conscience

my diary

中秋

2023年09月30日 | 日記
 昨夜が中秋の名月であったらしい。今朝、散歩に出たところ満月が見事だったので思わず撮影をしてみた。昼間は未だに30℃近くになるが、早朝に外に出ると清々しい風が感ぜられて虫の音も聞こえ、日毎に秋の風情を感じる。

 一昨日は、ゆめタウンまで妻について行きタイガーズグッズを見てみたが、既に優勝に伴うグッズの主な品物は売り切れていたようだった。ゆめタウンは、イオンモールよりも大きく、来客も多い。

 
 
  
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紅白幻想

2023年09月29日 | 日記
 NHKの稲葉会長が、27日午後に行われた定例の記者会見で、ジャニーズ事務所所属のタレントについて、「番組などの出演が契約等ですでに決まっているタレントは、これまで通り継続するが、新規の出演依頼については、被害者への補償や再発防止への取り組みが着実に実施されていることが確認されるまでは当面行わない」と述べ、紅白歌合戦にも適用されるとの見解を示したとのこと。
 10月2日に予定されているジャニーズ事務所の記者会見で、どのような内容が発表されるかにもよると思うが、被害者への補償や再発防止一つとっても、単に綺麗ごとを並べるのは簡単だが、それが着実に実施されているというのは第三者がどのように確認できるものだろうかと疑問に思う。例えば、現在までに報道されているのでは、被害者の一人である橋田氏のみが社長と面会して謝罪を受けたのみであって、他の被害者に面会や謝罪をして受け入れてもらっているということは聞かない。また、その他の4桁とも言われる被害者にどうやってコンタクトを取り得るのだろうか。このままでは、事務所の設けたホームページにアクセスが無かったとして、被害者への補償やケアの問題は放置されそうな気がしてならない。仮に、一人当たり数百万円の補償金を支払ったとして、それでトラウマが解消するはずも無い。再発防止にしても、単に、新事務所を作って従業員がそのまま移行するというのであったら、再び、頭の固い彼ら従業員が、テレビ局や辞めジャニタレントに圧力を掛けないという保証は無い。誰を新事務所のトップに持ってきて、その新社長がどのように統治能力を発揮出来るのだろうかという点が不明である。
 しかし、考えてみれば、今の状態では、ジャニーズ所属タレントを紅白に出場させないという稲葉会長の決断は大きい。ジャニーズ事務所が依頼した特別調査チームの報告といい、きちんとした理性を持った人物が世の中には存在すると思うと心強い。そもそもタレントに責任が無いという理屈もあるが、しかし、つい最近までテレビ局などに圧力を掛けていたような権力構造を維持したままで、社長や事務所名を替えましたと言っても、そんなことで通るほど、喜多川氏の行ってきた、おぞましいほどの児童虐待・性加害事件は簡単なものではない。ジャニーズファンも、タレントを応援するなら、そのタレントに、一日も早く事務所から脱退をするように要請すべきであり、企業がそのタレントが出演しているCMなどの再契約を行わないとして、その企業の不買運動までするような不道徳かつ非倫理的な行動までしてはならない。そんなことをすれば、贔屓の引き倒しということにもなりかねない。

