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ジョーカーウーマンの「明日もボブで狂うわよ!」 (第11回) ボブが来日する2020年です!

2020-01-30 13:49:23 | BOB DYLAN

明けましておめでとうございま~~~す☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ついにボブ・ディランが来日する2020年が明けました!

若め?ファンは2010年が初体験だった方もいるのではないでしょうか?

あれから10年、当時特に10年後のボブ・ディランのことも、10年後の自分自身のことも考えてなかったですが、、、、またボブを日本で観ることができるなんて。。

改めまして、、、祝☆来日です。

某様のブログでボブ・ディラン2019年10大ニュース発表されてたので、私も倣いまして
、昨年のボブ・ディランびっくりニュース(自分目線)発表させていただきます。

10位からじゃなくて、1位から行きます。

1位 :ローリング・サンダー・レヴュー: マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説、Netflix で公開される

皆さん、ご覧になりましたか?
RTRカッコよかったですね。今まで観たことない映像がザクザク。
保存できないのが残念ですが、Netflixは今のところ格安なので観なおしたいときに入って、ついてに他の映画も観るのもいいかもですね。

シャロン・ストーンが変なこと言い出すまで、すっかり実ドキュメンタリーと信じて観てました。(いずぅものおくぅに)

聞いたことない関係者の名前多いと思った。

作り話ならもっと面白くてもいいんじゃないの?と少し思いましたが(少しだけ!)。

自分的にはアレン・ギンズバーグ映像と語る今ボブが良かったです。


2位:ニール・ヤングとデュエットする

まさかのデュエット!選曲も最高。
動画サイトで即効観ることができる時代に感謝!


3位:ピアノの向きを変える

先の配置は何年続いたのでしょう?
すっかり不動と信じてました。

推測では夏にニール・ヤングとステージを共にした時にインスパイアされたとか。。。
ニール・ヤングのステージどんなのかチェックしてないから知らんけど。。)

前の配置と信じ「ボブが横向きになってもピアノ前がいい~」という人が、右ブロックのチケットばかり購入して、秋ツアー始まって大ショックというようなドラマも展開されました。

救いは右ブロックはボブのふわふわヘアーしか見えない時もあるけど、ボブに近くはある、というところでしょうか?

私は全ブロック取り交ぜて座りましたが、意外と全部良いことろがあって、より平等(ボブの姿を楽しむことについて)な配置かもしれません。

※来日時は元に戻ってる可能性もあります。


4位:毎回ギターを弾くようになる

たま~~~にギターを披露してくれることはあったけど、もう弾かなくなっていたのは周知の事実。
正直言うと私はボブのピアノの方が格段に好きなのですが、それでもボブ・ディランがギターを弾いてる姿は素直に嬉しかった。

また、昨秋ツアー最後の方では「ギター弾くのレアだから」という理由ではなく、本当にギター良かったんです。好きです。


5位:ウィーンで写真を撮った観客を注意する+Dignityがセットリストに(すぐ消える)

おもしろかったから、第5位。
「play or pose」事件の後日、Dignity never been photographed の歌詞が「メッセージか?」と思わせる「Dignity」が一瞬登場。現地で聞けた人超ラッキー!

「play or pose」事件の翌日のショーではDignityも登場せず、グランドピアノの蓋を開けて視界をブロックされるという、とばっちりを受けただけなんですよね。。。
ちょっと怒ってるボブの演奏は良かったです。


6位:不動のバンドメンバー変わる+マネキン登場

スチュの代わりのメンバーなしで行くのかと思ってたら、ギター要員としてBob Britさん参加。そしてドラマーがMatt Chamberlain さんに交代です。

ボブは秋ツアーかなりご機嫌で、ネットでは「ステージ終わった後、メンバー、一人一人と長いハグをしていた」目撃情報まで登場。

デフォルトで機嫌悪そうなボブ・ディランを長年愛してたのに調子狂う。。。けど、ボブが楽しかったら結果オーライです。

生きたメンバーではないけど、男女マネキン3体登場。
確か名前はディヴ、レイチェル、フィオナかな、、、常にドレスアップしてる。
ファンの大方は苦笑しているが、後列配置で良かった。。。心からそう思う。

わざわざ飛行機に載せて日本まで持ってくるのだろうか。。。。


7位:Lenny Bruceがセットリストに(継続中)

今や固定セトリが連続して続くようになったので、新しい曲登場は非常に重要。
「レニー?」と思ったけど、かなり良いです。
響きが美しかった「シナノン」が「バビロン」になってるけど。

好きだったフレーズ消滅と言えば、Thin Manの「tax-deductible charity organization」
が知らん間に消えてて、何かしらのディナーインビテーションみたいな歌詞になってた。
んーーー。仕方ないか。。。


8位:メンバー紹介復活する +NYC公演で観客席にいた有名人を紹介する

不動かと思われたメンバー変更のためか?長年無かったメンバー紹介がおもむろに復活し、ファンを喜ばせる。

メンバー紹介がないのは、変わった行為なのかもしれないが、すっかりボブ・ディランに慣れてしまってる身には、多分他のアーティスト観に行ったら「この人曲の間にお喋りしてる~~???何なん?」と違和感を感じそう。

必要ある時だけ喋る(新しいメンバー紹介する・休憩行くけど、まだあるからね、と告知する)、喋りたい時だけ喋る、凄く筋が通ってる。

メンバー紹介と並んで有名人紹介は大きな驚き。

基本的に、喋らず、愛想がない印象が強いが、過去にもこのような事例があったと思うし、ジョークの時間があった時代すらあったけど。

もう「過去の事例」とかいう時点でレアってことですけどね。

ボブの喋ってる声を聴くのは大好き。
独自の抑揚が歌ってるみたいに聴こえるのは私だけでしょうか?

