3月に沖縄への4日間のツアー旅行に行ったが、この日曜日からは3日間の長崎、軍艦島、ハウステンボスへのツアー旅行に行ってきた。今回の旅行の感想としては、①同じくらいの料金であったのに春に行った沖縄旅行と比較してホテルなどの格が落ち、昼食も付かなかったことは、最近の国内旅行代金の値上がりという面があるのではと思ったこと。②大宰府天満宮などでは、平日にも関わらずインバウンド客や修学旅行生で込み合っていたことが、むしろ奇異に感じたことで、菅原道真公を祭った神社であるとしても、そもそもの由来は平安時代特有の怨念を鎮めるということから出来た神社であり、受験の神様という現世利益を求めたいという面はあるにしても、混雑するほどの人が訪問していること自体が不思議な感じがした。③軍艦島については、日本の近代化を支えた炭鉱の島で、明治、大正、昭和と、狭い島に日本初の高層集合住宅が建ち、娯楽施設もあって、5千人を超える人々が住んでいたのに、閉山から50年で、台風や風雨に荒らされたとはいえ、ほとんど廃墟化しているのを見て、歳月の移り変わりに伴う哀れさというものを強く感じた。これを見ると、修学旅行先に大宰府天満宮などに行くよりも余程良いのではないだろうかと思った。もっとも、どうせ大宰府に行くなら、天満宮よりも大宰府跡に行って、古代の外交や通商に大宰府の果たしていた役割を考えさせる方が良いとも思う。④昼食に長崎スタジアムシティに立ち寄ったが、近代的なサッカー場と、その周辺の商業施設については、最近のスポーツ施設の在り方として感銘を受けた。⑤ハウステンボスには、30年か40年前に個人旅行で行った記憶があるが、その当時と比較すると、施設は広がっているのかもしれないが、賑わいという面では昔の方があったように感じた。ユニバやディズニーには、とても及ばないというように感じるし、アジア系の観光客は見かけたが、昔と比べるからかもしれないが、何か寂しさを感じた。
今回の旅行期間は、衆議院選挙の投開票日の当日で、ワールドシリーズの野球中継も十分見えなかったが、天候も悪くなくて、少し疲れはしたものの、全体としては良かった方だと感じた。旅行から帰ってくると、気温も低下していて半袖シャツでは少し寒く、今頃になって秋を感じているが、もうすぐに冬になるのだろう。
衆議院選挙の結果については、自公与党が過半数割れであったが、国民民主が選挙前の4倍の28議席になって、ある意味では与野党の間にあってキャスティングボードを握るかもしれないようになっているのも、自民党などが、最近の消費者物価の高騰に苦しんでいる庶民の感覚とはズレた政治姿勢であったのに対して、国民民主は、生活者の手取りを増やすとかの庶民に寄り添った政策を訴えてきた為だろう。今後の政局がどうなるかは読めないものがあるが、石破内閣がしばらく続くような気もする。セレブ感覚の世襲議員の多い自民党の政治が、少しでも国民目線に是正されることを願いたい。