 ところで、ジャニーズが出演しないと紅白の視聴率が低下するという説があるが、それは、安易にジャニーズに頼って来た従来のNHKスタッフの演出力の問題であって、私などは、実力も左程無いようなジャニーズタレントの顔を見ないので済むのであれば、逆に今年の紅白は是非見てみようと思う。
 丁度、朝ドラでブギウギが始まることになっているが、主人公の笠置シヅ子は、戦前から松竹歌劇などで活躍していたスターであったが、戦時中は敵性歌手として活動が制限され、戦後は、私生児を産むなどして苦労していたところ、恩師の服部良一のブギウギの曲で再活躍することが出来、生活苦や飢餓に苦しむ国民を元気づけ、売春婦などからも応援されるぐらい庶民的に大人気歌手となった。しかし、現在、戦後活躍した歌手としては、美空ひばりなどの名前は挙げられても、途中で歌手を止めて演劇活動に重きを置いたせいもあって、我々からすると笠置シヅ子の名前はそれほど知られていない。懐かしのメロディなどの番組で彼女のブギウギの曲を聴いても、面白いとは思っても馴染みが無い。誰が歌っていて、どうして戦後にこんな歌が流行ったのだろうかと疑問が起こっても、その説明が今までは無かったように思う。しかし、時代背景からすると、彼女ほど戦後の日本を象徴する歌手はいないだろう。是非、紅白では、主演の趣里さんが歌うかどうかは別にして、時代背景のきちんとした説明と共に、笠置シヅ子が歌ったブギウギを何曲も取り上げて欲しいものだし、ドラマの中の歌劇団の一員として蒼井優などもラインダンスなどを披露して欲しい。また、朝ドラといえば、「あまちゃん」が再放送されて再ブレークしているという。このドラマの中で歌われた「潮騒のメロディ」などの曲も紅白の中で再び取り上げて欲しいと願っている。もちろん、最近の歌としては YOASOBIの「IDOL」なども何曲か取り上げて欲しいし、辞めジャニということでは、元スマップのメンバーにも出演して欲しい。このように考えると、ジャニーズタレントがいなくても、演出のやり方次第で視聴率は稼げるだろう。NHKには、各種の圧力に折れずにいて欲しい。
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政局の為に物価を弄ぶのは止めて欲しい

2023年09月28日 | 日記
 消費者物価が高くなっている。この結果、消費行動に余裕が無くなりつつある。ところが、岸田内閣は、どうも、自らの支持率アップの為に様々な対策を打ち出しつつあるようだ。低所得者層などへの税金からのバラマキ対策もその一つだろう。そして、支持率がアップしたところで解散に持ち込もうと企んでいるのかもしれない。しかし、刑事事件に圧力を掛けたと言われる木原問題などを放置したまま解散などしても国民の支持が得られるのだろうか。野党が分裂していて弱くなっているとしても与党が勝つということも無いと思う。そもそも、政治家の圧力で刑事事件の捜査まで左右されるという政権を許してはならないと思う。うわべだけで人気取り政策を幾らしようが、根本的なところで国民を馬鹿にしているような政権に誰がついて行くというのだろうか。

 私は、小遣い程度で所持していた株式を全て売ってしまった。このままでは、セレブの資産は増えたとしても、庶民生活は益々苦しめられるのは目に見えていると考えたからでもある。
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年齢を重ねるという意味

2023年09月26日 | 日記
 いつも行っていた歯医者から閉院連絡のハガキが来た。院長は、まだ若いと思っていたが、私がそこの歯医者に行きだしてからの年月を数えると、院長もそこそこの年齢だったのだろう。数年前には、通院していた眼医者も閉院するということで他の眼医者への紹介状を貰ったことがあった。年齢を重ねるということはこんなことからなんだろうと思う。特にコロナ禍があってからは、勤めていた時の同期との会合も無くなったし、知っていた人の何人かは亡くなっていてもおかしくはない。でも、孤立しがちな私には、それを知るすべも無いし、関心も無い。

