conscience

my diary

あけぼの

2024年12月31日 | 日記
 本年も、今日一日となった。齢70歳の年も終わりつつある。いつの間にか年齢を重ねてきて、判ったことは自分が如何に愚かな存在であるかである。そんなことは若い時代から心の片隅にあって、それを認めたくないという葛藤が常にあった。それで何も思わないことによって現実逃避をしていた。
 昭和の時代は、まだ、未来への期待があって、世の中が幾分かのんびりしていたと思うが、最近の世の中は殺伐としてきて、余裕の無い人々が増えて来たのではなかろうか。そして、世界は、新たな時代への転換点に差し掛かろうとしている。例えば、南海トラフ沿いの各地で小さな地震が増えて来たように思う。石破首相が災害対策の方針を打ち出しても、政治家やマスコミの中には、余りピンと来ていない人も多いようだ。しかし、能登半島の地震でも、未だに復旧が進まず、その間に災害関連死の数は200人を超えるという。地震での直接被害は天災でどうしようもなかったかも知れないが、災害関連死は人災だと思う。避難場所としては、未だに学校の体育館などが指定されており、寒い中で被害者が雑魚寝していて、トイレすら自由に使えない。それでは、死ぬ人がいても当然ではなかろうか。阪神大震災の時も、隣接する大阪府などは普通に生活しているのに、被災者は狭い体育館などで避難生活を送らされていた。その状況が何十年経っても繰り返されている。大変な人権問題だと思うが、政府は、被災者に対して避難場所や物資を提供してやるという上からの姿勢に変化は無く、国民も、それが当たり前だと思っている。憲法で国民に対して健康で文化的な生活が保障されているというのは言葉だけなのか。石破首相は、その当たり前と思われてきたことに対して、災害対策を重視しようという姿勢を打ち出した初めての総理大臣ではなかろうか。
 転換点ということで言えば、政治家やマスコミのついてきた嘘がバレてきつつある時代となってきたように思う。政治家は、選挙の時だけ調子の良いことを言っていても、実態は、政治屋として自らが当選することを一番に考えていて、本当に国民や国のことを考えているのかという疑問がある。ところが、ネット時代になって、新聞やテレビが、報道しない自由とでも言うのか、本当に大事な事ほど報道してないということが明るみになってきた。 例えば、今現在の中国がどれだけ経済的な困難に差し掛かっているか、我が国はバブル崩壊を経験してきたが、中国が、その何倍、何十倍もの困難に直面しつつあるということすら、真面に伝えようとしていない。一部の親中派の政治家に忖度してのことだろうか。外務大臣が訪中して、中国人に対してビザを十年間に延長という約束をしてきたようだが、何の目的でそんな約束をしたのだろうか。万博への集客の為なんだろうか。それとも、トランプが大統領に復帰した時に厳しい対中経済規制を行うことを見込んで、今なら、弱ってきている中国から何らかの譲歩を引き出せるだろうという隠された政治的な意図によるものなんだろうか。とても、そのようには見えない。外務大臣は、中国に融和姿勢を示すことによって、何らかの個人的な見返りを期待しているのかという疑いすらある。
 フジテレビ幹部による人気タレントなどに対する女子社員を使っての接待が日常化していたと噂されている。そして、中居氏があるトラブルの為に、元フジテレビアナウンサーに大金を払って示談をしたと雑誌で報道されている。ところが、フジテレビだけでなく、大手の新聞社やテレビ局が完全無視を決め込んでいる。ジャニー喜多川事案の教訓が生かされていないどころではなく、同じテレビ業界の若手女子アナウンサー被害の事案ですらも、頑なに無視しようとしている。これがマスコミの本当の姿なんだと思うと、それでも虚飾にまみれたテレビや新聞を見ようと思うだろうか。私には、この事件が、我が国のテレビ界の終わりの始まりだと思うし、報道しない自由を頑固に守っている大手新聞社も終わりつつあるとしか思えない。それに引き換え、PTSDの後遺症を抱えながら、懸命に自らを奮い立たせて、再起しようとしている女子アナウンサーの姿に感動すら覚えている。大切にしてきた夢や尊厳を踏みにじられても、それで萎れることなく、自らが再起する姿を見せることによって、世の中の女性蔑視の風潮に立ち向かって欲しい。君の姿こそ、新しい時代への曙のような感じがする。



