のろのろ台風は現在徳島県の阿南沖から南東方向へ進行中とのこと。未だに台風として勢力は維持しているようだが、明日には熱帯低気圧に変わる予定。しかし、台風一過とはならず、暑さと湿度が残っており、今日の最高気温は34℃で、明日は35℃に戻るとのこと。
ここ数日、喉が少しいがらっぽくて咳が出る時があり、アレルギーのせいかと思っていたが、咳をしていると妻が嫌がるので、昨晩は、以前に、コロナが流行している時に、風邪薬でさえ買えなくなると困ると思って買っていた風邪薬(コルゲンコーワIB錠)があったので飲んで寝た。熱はなさそうなので病院に行くのは億劫だ。また、コロナではないとは思っている。今朝は、少し良くなっているが、雨が降っているので散歩には行っていない。
今朝の新聞を読んで驚いたのは、徳島県の今年の出生者数が1845人だったことで、改めて県のホームページで人口推計を見ると、昨年一年間では3600人余りであったので、そんなものなのかとも思ったが、その中で成人したら他県に移動する者も何百人かいることを思うと、徳島県のような小さな県では、20年後、30年後には、更に高齢化した人口と、縮小化した産業やインフラを支えていくことが出来ないだろう。ちなみに、我々と同時期に生まれた人は、この三倍以上いたように記憶しているが、既に、この70年間で、年齢別の人口が三分の一以下になってしまっている。後藤田知事は、確か、「ここ数年間が、徳島県が存続していけるかどうかの分かれ道だ」と言っていたと記憶しているが、構造的な問題なので余程頑張らないと県自体の存続が危うくなるだろう。そういえば、今朝の新聞には、東京都に住む未婚女性の都外への移住婚に補助金を支給する予定であったものが中止になったとの記事も出ていた。政府も様ざまなことを考えているのだろうが、確かに、その政策については筋が良くないという感じがするので中止にすることは妥当だろう。しかし、地方創成というか、地方が存続していけなければ、結局、長い目で見れば、東京などの大都市にもマイナスの影響が出て来るだろう。大体、首都直下型地震とかの大災害が起こったら何千万人かの人々に大きな影響が出て国として立ちいかなくなってしまうのは目に見えている。関東大震災の時でも、東京が大空襲で壊滅状態になった時でも、まだ、地方には何らかの余力があったのでどうにかなった。しかし、地方が滅んでしまえば、そういう訳にはいかない。それ程のかってないほどの事態に地方がなろうとしているという認識を全国民が持つべきではなかろうか。
台風といえば、熱帯低気圧になっても、中部地方から関東にかけての地域には線状降水帯などの大雨が降る可能性も残されているとのこと。そんな悪天候の中でも、24時間テレビでは、ヤスコという元自衛官タレントが24時間マラソンをするという。24時間テレビは、昨年、チャリティーで集めたお金を一部の系列テレビ局幹部などが着服していたとの疑惑が報道され、チャリティーという名目で、テレビ番組の中で大量のCMを打ち、CMで入ってくる広告料収入はテレビ局がそのまま手にして、チャリティで集めたお金の一部が福祉団体に寄付されるという構造が明らかになった。ジャニタレを使わなくなったことは一歩前進ではあるが、24時間テレビの、この番組をすることによって、テレビ局が確実に儲かるという収益構造自体を変えようとせず、チャリティを看板にボランティアなどのやりがい搾取とも言うべきものや、障碍者などの社会的弱者を見世物的に使うことは、テレビ局という公共の電波を扱っている会社にとってはどうなんだろうか。また、この猛暑と荒天が予想される中で、可哀そうなタレントを走らせて、お涙頂戴で視聴率を稼ごうというその魂胆は見え透いているというか、むしろ、さもしいとしか思えない。