 最近思うのは、今が時代の転換期を迎えつつあるのだろうということで、政治の世界でも、ウクライナ戦争があってからロシア・中国・北朝鮮側と欧米諸国との間の溝が深まってきつつあり、日本もそれに巻き込まれつつあるように思えるし、岸田内閣は見当はずれの経済対策ばかりをやっているような気もする。少子化による人口減の影響が、そろそろと顕在化しつつあって、サービス業や運送業にまず影響が出て、次には第一次産業にまで及んで来るだろう。ジャニーズ問題にしても、単に、喜多川氏の性加害問題だけではなく、一芸能事務所がプロデュース力と圧力によって芸能界に一大勢力を占め、それに対して、テレビ局との力関係が芸能事務所側の優位に置かれ、テレビ局がそれに対して文句も言えないという状態に置かれていたことが明らかになったということが大きい。テレビは、戦後の日本社会に大きな影響を及ぼし、世論の形成や芸能界を通じての大衆娯楽を担ってきたが、それが安易に支配され、歪められていたということが、この問題を通じて明らかになったことは想像以上に大きな出来事として歴史に記憶されるかもしれない。きっかけは、文春という従来型の週刊誌の報道であったし、それにBBCというイギリスの放送局が着目したのは大きかったとは言えるが、しかし、何年かしてから考えると、従来型のテレビを通じた商業利益中心のマスコミと、SNSなどを通じたネットニュースなどの力が逆転した年となるのかもしれない。木原問題にしても、昭和の時代の感覚では、大衆は忘れやすいものだから権力を使って隠ぺいし、木原氏を庇っても、野党が弱い今、解散総選挙をし、選挙を経ることによって禊が済んだとして元通りになると岸田首相は判断しているのかもしれない。しかし、本当に選挙で自民党が信任されると思っているのだとしたら、そんな人に首相は任せられないだろう。私は、今こそ時代の大きな転換点に来ていると思うが、残念なことに私には、それに参加することも無いだろう。せいぜい、時代に取り残されかかっている自分を自覚するぐらいしか無い気がする。
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NHKスペシャル「冤罪」を見て思ったこと

2023年09月25日 | 日記
 第一に、NHKは、よくこの番組を制作出来たものだ関心した。最近話題になっているジャニーズ事務所元社長による多数の青少年に対する性加害・児童虐待事件でも、木原自民党幹事長代理の妻の元夫の不審死事件でも、当初、大手のマスコミは、権力に阿って忖度した報道しかしないという姿勢でいたように見え、そのことについて批判の対象となっていて、我が国のテレビや新聞は、ジャーナリストとして真実を伝えるという義務を怠っているのではないかと思われていたが、敢えて、NHKにして、警視庁公安部が関わっていたこの事件について報道したことは、関係者の勇気とジャーナリストとしての在り方に敬意を表したい。
 この冤罪事件については、警察組織の持つ、階級制による身分制度で警察官に過度の出世欲を持たせることとか、徹底した上意下達組織であって、例え、部下が冤罪事件だと思っても、それを持って幹部の方針に逆らうことが困難であることなどの弊害が原因で起こったものと推定される。そもそも、昭和時代の警察にあっては、警察統計を操作して信じられないような検挙率を誇ったり、見込み捜査で自白を取るために過酷な取り調べをしたりするのが常であったが、最近は、そのようなことも、数々の不祥事とか冤罪事件を起こしたことが明るみになった反省からか、徐々に無くなってきていたと思っていたが、公安に関わる部門では未だに無理な捜査が続いていたのではないかと思うと何ともやるせない思いがしてならない。例え、後で誤った警察捜査によってなされた冤罪とわかっても、この事件のように、拘置中に容疑者とされた人が病を得て死んでしまったり、企業として悪いイメージがついてしまったことなどは、後で取り返しのつけようがない。しかし、このNHKの番組によって、警察関係者も反省し、少しでも、この種の冤罪事件が無くなるようになって欲しいものだと願っている。

※大川原化工機事件 (おおかわらかこうき じけん)とは 、「 生物兵器 の製造に転用可能な 噴霧乾燥機 を 経済産業省 の 許可 を得ずに 輸出 した」として、2020年3月11日に 警視庁公安部 が 横浜市 に在する 大川原化工機株式会社 の 代表取締役 ・ 常務取締役 ・ 相談役 を 逮捕 するも、杜撰な 捜査 と 証拠 により 、 冤罪 が明るみになった 事件 である 。


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