今日はハロウィンの日らしい。巷には、子供達に仮装させて喜んでいる親もいたりして、確かに想い出にはなるだろう。私には子供もおらず、仮に子供がいたとしても孫の世代となっているだろうし、いよいよ無関係だ。
さて、韓国のイデオン(梨泰院)とかいう街角の雑踏事故で154人もの人が圧死したとのこと。日本人も2人含まれているという。韓流ブームか何か知らないが、韓国に留学にしていて、有名な街区で人波にもまれて死んでしまったのは何とも残念であったろう。日本でも、この時期になると、渋谷などで仮装してハロウィンの騒ぎを楽しんでいる人達のニュース映像を見ることが多くなってきた。コロナが完全に収束した訳でもないのに、いくら若者は感染しても軽症の人が多いとしても無警戒にもほどがある。
日本でハロウィンに何故、若者達が集まるのかということについて既に社会心理学などでは様々な分析もされているようだが、そもそも、ハロウィンとは、アイルランドに住むケルト人の習俗であったものがアメリカに渡って現在のような形になったもので、クリスマスやバレンタインデーなどと同様にアメリカの風習に興味を持った人がいて、それに商売人が乗っかって、このようなことになっていったのかもしれない。
日本では、現代に至っても、弥生時代以降、長年続いてきた村社会の要素が社会生活から抜けきれておらず、そのため、家庭でも、職場や学校でもストレスを溜めがちであり、「自己主張したいのに出来ない」とか、「この機会に仮装でもして騒ぎたい」とか、「みんなが行っているから大丈夫」とかの、情緒性、無責任性、同質性という心理が働きがちになっているとも考えられている。ようするに騒ぎたい、見に行きたいということで、それにスマホの撮影機能とSNSでの情報拡散機能が加わって群衆が集まることになっているのだろう。
しかし、高齢者である私には、そんなバカ騒ぎはニュースで見るだけにしておきたい。大体、東京などで満員電車などに乗って、自由な動きも出来ずに降りたい駅で降りるのに一苦労した覚えがあるが、何で、好き好んで、そんな群衆の集合するような所に行こうとするのだろうか。コロナも高止まりで、一向に収束しないではないか。それを政府は、「外ではマスクをしなくても良い」とか言っているが、その科学的な根拠はあるのだろうか。そもそも、空気感染の事実すら今年の初めに至るまで認めようとしなかったのは政府ではなかったのか。今になって、外でノーマスクでいても絶対に感染しないとどうして言いきれるのかわからない。ハロウィンでのバカ騒ぎは感染拡大に資するだけのような気がする。
ところで、先日、5回目のワクチンの接種券が届いた。次回接種までは5か月の経過期間が必要と言っていたのが、3か月となったらしい。朝令暮改とは先日の岸田首相の統一教会への質問権の話だったが、ワクチン接種も朝令暮改が行われているようだ。我が国の感染研究者が欧米よりも劣っているせいなんだろうか。妻も4回目の接種がまだなので、来月中には一緒に接種しに行くつもりだ。未だに、副作用の方が感染するよりも影響が大きいと言っている人もいるようだが、参政党とかいう党の人らしいが、科学的・統計的な根拠に基づいているのだろうか。知りもしないことを大げさに言うのは止めた方が良いと思う。