※(参考記事 12/24 TBS news dig)
 石破総理は防災・減災対策を抜本的に強化するため、来年の通常国会に「国による災害対応の強化、被災地における福祉支援の充実、ボランティアとの連携・促進のための法案を提出すべく検討を進める」と明らかにしました。 その上で、「本気の『事前防災』を推進し、人権というものを基本に置き、避難所の環境改善を強力に進めるべく、防災庁のあり方も具体的に検討を深めていく」との決意を示しました。

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テレビや新聞などのオールドメディアの功罪と知識偏重教育の弊害

2024年12月30日 | 日記
 新聞などは、その原型の一つである瓦版の昔から、人々に世の中の出来事などを伝えて来た。その記事の中には、体制や反体制側からの世論を誘導しようとするものも含まれていた。例えば、戦時中の大政翼賛会的な記事もそうであっただろうし、戦後においては、リベラルや知識人を装って、体制批判に誘導するかのような記事も多くあったし、逆に体制を擁護する論調が多い新聞社も存在した。戦後誕生した我が国のテレビ局は、多くが新聞社の系列にあって、報道番組も、その論調に沿って放送されてきたし、更に言えば、ワイドショーなどは視聴率を獲得する為に芸能人のスキャンダルや視聴者受けするような出来事を主に取りあげて来た。そのような新聞、テレビなどのマスメディアの影響もあり、日々の生活に追われている国民の大半の人びとは、報じられている政治や事件などの多くを他人事のような感覚で見るに至ってしまった。この結果、選挙の時の投票率は益々低下し、世襲化し、様々な権力と結びつき、自らの当選を目的化した政治家達は、国民とは、かけ離れた思惑で政治を動かしてきた。これに対して、マスメディアは、批判する記事は載せても、記者クラブ制度などの弊害もあって、権力と本当の意味で対峙することを避けて来た。その結果、テレビは視聴者離れを起こしつつあり、新聞も年々購読者数が低下してきつつある。これは、SNSの普及の影響だけではなく、テレビや新聞そのものが行ってきた報道や安易な番組制作の結果でもある。
 一方、我が国の学校教育は、その開始以来、知識偏重の教育を主にして来た。明治維新以降、それまでの世襲の武士・貴族や富豪達に替わり、知識人になることで世の中で出世する道が開けてきて、その為、評価の高い学校を卒業することが一つのステータスになってきた。しかし、その反面、独創力とか想像力というようなものは、場合によっては邪魔にされてきて、学校は、戦前は軍人、戦後は産業人を養成する機関として機能してきたが、枠にはめる教育での評価の結果が、その人物の評価とされかねない傾向もあった。流石に、生き残り競争が激しかった業界や時代にあっては、必ずしも、それは当てはまらないこともあっただろうが、少なくとも、公務員などの官僚の世界では、それが当てはまってきたと言えるだろう。しかし、権威主義国家が暴力的・威圧的な行動を起こし、国連中心主義を唱えて来た我が国の理想が壊れかねない時代になってきた今、我が国において、世の中の矛盾点について国民が見て見ぬふりをして何も考えないようでは、国の将来が危うくなってきた言わざるを得ない。独創性を育むような教育改革とともに、マスメディアの報道姿勢も国民自らが検証できるような仕組みが求められていると考える。

