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my diary

矛盾した思い。

2023年03月28日 | 日記
 本年4月1日から使用できるという市バスの無料乗車証が送られてきた。つい先日も妻に「市バスが無料になるのは住民税の非課税世帯だから」と誤ったことを言ってしまっていたので何か恥ずかしい。(説明を見ると、 実際は、市の住民税所得割が6万円以内の人が対象とのことで、私の昨年の場合を改めて確認すると4万7千円くらいあった。)もっとも、過去に市バスを利用したのは阿波踊り見物等に行くときなどに限られているので、今後それを利用するかどうかはわからない。図書館に行く時などには運動も兼ねて自転車で行っているので、このような無料乗車証があるとその分の運動を省くことになりそうで怖くもある。そもそも、それを提示して年寄と見られることも恥ずかしい。
 文化庁の京都に移転しての業務が本年5月から開始されるようだ。一方、消費者庁の徳島県への移転問題は、「新未来創造戦略本部」という訳の分からない部署が県庁内に出来ただけで、河野消費者庁担当大臣によれば、「テレワーク化が進んだので本体を無理に移転する必要が無い。」とのこと。何か論理矛盾の発言ではないかと思った。テレワークが進んだというのなら、それこそ、東京に消費者庁本体を残す必要はない。国会での質疑応答などもネットを使用すれば、東京に本体がなくても可能なはずだ。危機管理上問題があるといっても、それなら首都直下型地震が先に発生したらどうなるのか。中央官庁の機能が麻痺してしまうのではないか。別に、東南海巨大地震の発生確率の高い徳島県に無理に移転すべきだと言うつもりは無い。例えば、岡山県の吉備地方などに移転を検討しても良いではないか。そもそも省庁の移転は、首都圏への過度な集中を減らして地方への権限移転という問題意識から発想されたものではなかろうか。行動力を売り物にしている河野大臣に期待する部分もあったが興ざめである。😵 
 
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常識に潜む罠

2023年03月26日 | 日記
 学校教育は、子供達が社会に調和する為のルールや知識を教えるものだが、明治期に始まった学校教育の目的は、天皇を中心とした国家の役に立つ臣民を育てるということに主眼が置かれ、軍国主義の流れは、国体を守る為に一億総玉砕の覚悟を国民に求めたものになっていった。戦後の平和教育も、GHQの方針によって、戦争への反省と理想論的平和主義を学生・生徒に教え込むものになったように思う。そして、また、学校教育は、学業成績優秀で規範意識のある生徒を醸成することを主な目的とすることになった。そして、更に言えば、学校の管理者側としては、有名校に何人入るかとか、スポーツ活動で全国大会等で優勝するとかも目的の一つになっていき、その方針から逸脱した学生・生徒のケアなどに目を向けることは少なくなってしまった。
 しかし、現代は、有名大学を卒業して有名企業に就職したとしても、それで将来的な安泰が保証されたわけでもないし、例えば、聖職とされてきた教師や警察官に就いていても、盗撮や性犯罪、万引き等で検挙される者が何人もいる。人は、欲望や嫉妬・羨望にまみれた生き物であり、それを外見的に体裁良く整えているに過ぎない。また、世の中に合わせることの巧みな人は、それだけで高い評価をされることになるが、だからといって聖人君子な訳ではない。芸能人アイドルも、隠れた本質では異性関係等が派手であることが多いだろう。今、話題の多い三浦夫婦も、高学歴や外見的な派手さで本質を隠してきたが、本当は、かなり違っていたとのこと。
 世の中には様々な人がいるが、立派なことばかり言っている人こそ本当は油断がならない。統一地方選挙中だが、立派な公約の影には何が隠れているのだろうか。例えば、女好きだというような候補者がいたとしても、それが私的な範囲にとどまり、公的な立場で国民の為になる政策を実現してくれるのなら何も言うことはない。LGBTQ法案なども、そのことによって世の中の多様性が実現するなら言うことはないが、単に、発言力が高いグループの取り込みを狙った人気取り政策であるなら疑問だ。
 多様性尊重ということは、今まで常識とされてきたことを打ち破るということであり、家中心の保守的な考え方や、核家族を中心とした各種の政策を変えることでもある。差し詰め、マイナンバー制度を利用した個人単位の年金・保険制度への移行や、夫婦別姓などの実現も視野に入れるべきだろう。それが進めば、外国人移民の受け入れ制限の大幅緩和ということにも進むだろう。しかし、それだけの覚悟が自民党や野党の政治家達にあるのだろうか。更に進めば選挙制度自体も変更する必要もあるだろうし、当然、憲法や各種の法律の改正も考えなければならない。岸田首相も、異次元の少子化対策と発言するなら、そのくらいの覚悟を持ってやって欲しい。
 常識を守るということは、ある意味では、コンホートの中に留まり、多様な未来の可能性に目を背けているということでもある。その意味では、世の中から距離を置いた方が、世の中で行われていることを客観視出来る可能性があることでもある。
 英語を勉強していて思うのだが、外国語を覚えようとすることは、長年に渡って自分に染みついた考え方の癖などを変えるということでもある。百回も読んで暗唱すれば、高齢となっていても、その文章そのものを覚えることは出来るかもしれないが、しかし、考え方の癖までも変えることは困難ではなかろうかと思う。日本に産まれ、戦前生まれの親に育てられ、文部省の管理する学校教育を受け、マスコミなどの影響や、職場での環境も、私の頭の中に固定観念を育んできたが、この年齢になって、ようやく私が常識と思っていたことは、そのほとんどが思い込みに過ぎないことに思い至ようになった。