しかし、ボブ・ディランは、たまに喋るから良い!と思う。
1曲減らして喋られても困る。


10位:秋ツアーの日程遅れる+日本ツアー発表される+近年で最高のツアーと絶賛される

ウィーンで躓いてコケそうになったの見た時も怖かったけど、秋ツアー発表が例年よりも遅かったのも、発表までの間どきどきしました。

78歳という年齢もあり、最近は絵画等の製作もしてるし、もしかして、秋ツアー無いのかも。。。から、想像はどんどん膨らみ、もうツアーしないんじゃないか、少なくとも、今からの発表じゃ、短いツアーになるだろう、NYだけかも、、とか不安な夏を過ごしました。

一転、何事もなかったかのように、通常のアメリカ西→東の北回りフル日程が発表され、、、「焦らしたから」でも無いと思いますが、チケットも数年前よりバンバン売れてた模様(チケットマスターのシートマップ確認の印象です)。

蓋を開けたら、ツアー開幕より絶賛の嵐。
確かにどの音源聴いても良いわ。

私は、毎年毎回同じこと言ってる自覚があるので、当てにはできないけど、実際レビューや記事でも褒められてるわ。絶賛されてるわ。

何よりも、ボブ・ディラン本人がご機嫌なのが、絶好調の証拠。
少なくとも納得いくショーであるのかと思います。

さて、そんな流れでの今年の来日公演。。。良くないはずがないです。

ボブの心中は判る訳ないですが、当然昔からの知人・友人の訃報も多いはずで、思うところはあるとは推測してます。

ボブ・ディランのコンサートは私の知ってる限りとはなりますが、常に真剣、超ストロング・スタイルの本物ショーであったかと思います。

とにかく凄い人です。

しかも、ここ数年はもっと研ぎ澄まされてる感覚があります。
本年の日本、近年の最高のツアーの上書きが予想されます。

数年に一度しか日本ツアーは無いので、仕方なく海外まで行ってますが、日本で観るのが一番良いです。
勿論、私が日本人なのでノリが合うのもあるでしょうが、全員が真剣に聴いてるところが素晴らしいです。

思考が停止するくらい、また終わった後が怖い位、楽しみなのです。

《 ジョーカーウーマン 筆》


ジョーカーウーマンの「明日もボブで狂うわよ!」(第10回) 11〜12月のアメリカン・ツアー体験記

2019-12-31 08:31:26 | BOB DYLAN


11/23 Beacon Theatre 

初日から最終回までの10回と
ツアー最終日の12/8 DCのショー。

これで2019年の最後のショーと、
2020年の最初のショー(現時点で4/1東京公演)を観れること確定。なんて幸せなんでしょう!

そう、次は待ちに待ったというか、半ば諦めも入っていた、日本ツアー!

ボブディラン日本ツアー2020!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


うれしーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!


さて。

2019年春ツアーを、当ブログ内で
「最強最高のツアー」的に評してしまってるので言いにくいですが、2019年秋ツアーはそれを更に「進化&深化」させた「最強ツアー」となってしまいました。

一体ボブ・ディランに何が起こっているのでしょう?

大人しく老けていくようなおじさんではないことは、ハッキリしてますが、「ここまで??」と驚愕を押さえられません。

Beacon TheatreはAllman brothers bandがロングランでやってたんでしたっけ?

ともかく、10夜は思い切りよい話で、それなら私も
「思い切りよく10夜行っちゃえ~、DCも行っちゃえ~」
と手配したものの。。。

「流石にちょっとやり過ぎたかな~~~
   日本公演も発表されたし、、、、」
と思ってましたが、
蓋を開けたら近年の水準を遥かに超えた素晴らしいショーばかり(分かってます。毎回同じこと言ってるんでしょ)!
しかもその近年の水準が激しく高い上で、「遥かに超えた」と言わせて頂きます。

一曲一曲が力強い。
集中力がはんぱない。
ギター弾いてる。
ピアノも弾いてる。

曲は固定となったけど、その分の完成度が凄い。また、選曲的にも多くのファンが満足しているバランスの良い内容。最初から最後まで完璧!

あと、大きな変化として、ギターとドラムが新メンバーとなりました。
※写真の↓で示しました。

長年同じメンバーだったから、新メンバー入ってどうなるのか?と思ったけど、良かったです。流石です。

ドラマーのジョージ・リセーリはガン闘病中という噂なので、治癒後、戻ってきてくれる可能性があります
リセーリさんは最高のドラマー、戻ってきてくれるなら嬉しいけど、、、リセーリさんにとって一番良い道を選んで欲しいです。(皆さんジョージ・リセーリさんに最高最善が起こるよう祈りましょう!)

あと、歌わないバッキングコーラス部隊(マネキン)、デイブ、レイチェル、フィオナが参加してます。
どっちがレイチェルでどっちがフィオナなのかについては、ファン間でも混乱が起こっています。
彼らについては特に来て欲しいとは思いませんが、日本にも来る可能性があります。。。
これもボブ・ディランのセンスなんだと静かに受け容れましょう。。。

今回驚くべきことは、
「毎日毎日がベストショー」
と叫ぶレベルを凌駕し続けていたことだけではありません。

本ツアー開始後、メンバー紹介が復活しファンを賑わせていたのですが、
「さすがに新メンバー2人も入ったら、メンバー紹介するか」との納得もあるところ、なんとなんと、BeaconではまさかのMC、、、並びにボブジョーク(面白くないやつ)まで披露という破格のご機嫌ぶり!

