〇 札幌のガールズバー放火事件は、被害者の一人の女性従業員の元交際相手がガソリンに火をつけたことが原因とのこと。なお、この女性は7日に交番に「彼氏が暴れた」と相談していたという。男女交際で別れ話がもつれてDVの相談をしていたものの、その後に事件に発展したということは過去にも多くあり、この為に警察ではDV相談を受けたときには専門部署に引き継いで対応することになっているが、警察が加害者に指導しても、後でこのような事件が起こってしまうことも多々あり、被害者が警察に相談したことで安心してしまうのか、それとも、更に深刻な事件に発展するかもしれないと思わず、遠距離に逃げたりしない為なのか、どちらにしても男女関係が縺れた場合に対応を誤ってしまえば、とんでもないことが起こる可能性もあるということだろう。恋愛をする前に相手を見抜く目を養うということも大切なことではなかろうか。警察においても、加害者側への指導・注意に留まるのではなく、その後の動向確認の徹底もお願いしたい。
〇 兵庫県知事の斎藤氏に関係するトラブルが尾を引いており、収まりそうもない。前井戸知事派の利権構造にメスを入れるという斎藤氏のやり方は、県職員OBの再就職にも関係し、県庁舎建て替えの中止なども利権を求める業者の恨みもかっていたかもしれない。そして、斎藤氏のパワハラ・おねだり、優勝パレードにおける寄附問題疑惑などが書かれた怪文書がマスコミ等にばら撒かれたことなどから、百条委員会が設置され、審議途中のままで、知事の辞職要求決議が全会一致で可決されたが、失職した斎藤氏が、百万票以上の票を集めて当選し、これからは県議会等と融和を図って再スタートしようかというところで、知事選挙に当って斎藤氏がSNS戦略などを相談したPR会社社長がSNS上に自分が主体で広報活動を実施したかのようにネット上でコメントし、もし、その通りであるとすると公職選挙法等に抵触するのではないかと問題視されるに至っている。事実は藪の中めいたものがあるが、これ以上騒ぎが続くなら兵庫県政にはマイナスでしかない。マスコミも騒ぎ過ぎでうんざりしてしまう。フジテレビなどは、大谷選手の新居をバラした騒動にも懲りず、PR会社社長宅に突撃取材を敢行しようとしたそうだ。何の権利があって、容疑者でもない人の自宅まで押しかける権利があるのか。マスコミの常識を疑ってしまう。