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金が敵の世の中

2023年03月24日 | 日記
 世の中の出来事は、全て金が原因であると言う。例えば、受験競争の背景には、塾などの受験関連業者が存在し、また、就職時にも、雇い主にすれば、学歴を選択の一つにした方が便利であることなどが関係していると思われるし、流行りのSDGsブームなども、太陽光発電に群がる利権が関係しているとも言われている。先の東京オリンピックでも、電通を始めとする広告業者の関係者が、自らが関与するコンサルト業者を間に入れることによって莫大な利権を手に入れたことが検察庁の捜査によって明らかになりつつある。三年余りにわたったコロナ禍でも、厚労省の医系技官を筆頭にして、天下り先や数々の利権の為に政府の政策を左右したとも一部では言われている。
 「金が敵の世の中」という意味は、『人は金銭のために悩まされ苦しめられて、金はまるでかたきのようなものだ。世の中に起こる悪いできごとの多くは金が原因で起こるものである。』とされている。
 特に、我が日本では、特に、敗戦後からは、経済的な自由が標榜されて、いよいよ金が敵の世の中になってしまった。昔から三高とも言われ、女性が結婚相手に求めるものは、身長、金、学歴であるとされてきた。現在の女性は仕事を持っている場合が増えてきたにも関わらず、むしろ、現状では、若い世代の男性の平均年収が少なくなっていることから、結婚が出来る男性の数は少なくなっていて、近い将来の男性の生涯未婚率は三割とも四割とも言われている。私は、円安もあって、一定の技術能力のある男性は外国にこそ出て将来を望むべきだと思う。現在の日本女性ほど、高望みと傲慢さがあるからでもある。
 少子化をここまで放置し、様々な利権がらみの規制が残り、大した改革も出来ず、経済的、技術的、社会的な縮小過程に入ってしまった我が日本には、もはや将来性は残っていないように思える。WBCで日本野球が優勝しても、優秀な選手の中には、将来的な大リーグでの活躍を望む者が多いだろう。優れた人や、日本的なしがらみを嫌う若者の海外流出が既に始まっているのである。それに気づいていないのは、世界を広く見る視野を持っていない平凡人か、外国に出る勇気の欠ける人物ではなかろうか。
 我が徳島に限っても、ここ二十年間で、十数万人もの人口減少があり、若い女性層の県外移動も続いている。交通インフラの整備や企業誘致などの公約という寝言を唱えている県知事候補もいるが、いつまで昭和の夢を追いかけているのかと言いたい。将来住みたい県や旅行先では全国最下位に近い県だが、今回の県知事候補は、イケメンのお坊ちゃん元代議士や、特定枠で選ばれた参議院議員であったのを投げ捨てて立候補した、父親が元県知事のこれまたお坊ちゃん、中央官庁の官僚から出向先の知事になって五期二十年間知事を務めたものの、消費者庁の誘致には失敗するし、徳島マラソンを始めた以外の成果が見当たらない現知事、いくら共産党とはいえ何を思ってか75歳になっての立候補者、全く、魅力的な人材はいない。地方から滅んでいくと言われるが、我が徳島の将来は真っ暗ではなかろうか。
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雨のうちはへ降るころ

2023年03月23日 | 日記
 朝から雨が降っているので、今朝は傘を持って散歩に出たが、少し歩いただけで億劫になって帰ってきた。今日もスプリング付のクッションの上でテレビを見ながら足ふみ運動でもしようかと思っている。でも、今の私は、花粉症で涙目だし、寝ていると鼻詰で目覚めてしまうしなので、その上、今週末に黄砂が飛来するとなると、また、身体にも発疹が出来るかもしれないと思っていたので、今の時期の雨は大歓迎だ。
 テレビのニュースでは、ようやく、WBCに日本が優勝したことの影に隠れていた岸田首相のウクライナ訪問のニュースが取り上げらるようになった。考えてみれば、WBC優勝よりも、中露の首脳会談と同時期の岸田首相のウクライナ訪問は、日本の米・欧陣営へのより一層の参加表明を意味しており、我々の生活にも影響を及ぼさざるを得ないような出来事のはずであろう。
 Youtuveで、三浦夫の太陽光ビジネスのことが取り上げられていた。同人の妻はテレビのワイドショーや討論番組によく出ていた才媛の印象のある女性であるが、蓋を開けてみると、夫の傷物の開発ビジネスの広告塔的な役割を担っていただけの女性のようで大変失望した。これも、アベの蓋が開いた結果なんだろうか。政官財の癒着体質で運営されている我が国の政治の裏側を「美しい国」などと言って覆い隠していたのがアベ政治であったとしたら、岸田政権は、その陰で進行している我が国の置かれている厳しい現実を図らずも表に出す効果をもたらしているような気がしてならない。もうすぐ統一地方選挙であるが、政治家に失望するだけで、投票したいという候補者が見当たらないのは困ったことだ。私は、アベ氏の時代の政治・外交の進め方に特に反対ではなかったが、ただ、近畿財務局の真面目な公務員を自殺に追い込んだような公文書偽造事件だけは許せない思いがしてならない。忖度し、公文書偽造を指示したキャリア官僚に一番の責任があり、部下の忖度を知らなかったアベ氏に責任は無いと言われるかもしれないが、それを許すような風潮を作ったということでは責任が無いとは言えないし、選挙の為とは言え、反日の統一教会を体よく利用していたことは彼の責任だろう。
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驚いた