8夜目に観客席にジャック・ホワイト、9夜目はスティーヴ・アールとローリングストーン誌作ったヤン・ウェナー、10夜目にはリトル・スティーブンとマーティン・スコセッシが居たので彼らの紹介で、ジョークも交え、結構喋ってました。
(実際には他にも有名人が観に来てた。レオナルド・ディカプリオ他。流石NY、流石ボブ)

でも確か過去にBeacon公演にはリンゴ・スターとか、後ちょっと忘れたけど色んな各界有名人も来てたけど全く紹介せず、、、今年は特にご機嫌としか思えない。

日本でもご機嫌で、たくさん面白くないジョークを飛ばしてくれたらいいですね!
(メンバー紹介はあるかと思います)

毎晩固定のセットリストは・・・

1.Things Have Changed  ドラマチックなアレンジで退屈な曲ではなくなりました。特に間奏のちゃーんちゃーんちゃーーん(聴いたらわかります)、ダサいようで、妙に耳に残るメロディ。。。知らぬ間に癖になっています。新鮮味あり!
から、4曲目Simple Twist Of Fate、
結構長いことセトリ上にある、というかシナトラ期が開けた2018年春ツアーから、たまに変わることはあっても、

1.Things Have Changed
2.It Ain't Me, Babe
3.Highway 61 Revisited
4.Simple Twist Of Fate

これが基本形。なんと去年の年末のBeaconでもこれでした。

が、しかし、Simple Twist Of Fate。
去年から既に良かったけど、本ツアーでは段違いに毎回素晴らしかったです。
途中でボブセンター(センターと言ってもやや左手になります)に来て、歌うんです。
それからハーモニカ吹く。

これが盛り上がる。感動的。

これがピカイチハイライトでも良いくらいだけど、この後、どんどん凄いパフォーマンスが続く。

5. Can't Wait

初夏ツアーから登場のCan't Wait。常々「Love Sickもいいけど、今の感じでCan't Waitも聴きたい」と熱望してたので、秋に残って満足。センターで歌うボブにも満足。

6.Masterpiece

これについては、これだけで語りたいです。毎晩創造性爆発、今も頭の中から離れないボブのフレージング、新しいメロディライン。まさしくボブ・ディランエクスペリエンス。。。。

7. Honest With Me
8. Tryin' To Get To Heaven
9. Make You Feel My Love


ここから後半のハイライト

10.Pay In Blood

言うことないわ。。。最高以外の言葉が見つからない。

11.Lenny Bruce

ボブのリスペクトパワーで常に感動的。

12.Early Roman Kings

言葉もないわ。。。。すべての賛辞が無意味にすら感じる極限のパフォーマンス。

早く「ボブ・ディランの代表曲ってPIBとERKとスカーレットタウンでしょ?」と世間が追いついて欲しい。

13.北国の少女

14.Not Dark Yet

実は賛否両論ながら、現場では受けてた(と思う)ニューアレンジ。

15.Thunder On The Mountain
16.Soon After Midnight

不動の終盤曲。ビーコンとDCのショーではこの後、バンドメンバー紹介が入りました。

17.Gotta Serve Somebody

アンコール

18.Ballad of a Thin Man

何回聴いても好き。今回はボブがギターを弾いてるのを観て泣いた。
決してボブ・ディランのギターのファンではなかったけど・・・泣いた。
ギターは初日から毎日変わっていって、最終日にはとても沢山弾いていたんです。
そして、とてもとても胸を打たれたのです。

19.Train

良い! 去年のビーコン終盤で突如 Watchtower に変わって登場。
早くも丸1年。最初から良かったけど、今でも良い。

久しぶりにキューシートもSNSにアップされ、選択肢もあったようだが、結局毎日同じ。
それで全然オッケー♪と言い切れる完成度の高さでした。

長くなりましたので、大まかなご報告のみで終了します。

それでは、皆様良いお年をお迎えくださいませ。
そして来年2020年はBob Dylan & His Bandを元気にお迎えしようではありませんか!

《ジョーカーウーマン筆》


ジョーカーウーマンの「明日もボブで狂うわよ!」(第9回) 日本公演決定!そして私は…

2019-11-28 09:32:39 | BOB DYLAN

なんてことでしょう!

なんてことなんでしょう!!

私の想定としては、2018年フジロックで新規ファン獲得(フジロックの潤沢な宣伝費用と注目度すごかった)、そして2019年春日本ツアーだったのに。。。
蓋を開けたらドイツばっか、、、そんなにドイツが好きか?日本は?日本はあれで終りだったのか、、、、。

もう日本公演はないのかも。。。。

絶望の余り、NY公演(+ワシントンDC)のチケットと往復航空券も買ってしまった後、、、

まさかのZeppツアー!

どうする、私!?

「関係者によると、ディランの日本愛、会場の雰囲気が好きという思いがツアー実現につながった。」という記事があったけど。
「ディランの日本愛」

「会場の雰囲気が好き」

ボブ・ディランのマネージャーの社交辞令も多分に」あるだろうとは思うけど。

この際、信じてもいいんじゃない?

この際、真に受けて盛り上がりましょうか?

観客全員(ざっぱに言ってですが)が全曲をこんなにも真剣に聴いてる会場は余り記憶にないです。

たとえ帽子しか見えない状況であっても、3000人くらいの人の全注意がボブとバンドに集中してる会場なんて特殊。

日本人からしたら、めっさ高いお金払って音楽聴きに来てるのにちゃんと聴かないのが意味不明すぎるけれども。

アメリカの観客、喋ってるし、スマホ見てるし、途中で帰っちゃう(無礼打ちにしたい)。

しかも日本では写真撮るのが厳禁コンサートたくさんあるので、おおっぴらに写真撮りません。(見つからないように撮るのがうまい)

ボブ、写真嫌いですから、ウィーンでアンコール中断して怒られましたから。。。

写真撮らない+観客がショーに集中してる+異様な盛り上がり。

Duquesne Whistleの途中の掛け声は日本だけですから。
そもそも、あれいつ発生したんでしょうか?
(※来春公演では、Duquesne Whistleは復活しないと思われます)

このブログの主、マッシュ兄あたりが仕掛け人だったのかしらん?
《その通りです!つい感極まり一度、私が声を出したら周りが反応して恒例になった模様です(笑) Mash談》

あげくはScarlet Townでも掛け声が入るようになって、
「さすがにやりすぎでは?」の声もあったようですが、
私は良かったと思います。

ボブ笑ってたじゃん!

