まだ、春なのに気温が20℃を超えようかという日々が続いている。今日も午後遅くから雨模様の予報で、朝は曇り空であるが気温は高くなりそうだ。今日の私の服装はTシャツの上にニットのセーターを着て過ごしているが、昼から気温が高くなったらセーターは脱ごうと考えている。
万博の開催が一年を切ったが、どうやら、ゴミと浚渫土の埋立地に作られた万博会場の工事はうまく行っていないようだ。橋下元知事等維新の幹部と安倍自民党の話し合いの中で決まったものだったろうが、IR問題も絡んで、舞洲という埋立地が会場となったのだろうが、元々、50年以上前の前回の万博の発想の延長線での構想がうまく行くはずもなかったし、前回の万博が成功したのも、我が国が高度経済成長の途中にあって、経済的な勢いがあったし、珍しいイベント物ということもあって人々の関心が高かったことが大きい。しかし、前回の万博も、暑い最中に有名館には長い行列を作らなければ入れなかった。今回は、それ以上になりそうだし、最近の高温化傾向もあり、会場へのアクセスが限られているという問題もあって問題が噴出しそうだ。未だに前売り券が6%程度しか売れていないとのこと。建設費の高騰から各国の独自館の建設が困難になっているというし、前途多難であるとしか言いようがない。維新と吉村知事は、未だに楽観的な見解のようだが、万博後に、IRという賭博場の開設という胡散臭い話も絡んでおり、本当に国民・府民の方向を向いて考えているのか疑問が多い。大谷選手の元通訳の問題でもわかるように、それでなくともパチンコなどのギャンブル依存症問題を抱えている我が国にカジノは不要だろう。
相変わらず岸田内閣と自民党の支持率が低迷しており、国政選挙をすれば自民党は敗北する可能性が高いと思われる。もっとも、社会党とも連立したような自民党であるから、また下野しそうになったら、維新や国民の補完勢力を取り込んで政権を維持しそうだ。しかし、家業としての二世議員の多い自民党と、万博・IR問題でミソをつけている維新が組んだとして、それで国民の支持が得られるのだろうか。ともあれ、この国の没落傾向は益々強まるだけだろう。
敢えて、幸先良いことを探すとすれば、先程、大谷が久しぶりにホームランを打ったが、偏差値至上主義と金持ちになること、スポーツエリートになることなどにしか価値があると教えてこなかった我が国の教育制度は、たまに、大谷のようなスポーツエリートを産みだして、しかし、我が国では実力を発揮出来ない為に、本当の意味での優秀者は、海外志向とならざるを得ないが、それでも、彼らは、沈みゆく我が国を横目で見ながら、海外で活躍し続けるだろう。頑固な平和主義と、私有財産優先主義に凝り固まった占領憲法を80年近くなっても、未だに一項すら変えることの出来ない我が国からは、その限界を感じた能力のある若い人達は、今後も外国へと脱出していくだろう。