一教会の図式があるかのような報道も一部ではされるまでになっている。私は、岸元首相などが国際勝共連合という右翼系団体を結成したのは、当時の冷戦下で、共産主義運動の国内への波及を恐れての事だと思うし、統一教会は、その一つの駒として扱っていたに過ぎないと思うが、近年に至っても、自民党などの一部の政治家が、自らの選挙を有利にする為に、統一教会による被害が未だに出ていることを知りながら、これを利用し、統一教会からの名称の変更も政治的圧力下で行われたのではと噂されていることについては、それが本当であれば、政治家としての倫理観に著しく欠ける行為であったと考える。
なお、タレントのホンコン氏がテレビ番組の中で、人から聞いた話として、平成28年、30年に消費者契約法で「不当な勧誘により締結された勧誘は後から取り消しが出来る」旨の改正されたのは、安倍元首相在任中のことであるからとして、何か安倍元首相の免罪符のようなことを発言していたが、そもそも、消費者契約法のこの改正は、高齢者などを狙った悪質商法が相次いでいて、また、民法改正で18歳が成年として認められるようになることから、少しでも、その被害を解消しようとして、消費者団体等が長年運動してきたことによるものであり、何ら、安倍元首相の発案によるものではないことは言うまでもない。ホンコン氏も発言に注意しなければ、贔屓の引き倒しになるだろう。
前にも書いたことがあるが、日本人は、弱者による敵討ち的なものに対して同情を覚える民族性があり、赤穂浪士のドラマなどが毎年上映されてきたところでもある。何か、中国本土のSNS上では、山上容疑者のことが英雄視されているようだが、自民党政治家達による統一教会擁護論、或は、陰謀論が過ぎてしまうと、日本国内でも、彼を英雄視する危険な風潮が出かねないところがある。一部の自民党幹部は、「統一教会系の団体構成員であろが、個人的に選挙で支援を受けて何が悪いのか。」というような発言も聞こえてくるが、本当に、政権を担う自民党が、それで良いのだろうか。山上容疑者も、安倍氏と統一教会との関わりへの恨みを除くと、むしろ、元自衛隊員として国を思う思想を持っていたと思う。残念だ。