ボブ笑ってたといえば!
現行の北米ツアー、ボブ笑ってます。

目が険しいから口角が上がっていても本当に笑ってるのか判断に迷うことが多いけど、
本当に笑ってます。

そして現行ツアーも絶賛の嵐。

その他、

・バンドメンバーが一部変わった
・バンドメンバー変更に伴って久々のメンバー紹介
(無い日もあります)
・バンドメンバーではないが、歌わないバッキングコーラス隊としてマネキンの男女導入
・ギター弾いたり
・不動の一曲目と思われたThings Have Changedが消えBeyond Here Lies Nothin'登場
 急逝したRobert Hunterへの追悼でしょうか?
(現在はTHCへ戻る)
・ピアノ種類の変更
・ピアノレイアウトの変更
(背中側が嫌で左ブロック買った私はどうなる!?)
・まさかのLenny Bruce しかも、すっごく良い
・まさかのNot Dark Yet しかも劇的なアレンジ 
え?と思うけど聞き出すと癖になり、ずっと聴き続けたくなるような魔法の曲と化してます

等、マイナーチェンジはあっても、
鳴り止まぬ絶賛の嵐は変わらない!

これを書いてるのは、日本公演(1次発表の14日分)を購入して一段落の日ですが、
掲載されるのは正にNYCに出発前夜です。

Beacon Theatre 10夜と追加で出たAnthem公演行ってきます。

最後のAnthemでは何故かレギュラープライスでセンターブロック最前列取れたんです。

どうしよう、、、メッセージとか最後に掲げようかな。
「日本があなたを待っています!」とか。。

アホかな?
いや、既にアホですけど。

それでは!

次回は2020年日本公公演直前に当たるNY公演レビューの予定です。

《ジョーカーウーマン》

ジョーカーウーマンの「明日もボブで狂うわよ!」(第8回) ボブ書籍をご紹介よ!

2019-10-11 09:15:33 | BOB DYLAN
良かった~~~
心の底からほっとした。

2018年秋ツアーは8月初旬に発表だったため、
今年も遠からずの発表があるだろうと待ちに待った8月。
ファン内では、既に「秋ツアーは西海岸からスタート 
今年は北回り(西から東の北回り、南回りを隔年で繰り返す傾向にある)」
との「そこはかとない噂&推測」が優勢だったが、8月中は1件のリークもなし。

北米ツアーを狙ってるファンでナーバスなタイプ(私とか)が真っ先に不安サイクルに突き落とされ、
「今年の秋は無いのか?」
「過去年間100回位が近年年間80回位になっている、、、」
「ボブは他の同年代アーティストのように『ラストツアー宣言』してからツアー生活を終えるだろうか?。。。否。絶対知らん顔してぷつりと止める」
等々、考えても仕方ないネガティブ思考の渦に巻き込まれる。

タイミング悪く「ボブ・ディランがオリジナル曲のニューアルバムを製作中。2020年末から世界ツアー」とのフェイクニュースがネットで拡散され(※パロディサイトの記事で事実無根)、「もしかして1年以上ボブ観れないのでは?」と想像しただけで、ボブ・ディラン依存症の私は手が震えてくる毎日。

その後、イタリア某市の市長が「来年の7月のわが町のフェスにはBob Dylan呼ぶからね~」と無邪気にリークしたことで、ツアー引退はないと推測され、一安心。

更に、昨年、一昨年と11月下旬連続ショーが開催されたマンハッタンのBeacon Theatre の予定が不自然に11/23から12/11まで空いていることから、「おそらくBeaconはある」との推測が濃厚となる。

「レイバーディ(今年は9/2)明けには発表される」
との噂があるも、発表されず、おそらく今年は通常ツアーはなくBeacon連続ショーと東海岸の数か所になるだろうと予測していた。

が、9/9 9時(東海岸時間)、突如オフィシャルページに、10/11 カリフォルニアからスタートする、ほぼ週5態勢でのツアー予定が堂々掲載。。。

どうなってるの?

999という数字もちょっと気になる。

ともかく、一安心。

その後、大方の読み通り、Beacon連続公演、2017の5回、2018の7回に続いて、2019年堂々10公演が発表された。やはりNY公演は売れてるんでしょうか?
 

さて、ツアーとツアーの合間、何を語らせて頂きましょうか?

本日はボブの幼なじみ Louis Kemp氏の「Dylan & Me: 50 Years Of Adventures」(以下ケンプ本)という本を熱く語らせて頂きます。

とは言ってもネタばれになるので、直接的な内容には触れません。
英文ですが、ケンプさんはプロの作家ではないからか平易な英語で面白いのであっという間に読めます。
また、AmazonのKindle Unlimited対象となってますので、Unlimitedのお試し期間や99円期間を利用すれば、無料~格安で読めます。

Louis Kemp氏(以下ケンプさん)はボブとユダヤ教の夏休みこどもキャンプで友達になります。

本物の友達です。

海鮮関係の仕事で大成功され、経済的に裕福なので、同じく経済的に豊かなボブと付き合い続けるのが簡単だったのかもしれません。

ケンプさんは成功したビジネスマンらしく、
「誰が自分の本を買って読むのか」正確に解っていて(もしくは優秀な編集者か)、小ネタであってもファンが食らいつくようなボブの言動は外しません。

