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my diary

オンラインカジノについて

2025年02月05日 | 日記
 十数年前から、警察には、「オンラインカジノで勝ったということで海外から利用客の口座に送金があったが、どうすれば良いか。犯罪収益にはならないのか。」等の相談が銀行から寄せられたりしていた。ところが、その時点での警察の対応には、「グレーゾーンであるが、そのことについては銀行に対応を委ねる。」という消極的なものが見られた。
 21世紀に入って、債権回収業者や裁判所などを名乗る架空請求事案が全国的に相次ぐようになった。この犯罪の背景には、現在の特殊詐欺や匿名流動型犯罪に通ずる、金主・指示役・掛け子・受け子などの役割分担をした組織的な犯罪組織がいて、住所を貸す私書箱業者や電話番号を貸す業者、集めた名簿を犯罪グループに譲渡する業者の存在が見られた。この犯罪については、初期の段階でも、一部の警察においては事件化に向けての積極的な動きも見られたが、警察の組織には都道府県警察という縦割り意識が根強く、全国的な広域捜査体制が整ったのは、少し年月が経ってのことであった。
 オンラインカジノについても、2022年に、山口県阿武町で新型コロナウイルス対策関連の給付金4630万円が誤って振り込まれ、その口座の持ち主である男性が「(入金された給付金を)海外の数社のネットカジノで全部使った」と話したことがマスコミに大きく取り上げられたが、それでも、オンラインカジノはグレーゾーンという意識が国民の間には強くあり、捜査当局も、取次業者や決済代行業者などが複数介在して捜査が困難であることもあって、どちらかといえば、消極的な姿勢に終始してきたのではなかろうか。ところが、最近になって、オンラインカジノに関する相談件数が5年前よりも12倍にもなるというように、全国的に問題となってきて、ようやく、捜査当局も積極的に取り締まりを強化するようになってきたようだ。下記の政府広報は、2025年1月9日付で掲載されているが、そもそも、十数年前から、その兆しである相談も警察等には寄せられていたのであるから、ネットの一般的な利用拡大や、グレーゾーンであるという誤った認識もあったのだから、この利用が更に拡大し、オンラインカジノで多額の借金を抱える人も増えて来ることなどは、予見されていても当然であったように思われる。「拙速は巧遅に勝る」という諺もあるが、公的機関が何らかの対策をするようになるのは、何事も非常に遅い気がしてならない。行政や取り締まり当局には、現時点では兆候に過ぎないとしても放置すれば、その事案が如何に悪化するかを予見する目を持って、果断に必要な対策を行って欲しいものだ。


※ 政府広報より抜粋
 オンラインカジノサイトの多くは海外で運営されているといわれています。その国では合法的に運営されているとしても、日本国内からこれらのサイトにアクセスしてオンラインカジノで賭博を行うことは、「賭博罪」などの犯罪となります。
  オンラインカジノの多くは、サイト上に銀行口座やクレジットカードなどを紐付けたアカウントを作り、ポイントなどを購入してゲームを行い、獲得したポイントを換金する仕組みになっています。また、「入金不要 初回ボーナスプレゼント」のように初めは無料で利用できるサービスなどで巧妙におすすめして利用者を誘い込んでいます。こうした気軽さから、一般のオンラインゲームでの課金との境界が曖昧になり、犯罪に手を染めている自覚がないまま利用してしまうケースも少なくないとの指摘もあります。
 「オンラインカジノは海外で合法的に運営されているから利用しても大丈夫」「日本には取り締まる法律がない」「違法だと知らなかったと主張すれば罪にならない」といった誤った情報発信も見受けられますが、日本国内からオンラインカジノにアクセスして賭博を行うことは犯罪です。オンラインカジノの違法性に「グレーゾーン」はありません。
 さらに、インターネットで検索すると、おすすめのオンラインカジノを紹介するサイトや、オンラインカジノの利用方法を紹介するサイトが出てきたり、オンラインカジノでゲームに興じている様子を配信する動画が出てきたりします。こうした情報は、オンラインカジノがあたかも気軽に利用できるものであるかのような印象を与えますが、上述のとおり日本国内からオンラインカジノにアクセスして賭博を行うことは犯罪ですので、このような動画につられてオンラインカジノにアクセスすることのないよう、くれぐれも注意が必要です。

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立春の翌日の初雪

2025年02月04日 | 日記
 今朝は寒かったものの、いつもの服装でのウォーキング中は、それほど寒さは感じなかった。ところが、午後3時頃から雪がちらつきだした。徳島市では、年に数回くらいしか雪が降らないので、子供の時から雪が降ってくると何かうれしく感じてしまう。何なら、雪が積んだら今でも雪だるまでも拵えたいくらいな気分を持っている。しかし、全国的には大雪警報が出ている地域もあり、この一週間先まで寒さが続くとの予報が出ている。

 昨日は、天気予報を見て、翌日から寒さが続くということだったので、三か月ごとに眼圧と白内障予防の目薬を貰っている眼科に、自転車で朝一番に行ってきた。診察では、悪くもなっていないが、良くもなっていないということだったが、このところ、池波正太郎の分厚い小説を借りてきて読んだり、テレビの時代劇専門チャンネルなどで剣客商売や鬼平犯科帳を見たり、寝床に入ってタブレットで中居・フジ騒動のヤフーニュースなどを見過ぎて眼を酷使しているので、実は少し不安だったので良かった。昼食は、びっくりドンキーで季節のランチを食べた。しばらくぶりに行くと、びっくりドンキーもロボットで配膳されてきたのには、少し「びっくり」した。サイゼリアでも、ガストでも、配膳ロボットを導入しているが、何か寂しいような気分になるのは変だろうか。ところで、株価は下落傾向で、年金は一向に上がらなく、その反対に消費者物価は爆上がり気味なのに、私は、このところ外食が多くなっていて、少し贅沢のし過ぎのような気もする。でも、「71歳、今更ケチってどうするか。美味しいものを食べて、楽しんだ方が勝ちだ。」とも思う今日この頃でもある。