 ところで、テレビを見過ぎると馬鹿になると言う人がいるが、報道番組などでも、結局は、視聴率を取って広告収入を上げることを目的としていて、まず、テレビ局自らの利益に影響が及びかねないようなことは放送されない。今回の中居トラブルのことが暴きつつあることは、中居個人の問題ではなく、放送局そのものの姿勢が問われかねないことにある。巷で噂されているような女性社員を使った接待があったとまでは言わないまでも、有名人などに媚びる姿勢がテレビ局にあることも事実だろう。今回、フジテレビは、中居トラブルの件について、自らの責任の全否定という姿勢を見せている。それが本当に正しいのだろうか。元女性社員が社員であった時に起こった、有名タレントとの重大なトラブルを隠ぺいしようとしてきたのではなかったのか。そして、それが会社ぐるみではなかったのか、その説明責任は無いというのか、疑問が残る。このトラブルのことについても、週刊誌やスポーツ新聞は報道しても、大手の新聞社や放送局は無視している。共同通信がようやくトラブルがあったこと自体は報道したが、それでも、テレビ局が無視を決め込むことは理解出来ない。特に、ワイドショーでは、取るに足らない芸能人のスキャンダルなどについては面白おかしく放送しているのに、有名タレントやキー局であるテレビ局が絡むと、ここまで無視しているのかとガッカリしてしまう。マスコミを自認しているテレビや新聞に、放送しない、報道しない自由などは認められない。
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「世界に一つだけの花」の歌詞を改めて中居君と関係者に捧げたい。

2024年12月29日 | 日記
 日テレ系で一昨日放送された「ナカイの窓」という番組を見た。全くのバラエティであって、この中途半端なおふざけ番組は、見終わっても見事に何も残らなかった。通常の通り、CMも流れていたし、事前収録の番組なので当然なのだろうが、中居も、いつもの通りに作り笑いを浮かべながら番組を進行していた。それが不気味でもあった。
 ようやく、共同通信から、以下のような配信があったようだ。
 『タレントの中居正広さん(52)が会食で同席した女性との間で「トラブル」があったと「週刊文春」などが報じ、フジテレビは27日、同誌が記事中で会食を設定したとされた同局員について「会の設定を含め一切関与しておりません」と否定するコメントを発表した。フジは公式サイトで、文春などの報道について「事実でないことが含まれている」とし、発行元の出版社にも伝えたという。  26日発売の週刊文春は、2023年6月に20代の女性と中居さんとの会食でトラブルが起き「意に沿わない性的行為」があったとの見方を報じた。中居さんはその後、女性に9千万円の解決金を支払って示談したという。中居さん側の代理人は27日までの共同通信の取材に「週刊誌報道に関する内容については、既に解決済みで当事者間で守秘義務がありますので具体的なお答えはできません」と回答した。』

 ジャニー喜多川の行った多数の青少年被害の性加害について、当時においても、旧ジャニーズ事務所やテレビ局などのマスコミ関係者が薄々知りながらもジャニーズ事務所の影響力に憚り、知らない振りをしながら番組等に起用を続け、BBCなどの海外メディアで報道されるまでは何の対策も取ろうとはしなかったことは、日本のマスメディアの良心を疑わせたし、新聞やテレビの偽善性を疑わせることになった。ところが、今回の中居氏に関するトラブルについても、一部の週刊誌報道や、それを受けてのSNSでの炎上があっても、敢えて、テレビ局や大手のマスコミは無視し続けていた。これは、コンプライアンスや報道倫理を強化すると言いながら、当事者間で和解が成立しているからとして報道をしない理由にしていたのであるが、特に、フジテレビにあっては、事案発生時において被害女性は同テレビ局の現職社員であったにも関わらず、変わらずに中居氏を番組に起用し続けていたのであり、会社が社員を守らずに何の為の組織なんだろうかという疑問を生んでいる。まず、フジテレビは、そのことを釈明すべきだと考える。また、同テレビ局の幹部社員が該会合をセットしたと噂されているのだから、少なくとも、客観的な第三者機関等に事実関係の調査を依頼し、その上で、調査事実を公表すべきではなかろうか。
 
 SMAPのヒット曲の一つに、「世界に一つだけの花」という曲があるが、その歌詞の中に、「そうさ僕らは 世界に一つだけの花、その花を咲かせるだけに一生懸命になればいい。」というくだりがあるが、中居君だけが世界に一つだけの花ではない。周りに咲こうとしている花もあり、その花の一つ一つが、世界に一つだけの花ではなかろうか。もし、万が一、中居君のこの歌の解釈において、『自分だけ良ければ、他人はどうなっても良い。』というようなものがあるとすれば、それは明らかに間違っている。改めて中居君と全てのマスメディア関係者にこの歌を捧げたい。
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大掃除の時期、今晩の「ナカイの窓」の放送に大いに関心を持っている。