その分、本としては、ボブに絡む年代順小ネタ集的な感も否めませんが、今までの伝記本とは一線を画す、対等の友達のみ語れる非常に興味深い内容となっています。

ハイライト(の内の幾つか)

・理解されずとも堂々の子供時代ボブ・ディランのパフォーマンスの思い出
・思春期ボブはやんちゃもした
・バディh・ホリーのラストコンサート(ボブが既に語ってることを疑ってたけど本当かも)
・ビリー・ザ・キッド撮影現場に同行とその後のメキシコ旅行
・プラネット・ウェイブス製作時期に、ジョニ・ミッチェルと会い、新作から数曲歌ってくれるチャンスを得るが、その時ボブは。。。
・74年ツアー同行記(こぼれ話多数)
・ローリング・サンダー・レヴューの重責を担い、無事やり遂げる
・ローリング・サンダー・レヴューに参加のアーティスト達について
・ラスト・ワルツの時、アラスカキングサーモンを提供した
・ラスト・ワルツ映画製作サイドの思惑とボブの意向の相違が生んだすったもんだ
・グロスマン対ボブのすったもんだ(ケンプさん紹介弁護士活躍する)
・78年日本公演に同行する
・78年日本で地震に遭遇、その時ボブは。。。
・80年代初頭にボブと同居する
・同居時代の熱心な宗教討論(キリスト教V.S.ユダヤ教)
・ケンプさんが強力ラビ紹介、そしてボブは。。。
・伝説のチャバット派テレソン出演はこうして実現した
・ユダヤ教の儀式参加時のボブ
等々

ネガティブ要素が少ないので楽しく読めます。

最も興味深いのは、ボーンアゲインクリスチャン時代からインフィデルズの間、
何が起こっていたかの断片を垣間見れたことでしょうか。

思い出しただけでも心が震える”What Can I  Do For You”の超絶パフォーマンス(ハーモニカがすごい)、裏返り声炸裂の”When He Returns”等々、ゴスペル期の名演の数々(2年前には『トラブル・ノー・モア(ブートレッグ・シリーズ第13集)1979-1981』もオフィシャル発表され、また出回ってる有名ブート80年のトロン公演も絶対見逃せない、聞き逃せない内容です)だったのに、いや?あんなにラブだったジーザスはどないなったん?との長年の疑問が少し解明されました。

面白かった。

ケンプさんは海鮮物取り扱い業なので、日本の企業とも取引があったらしく、
スーパーで”ほぼカニ”を見ると条件反射的に「ケンプさん・・・」と思う毎日です。

また、Louis Kempの名前はNetflixで公開された「Rolling Thunder Revue: A Bob Dylan Story by Martin Scorsese」でも「嫌われ者」として語られてましたね。

興味深いです。近日またNetflixに加入予定ですので、次回はケンプさんに注目しつつ見直したいと思います。


※先月掲載分で、最初違う写真を掲載するつもりで文中に書いてましたが、Windows10にアップデートしたら写真の所在がわからず、ピアノの蓋を開けた写真に変更しました。その後文章訂正するのを忘れてました。
訂正してお詫び申し上げます。
 
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ゲスト・ライター陣紹介
〈ジョーカーウーマン〉
日本を代表する
「ボブ好き5人衆」
の一人。
 
お金が有ればもちろん、
無ければローンを組んででも
海外まで出掛け
「ボブ・ディランLive」
をGetsし続ける「重鎮」
 
俺「Mash」とは
「ボブの音楽的部分」
そして
「ユーモラスに笑える部分」
にて合致!
 
今回の新連載で
より深く「ボブ」を掘り下げる!
 
ジェリーズ軍団では
「Starman☆アルチ」
「ハウリンメガネ」
と共に、音楽専門ライター陣
「ロック・マニアックス」
を2019年新規結成。

ジョーカーウーマンの「明日もボブで狂うわよ!」(第七回) 2019年春ヨーロッパツアー雑感(完結編)

2019-09-05 09:31:09 | BOB DYLAN

遅い。
遅すぎる。。。

これを書いている8月31日現在、未だボブ・ディラン秋ツアーのアナウンスがないのだ。

「ボブがツアーを辞めるわけない」

と高を括っていた世界の「ボブ中」達も今週明けから、ざわつき始め、、、
「大幅に減らすのでは?」と不安が蔓延中。

かく言う私も2020年のイタリアの某町のフェスに「ボブ・ディラン呼んじゃうんだ♪」と市長か誰かが自慢したニュースを聞くまで、不安を通り越して絶望にまで達しそうな状態だった。

秋は最悪ないかもしれないが、Never Ending Tourは終わらない!

多分、これが掲載される頃には遅れて始まる秋ツアーのアナウンスとなってることでしょう。
(であって欲しい!)

さて、もう夏も終ろうとしておりますが、今春ツアーパリ・ウィーン公演の最終回です。

初日のハプニングは5/2-5/5に渡っての報告の通り。

まとめると、観客が写真を撮っていて(2階席から観てた人の話では1階の客席から誰かがフラッシュをたいていたのをボブが問題視したとか)
ボブは演奏を中断して注意をした。
初日のBlowin' In The Windの4分の3を聞き逃したが、何しろ、ボブ・ディランが久しぶりに観客に向けて喋ったことだし、ボブは何をしてもカッコいいし、居合わせてラッキーだった。
(ただし、当日現地では、ボブが倒れたのではないかと一瞬思い、とても怖かった。)

さて、動揺は去らないながら、ボブが無事であったことに深く感謝しながらのウィーン2日目。
会場内に入ると、なんとピアノの蓋が上げられ、ライトは明らかに暗くなっていた。
チャーリーの顔、ドニーの顔はハッキリ見えるのに、ボブの顔だけが薄ぼんやり。。。

前日の私たちの打ち上げでは
「明日から鏡(※)が復活したリして」との冗談も起こっていたが。

(※)2010年前後ステージに鏡が配されており、「写真対策?」「魔よけ?」「アート?」「嫌がらせ?」「自分を見ろとのメッセージ?」と諸説展開されたが、いつも間にか消えていった。
また開演前に大きな鏡を配置する係の女性スタッフは敬愛を込めて「ミラーガール」と呼ばれていた。

恐らく400-600ユーロを支払ったと思われるVIP席の観客が暴れ出すこともなく、何事もなかったように上品にウィーン2夜目のショーは進行。またこの日はアンコール曲時も誰も立たず先生に校長先生に叱られた小学生みたいに静かに鑑賞していた(勿論声援はあるけれども、雰囲気的に)。昨日のできごとのせいか?