2023年03月22日 | 日記
 WBCメキシコ戦では、まるで、予めストーリーがあったかのような劇的なサヨナラ勝ちを見せられた。あの不振であった村上がサヨナラヒットを打つなんて全く想像外であった。今日のアメリカ戦では、おそらく歯が立たないだろうが、善戦を期待したい。
 闇バイトを使った集団強盗事件は、ルフィ一味の強制送還・逮捕にも関わらず、依然として頻発しており、国内の治安の悪化が進みつつある。これから推測するとルフィ一味以外にも、国内・国外に拠点を置く複数の黒幕と指示グループの存在がうかがえる。警察は、各県警本部にネット関係に集約した部門を設けるなど対策に乗り出してはいるが、ここ数十年、振り込め詐欺などの特殊詐欺グループの拡大を許してきた経緯からして、法的にも、制度的にも、捜査を行う上で多くの困難が予想される。SNSなどでの高額バイト募集に安易に応じて、結局は、個人情報を指示グループに握られて、犯罪を強要されることになる闇バイトの問題では、まず第一に、若者の間に広がる経済格差が問題であり、熾烈な学歴競争などからの負け組の問題でもある。日本には、一旦コースから外れた者が、自ら努力して再チャレンジ出来る仕組みが、ほとんど無い。いまや、貧困や学歴格差の問題は世代を超えて受け継がれているかのようでもある。学校の教員なども、所詮は、勝ち組の中にあって、負け組の生徒たちの救済者とはなり得ていないし、中卒や高卒、大学中退では、正社員などは望めないし、例え就職しても、現実との齟齬から短期で辞めてしまう者も多い。非正規や派遣社員では、正社員との間に、生涯収入で億千万円の収入格差があるのが現実で、それでは、結婚も出来ないし子供も持てない。このような世の中を作ってきたことは、与党政治家だけの責任ではなく、綺麗ごとばかり発信している野党の責任でもある。慣例や縦割りを重視し、自らの出世競争にのみ関心を向けている官僚達を、無能な政治家が制御出来ないのは仕方の無いことといって済ませても良いのだろうか。自らの当選のみを目的とし、狭い視野しか持たない政治家ばかりが選出される選挙制度にも多くの問題があるが、見てくれや公約だけで深く考えずに投票する国民にも多くの責任はある。福島原発の問題にしても、未だにメルトダウンした核燃料の取り出しも出来ていないし、放射能で汚染された地域を、除染されたとして指定解除して、更に既存原発の再稼働を進めているのなどは、無責任もはなはだしい。危機となった時に、無責任で無能な政治家の存在は、むしろ害悪ではなかろうか。
 ところで、中国人の住むマンションに集団強盗に押し入った連中が、被害者に抵抗されて仲間の一人が負傷したのに、それを置き去りにして逃走したという事件があった。私は、かねてから、今までの被害に遭った日本人が無抵抗で被害に遭っているのは、極めて異常だと考えていたし、流石に中国人は違うと思ったが、それにしても闇バイトで集まった集団の、仲間に対する冷たい仕打ちには何とも驚いた。所詮、烏合の衆の弱さというものだろう。それにしても、日本のテレビ番組では、やたらと刑事物やサスペンスが多くて、番組の中では安易に人殺しの場面が放送されている。若者達にも、このような番組が悪影響を与えてはいないだろうか。今後は、このようなシーンの及ぼす悪影響も考えてみるべきだと思う。
 ゲームと異なり、人は傷つきやすいものであり、一度死んだ人が蘇ったりはしない。安易に、高額報酬につられて闇バイトなどに応募すべきではないし、現在の日本社会は格差が進み、一旦ルートから外れると復活は難しいのが現状だが、コツコツと辛抱強く自らの生きる道を見つけて欲しい。それが、人として生きる方法だし、若い時にした努力は、結果として何かを残すだろう。
 WBCのプロ野球などは、結局は、スポーツエリート達のショータイムに過ぎないが、我々庶民でも、自らのやり方で生きていく自由はある。自らのために努力し続けることは決して裏切らないと思う。
 
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