2024年12月27日 | 日記
 少しずつではあるが、妻の指導の元に家の中の掃除をしている。残りは、リビングと台所、6畳の和室、ベランダとその窓となった。なんとはなしに少し疲れ気味で腰も痛い。

 今夜、日テレ系で「なかいの窓」が放送される。テレビのワイドショーでは今の所は一切取り上げられていないが、SNSや週刊誌、スポーツ紙では連日話題となっており、MCである中居が、事前収録の番組とはいえ、どの面で出演するか見たい。CMも通常通り流されるのだろうか、それともAC広告に替わっているのだろうか。
 被害者の元フジテレビアナウンサーについては、週刊誌のグラビアに登場したり、自分のフォトエッセイを出したり、外国の企業と連携したシャツのモデルとなったりと、ここに来て露出を増やしている。PTSDで入院していた時の写真は別人のようにやつれていたので、回復したとはいえ、急に活発に活動しだしたというのを目にすると、逆に週刊誌などに利用されているのかと心配してしまう。彼女は、元々慶應のミスコンに応募したり、アナウンサーになったりするくらいなので、上昇志向や承認欲求が強い女性であるように思えるが、現在の活発な行動は、PTSDの心理療法の一つである持続的エクスポージャ療法が非常に効果的に作用しているせいかも知れないが、彼女自身が生き直す目的でしていると思われるマスコミやSNSでの過度な露出は、フジテレビに代表されるオールドメディアの古い権力構造を必要以上に刺激したり、未だに中居を擁護するような愚かで頑迷な人々による誹謗中傷を受けることにもなりかねない。元気な振りをしていても、彼女はあくまでもトラウマの回復期にあって、このトラウマは、一生ついて回るものである以上、何かの反動があった時に、より深刻な心理的な打撃を受けかねない危険性も考えられる。
 ともあれ、フジテレビを代表する芸能マスコミの古い体質は、ジャニーズ騒動の後も頑固に残っていることが、今回の騒動でも明らかになった。若い女性アナウンサーを人気タレントの接待要員としてアテンドするようなことは、一流企業としてあってはならないことであり、テレビ業界の猛省を望みたいし、いい加減芸能界自体の体質も変わるべき大掃除が必要な時期に来ているのではなかろうか。もし、それでも、フジテレビなどが変わらないとするならば、自ら放送免許を返上すべきような重大な問題でもある。
 中居氏については、大金を支払ったからといって、その行った行為が取り消された訳ではない。親友の松本氏もそうだが、女性を自らの欲望を満たす為に平気で悲しませるような人間に芸能界にいて欲しくはない。

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風邪予防にマスクが効果的なのは言うまでもない。

2024年12月25日 | 日記
 私は、人混みに行くときは、今でもマスクを着用している。マスクの効果がどれ程あるかは知らないが、少なくともコロナ禍においては、マスクや手指消毒、嗽などしてもコロナの流行は防げなかったかもしれないが、インフルエンザの流行を少なくする効果があったのは事実だろう。レストランで食事中でも、平気でノーマスクで咳をする人がいるが、そのような人は礼儀をわきまえていないだけではなく、自分さえ良ければ人に感染させても良いという自分勝手な人なんだろう。コロナ禍が下火になり軽症化した昨年頃から日を追うごとにノーマスクの人が目立つようになり、少し前まではマスクをしている人の方が珍しくなってきた。そうすると、案の定、インフルエンザの流行期を迎えつつある。人間てなんて愚かな、学習しない生き物なんだろうと思っている。勿論、インフルエンザにしてもコロナにしても、マスクをしていても感染することはあるだろう。しかし、その危険性をマスクで少しでも減少できるなら、すべきだと考えている。
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