しかし、この日は素晴らしく勢いのある演奏で、全曲最初から最後まで圧倒される。
「怒った顔が綺麗だね」というからかい言葉があるが、実際興奮すると顔がくっきりシャープになり綺麗に見えたりする。

ボブが怒ってるかどうかはわからないが、パリとは全然違う路線の隙のなさ、目の覚めるようなエネルギッシュな演奏、火山噴火のように噴出する言葉達の連続、硬質な声が、心持ち緊張した客席によく響いていた。昨日より音質もグッド。圧倒的に良い。
忘れられないようなグレイトなショーだが、時間が経つと人が覚えてる「2019年のウィーン」といったら、初日の出来事になるのだろうな。

ボブ・ディランはたまに怒らせた方が良いのだろうか?

かなり昔の例になるが、過去ブーイングされたイギリス公演も研ぎ澄まされすぎてた怖いほどの”何か”だったし、ボーンアゲイン時代も折衷案を取り出した80年半ばよりも、それ以前の賛否両論の中、自分の道を突き進んでた頃が、やはり怖いほどの”何か”だった。

まとめとしては、2日で色々観れてよかったと思う。

・久方ぶりに観客に喋るボブ
・つまづいて転倒しそうになるボブ
・文句無しの絶品ショー

一つだけ、帰国後、日本語に訳されてるニュースに違和感があるので、そのことを。

>「演奏か、写真か、どちらかだ。わかったか」と観客へ向かって一喝

出回ってるビデオを見るとすぐに判ると思うが、
ボブはこの日も含め、エレガントで知的な立ち振る舞いをする。
この日本語のような乱暴なニュアンスはない。

ボブは仕事に関してはとても厳しい人なんだろうな。
毎日真剣に満足いく音楽を作り出そうと全霊を傾けてるようだ。
(お客さんを満足させることより、ボブが納得いく音楽を表現することに力点がおかれているところが素敵だ。永遠のストロング・スタイル!)

ボブが観客にも真剣に、全霊を傾けて聴くことを期待しても不思議では無いし、
ボブ・ディランはそれに値すると思う。
(写真も見たいが)

そんなボブが愛(いと)しすぎる。
私はボブの事は理解できないし、理解する必要もないと思うが、
とにかく愛しすぎる。

その後もツアーは続き、「素晴らしかった」との報告が続く。
スペインに入って、現地でディランの公演があるという報道も色々されてる様子がネットを通して入ってくる。

日本では考えられない程、ヨーロッパのボブ隠匿方針は緩く、ツアーバス、会場の出入り、公園に私服でいるボブの写真などどんどん流出していた。

ビルバオ(Bilbao)という街では、まるでボブサイドがOKを出したかのように、大々的に写真が流出し話題を呼んでいた。(真相は判らないが、いつもよりボブの服装がパリっとしていたのが気になる。ホームレスの人と間違われたり、が通常仕様のボブであるのに)

その夜、残念ながら私の好きな”Cry A While ”は姿を消し、何年ぶりかの”Dignity”に5曲目を明け渡すこととなる。

1989年の名盤 Oh, Mercyのアウトテイクになる人気曲。
この曲を知ってる人々の脳裏に閃くのは勿論

”Dignity never been photographed”

という歌詞しかない。ウィーンの記憶も生々しい今なら。

昼は写真を撮られて、夜のショーでこの曲。
遊んでるに違いない。

オリジナル録音のアレンジに近い仕上がりで、久しぶりの登場ながら、バンドもヴォーカルも素晴らしい(素早くアップしてくれたテーパーさんに感謝)。
ボブは後半、歌詞があやふやになってきたのか、有耶無耶に歌ってる。。。いつものボブである。
(写真の歌詞のところで、また再び元気良く歌いだしていた。やはりここを歌いたかったのか)

2019年春ツアーは、色々盛りだくさんで、ハプニングも含むツアーとなった。
シナトラ曲をやり続けた数年間も確かに良かったが、殆どのファンはオリジナル曲を聴けないことが不満であったと思う。

シナトラ曲が減って行き、徐々にオリジナル曲と入れ替わり、前年秋のツアーでほぼ入れ替わりが終わった様子。
これからまた、色んな曲を色んなアレンジで披露してくれることになると思う。

今のボブにこそ、歌って欲しい歌が色々あるが、
ボブの余りの本気ぶりに、ボブが本気を出せるなら、もうどんな曲でも、ずっと同じでも何でも!
ボブが心置きなく表現できる好きな曲をやり続けて欲しいと思う。

ツアーがいつまでも続きますように!