 
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バレる

2025年02月02日 | 日記
 昨日は節分であったが、いつの時代からなのか、「恵方巻を食べる日」に替わっているようでもある。おそらく、業者の巧みな広告によってバレンタインデーをチョコレートの日にしてしまったように、江戸時代に夏場には大して売れていなかった鰻を、平賀源内が発案した広告効果で、土用に鰻を食べるという風習が出来てしまったように、恵方巻を食べる習慣は、節分に恵方巻を食べるという関西の一部の商家にしかなかった風習に目を付けた業者が、いつの間にか全国的に広めたものだろう。特に、その際、イオンのようなスーパーが広告に果たした役割も大きいと思う。それが頭の中で判っていても、敢えて昨日、イオンのスーパーで恵方巻を買って帰った。ところが、私の買ったものは中巻4本入りのパックで、事前にイオンの広告を見ていて千円余りの値段であったものであった。ところが、売り場が込み合っていたので、少し待ってから行ってみると、何と、先に見たときは、千円余りの値札がついていた同じ商品に、498円の値札が付いたものが混在して売られていた。私と同様に、それに気付いた人が数人いて不思議そうな顔をしていたが、私は同じ物ならと思い安い値札の物を買って帰った。後で思うと、平日は498円の値段で売っていて、この日だけ倍の値札を付けていたのを、店員の一人が、うっかりして平日の値札を貼ってしまった物も売り場に出してしまったのだろうと想像した。確かに、この日は、平日より高い巻寿司でもお客さんが取り合い状態で買っていたが、そんな中での思いがけないチョンボがあったのだろうか。
 
 中居・フジテレビトラブルについての炎上状態は依然として継続しているようだ。ユーチューブでバズっているのは、ホリエモンと元フジテレビアナウンサーの長谷川豊さんが対談したもので、長谷川さんからは、フジテレビの緩い体質と、女子アナを接待に使うということが普通に行われていたというようなことが述べられていた。元アナウンサーなので、長谷川さんの言説には、ある程度は盛ったものもあるかもしれないと思って視聴したが、話半分に聞いても、週刊誌報道されていて、フジテレビが明確に否定している矛盾が、ある程度は解消されたような気がした。文春の記事の訂正があって、フジテレビ側に立つタレントなどからは、フジテレビは、中居トラブルに関係がなかったかのような言説があるようになったが、長谷川さんのような人が、今後も出てくるとなると、当面、フジテレビに出稿を取りやめたスポンサーが戻ってくるという要素は無いかもしれない。鶴瓶師匠にまでが、とばっちりを受けて、スシロウのコマーシャルが無くなってしまったのは残念であるが、元々、鶴瓶師匠は回る寿司を食べたことがなかったそうだし、スシロウの看板となるのは無理があったのかもしれない。
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女性が社会で本当に活躍する為の問題。

2025年02月02日 | 日記
 中居・フジテレビ問題については、文春が訂正記事を出して、それが切っ掛けとなったかのように、まるで、フジテレビ擁護派の反撃が一斉に始まったかのような動きがあったが、昨夕のTBSの報道特集で、「テレビ局は女性や性の問題をどう扱ってきたのか、そして業界でのセクハラの実態は? 」等の内容が放送され、特に、元TBSアナウンサーでタレント、エッセイストの小島慶子(52)が、「テレビ局が長い間、水泳大会など女性をコンテンツとして扱ってきた側面があることを指摘し、テレビ出演の男女の比率の数字を見て、10代、20代は女性が男性に比べて圧倒的に多いが、30代からは急に男性が多くなることについて述べ、「10代、20代の女性たちがどんな仕事をしているのかを見てみると、アナウンサー、キャスター、モデル、タレント」で、「若くて見た目の整った女性しか画面に映す価値はないという、非常に強固なこの業界の思い込みをすぐに捨ててほしい」とルッキズム重視の業界の見直しを訴えた。」のは、久しぶりに、この種の番組で珍しく、まともな事を言っていると思えた。
 私は、中居やフジテレビがどうこうしたとか、それについて証拠があるかどうかなどの問題は、本質では無いと考えている。それよりも、女性アナウンサーが容姿などの基準で採用され、有力タレントなどへの接待要員として会食などに動員されていたり、芸能人まがいの扱いをされていることに、放送局関係者が何の疑問も持っていないことに違和感を覚えてならない。
 政府にしても、男女共同参画とか言って、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」です。(男女共同参画社会基本法第2条) としているにも関わらず、この国の放送局で見られているように、明らかに、若い女性というだけで特別視され、視聴率を稼ぐ為や、関係先と良好な関係の為の接待役として期待されているような風潮が根強く残っていることが残念でならないし、中居・フジテレビ問題で問わなければならない最も大きな問題であると思う。
 こんなことを続けているから、日本のジェンダーギャップ指数が、世界の中で125位という、開発途上国よりも劣ることが続いていて、一向に改善しないことの大きな原因であろう。女性自身にあっても、例えば、アナウンサーという職業を選択したのであれば、単なるニュースを読み上げたり、実況放送をするだけのアナウンサーに留まらず、テレビやラジオなどのニュース番組で、ニュースについて解説や論評を加えつつ番組を進行する人であるキャスター (外国では、アンカーパーソンやプレゼンターとも呼ばれる)に成れるように自己研鑽に励むべきだし、テレビ局側に対しても、女性がキャスターに成れるように働きかけをすべきではないだろうか。

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