さてその後、ポルトガルの地方都市ポルト公演も、かなり盛り上がった様子。

この道数十年の敬愛する大先輩オッカケ女史の
”The Best” "What a show! What a night!"
との、まるでうわ言かのようなレビューも本気で超名演なんだと深く思い知らされる。。。

この日全体的な観客の声援も素晴らしかったらしいが、終演後も特に熱かった最前列左側の客のほうにふらふら?ひょこひょこ?と歩いて行き、彼らに向かって手を広げ挨拶したという。

更にあろうことか!ボブが両手を口に、そして広げて「投げキス」したと言う。
(と言う、、、というかYouTubeでビデオ観た。今回の写真はビデオからスクショ)

観客の時機を得た声援もとても大切だ。
アーティストだけがコンサートを作るに非ず!
一人奇声を発し、周りが誰も呼応しない時、非常に辛いものがあるが、ボブと何かが合致したような時の報いは計り知れない。
最前列の件の観客は知人であり、彼がこの夜の観客を引っ張ったのではないかと思うくらい、、、いつも凄い。
実際の所は何が起こったのか判らないが、取りあえず、彼には拍手を送りたい。

2019年春ツアー雑感   完

( 企画・編集・校正・加筆リライト「Mash」)
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〈ジョーカーウーマン〉
日本を代表する
「ボブ好き5人衆」
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お金が有ればもちろん、
無ければローンを組んででも
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をGetsし続ける「重鎮」
 
俺「Mash」とは
「ボブの音楽的部分」
そして
「ユーモラスに笑える部分」
にて合致!
 
今回の新連載で
より深く「ボブ」を掘り下げる!
 
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と共に、音楽専門ライター陣
「ロック・マニアックス」
を2019年新規結成。

「ジョーカーウーマン」の「明日もボブで狂うわよ!」(第六回) 2019年春ヨーロッパツアー雑感(その3)

2019-08-01 13:40:17 | BOB DYLAN

このまま梅雨が終わらないのではと思ってましたが、しっかり夏がやってきました。
皆様いかがおすごしでしょうか?

さて、そうこうしてる間に初夏ツアーも成功裏に終了しましたね。
ツアー最後は、ニール・ヤング御大とのダブルヘッドライナーで、ハイドパークとアイルランド(の聞いた事ない町!)とか、、、ニュースを聞いた際にはてっきりデマかと思ってしまいました。

実際、初夏ツアー前にボブがフィル・レッシュのツアーの一部のショーに参加するかもという話もあり、、、そちらはしっかりデマ(チケットマスターのミス?)だったので。

しかし、ニール・ヤングについては堂々実現!

しかもハイドパークの前のStuttgartでは長年君臨して一部ファンからは「辟易」との心無い声も目立った他人の名曲(?)Things Have Changed(ニックネーム THC)が消え、一曲目が人気曲のBallad Of A Thin Manへ!!!
フェスを意識した仕様かしらん?

しかし、最終日のアイルランドではもっと衝撃的なことが!

なんとニール・ヤングが出てきて仲良くWill The Circle Be Unbroken?を一緒に歌った模様です。
模様ですっていうか普通にYouTubeで見れるのです。ありがたいことです。

凄い!!!!!
セカンドアンコールとかではなく、通常セットリストのPay In Bloodの後、その事件はハプンしたようですので、会場にいたリアルタイムの観客の驚きと喜びといったら、、、想像を絶するものだったことでしょう!

動画で確認したところ、ボブカッコいいです。。。
大好き!

近年は固定セットリストとなって、完成度の高いショーを追求してるのかもしれません。
一部の隙もない感じです。バンドメンバーは完璧で、ボブの気に障る事をすると怖い目で睨まれます。
よく睨まれていたギタリストは昨年で去ってしまいました(好きだったのに)。

ボブ、ちょっと出だしがマイクに通ってなかったみたいですが、そんなヘタレな出だしも大好きなんですよ!!!
ああ。
ボブ、いい。。。(うっとり)

選曲が死を意識する歌なので70代の二人に歌われるとちょっとチクリとするけど。。。
(まだまだ空の家とかには帰ってほしくないです)
これを期にシナトラ系じゃない昔の歌もガンガン歌って欲しいです。
20歳くらいの時にこの歌歌ってる有名なテープがあり、それも超良いですが、
超良いというか、、「この子天才!」と多くの人を唸らせたと思いますが、、
今ボブもなんかもう、本来のギフト+何もかも絶妙で、PC前で煩悶し続けるレベルです。

現地参加者も「これを撮らずにどうする!」と思ったのか、ステージ近め、遠め、右から左から、スクリーンを映したものと各種アップされてるようです。
色々楽しい事が起こり続け、一時ボブ・ディランから目が離せませんね♪


***


さて、衝撃のあまり、長く語ってしまいましたが、先月の続きの春のツアーの記憶続編に行きたいと思います。
【パリ】

ボブはパリが好きだと思う。なんとなく。

会場はボブが何度か使ってるLe Grand Rexという古い映画館だった。
初演は、ちょっと調べるのが面倒だから「知らない」と言い切るが、
少なくとも私は1990年2月の “infinity on trial” というWanted Man Music製海賊盤CDを持っていて(内容素晴らしいです)、2013年はYouTubeでも公演と出待ちの狂乱(既にバンドメンバーのみ)を確認することができます。

また、2013年も連続3日でその時、ボブは他所では見た事のない驚くほどゴージャスな刺繍のスーツを着ていたことが忘れられない。

「ボブはパリが大好きで、パリに来るといつもより少しお洒落をする」と心に焼きついたのです。
(今回は全然他の街と同じ衣装)

パリ公演は3日共驚愕の素晴らしさだった。
3日公演で3日とも素晴らしいって、とても幸運。

強いて違いを言うなら、
やや不安定感ある立ち上がりからのエネルギーのシフト、シフト、またシフトの連続に感銘を受けた初日。
また2日目は最初から噴出するようなエネルギーに満場釘付け状態となった疑問の余地の無い名演(特にERKは必聴)。
3日目の完成感は抜群。

こんな三日間ありえるのか!!

ボブ・ディランだから基本絶対良い。
あえて「普通」とか「OKショー」とか言ってる時でも、普通に凄く良いから!
基準かなり高めで平均値に比してのOKだから!

しかし、この3日間は激しく期待を超えた日々だった。

ボブ凄い、パリも凄い。

ボブに新時代が到来したに違いない。
(先月も熱弁をふるったような気がするが)、
初日のテープを聴いた印象とパリ3日間の凄い日々に結論をつけた。

パリ観客は熱く、連夜開演のずっと前からボブを待ち望んでいた。
観客年齢層は日本より高め、古くからのファン多い様子。

プラハ2日目に観客を天国と地獄のジェットコースターに乗せたTom Thumb's Blues,
実際に体験すると感動的だった。

間違いなく素晴らしいバンド、バンドメンバー紹介が終わったのはいつなのか?既に誰も覚えていない(多分調べたらすぐわかるが)。
Tom Thumb's Bluesをインストで演奏する企画は、ファンが惜しみなく、それぞれのメンバーに賛辞を送る貴重な時間となった。

他のアーティストの場合(嘘、もうボブしか見ないから半分記憶、半分推測)、構成を考えて、観客が最後に満足して帰るようライブを組み立てると思うのだけど、ボブって結構自分のやりたいことやりっぱなしで帰るように思う。

ボブ・ディランのコンサートは、「ボブがやりたいことやり終わって帰る」、ということで終わる。

それで成り立ってるんだから凄いし、そんなボブ沼に一度はまってしまうと他では物足らなく、、、というか興味持てなくなってしまったのだけど。
(また、物凄く構成考え抜いて、あの感じだったら、それはそれで凄いと思う)

このインスト曲演奏のお蔭で、観客皆のエネルギーが一つにまとまって非常に良い感じで終わる。
まるで普通のコンサートのようだ、この企画結構続くといいなぁと思う。(※その後すぐ終わりました)

続くウィーンは、、、
と続く予定だったのですが、今月も長くなったのでこの辺で。
来月は春のウィーン公演まとめの予定です。

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「ジョーカーウーマン」の「明日もボブで狂うわよ!」(第五回)2019年ヨーロッパ春ツアー雑感(その2)

2019-07-04 09:40:00 | BOB DYLAN
(※写真:Wurzburg公演のブートが出てたからそのジャケット。写真はかなり昔。ハモニカ用マイクが懐かしい!)

「2019」
さて、皆様はNetflix限定で公開されてるドキュメンタリー映画
『ローリング・サンダー・レヴュー:ボブ・ディラン・ストーリー・バイ・マーティン・スコセッシ』
はもうご覧になりましたか?

それに先立って「ローリングサンダーレビュー」
の14枚組も発売されたりして、
あわわあわわしている間に、
6/21 ベルゲン公演から「初夏ツアー」が始まってしまいました。
ボブ・ディラン働き者)

まだ録音物はチェックしてないですが、
久方ぶりの登場で話題沸騰の
「Can't Wait 」
「Girl From The North Country 」
だけはYouTubeで聴きました。

素晴らしいです、蕩けます。
あと、「ERK」が大幅に変わってるとか、
帽子被ってる(日除けか?)とかニュース色々!
実にイイ時代です。

でも今月も予定通り、
「春ツアー」の続きをいかせて頂きます!

(先月まとめ:2019年春ツアー始まり、初日デュッセルドルフのテープ聴いてどきどきした。その後のテープも着々アップ)

2夜目のヴュルツブルク(Wurzburg)も
本当に素晴らしい。
完璧に研ぎ澄まされた「ERK」。
「ERK」なんでこんなに凄くなるんだろう?

何ともブルージーな 
「It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry」
「ブルージー」という概念が具現化されたら、こんな感じ?
アルバムに収められたオリジナル版は
もちろん不滅の名作だが、
今回のこの曲は、それをも上回ってる!
かもしれない。

4ヶ月弱の冬休みの間に、
決定的進化を遂げた
「Bob Dylan&His Band」なのか?
どこまで行ってしまうのか?
ついていけるのか!?続くベルリンは、、、

あら?普通?

ツアー4夜目、
マグデブルク(Magdeburg)では
エネルギーは戻ったけど、歌い方は従来通りかな?
それでも差し支えはないけど。
初日のみのレア曲がない分、雰囲気が圧倒的に変わってたデュッセルドルフの奇跡的なスタート。

ハプニング部分は別日に起こる。
プラハ3連続ショーの2日目、
通常のアンコール2曲目「It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry」の後、
いつもの挨拶なしで、ボブのみが去り、バンドがインストで「Just Like Tom Thumb's Blues」を演奏、一人また一人去って行ったと。

「?」

プラハ3日連続ショーには
世界中のオッカケファンが集結していた模様で、
後日当夜の模様をイギリス某氏
(やたらいつもいる人。観たボブのショーの回数を聞くと、500回位まで数えたけどもう数えるのやめちゃった~、という)
にパリ打ち上げ時に質問してみた。

「1日目はあれはなかったんだ。2日目にTom Thumbのイントロが始まった時、前の方にいた○○が、曲に気づいた瞬間に腕と歓声を上げて大喜びするのが見えたよ。彼女は期待の余り跳びはねながらボブが戻って来て歌いだすのを待ってた。でもバンドメンバーが一人ずつ帰って行くにつれ何が起こったかを悟っていった(大意)」

悲しい。。。
去年のNYビーコン6夜目で「It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry」が登場した時、
きゃーーーって思ったもん。

遡って夏ツアー初日ソウル公演で 
「Masterpiece 」と「Gotta Serve Somebody」
を認識した時、うそ~~~て声に出して言ってしまったもん。

シナトラ時代終焉後の今、
何が登場してもおかしくない現状。
当日現地の人はアンコール3曲目
「Tom Thumb's Blues」で、
ボブは一瞬消えたけど、
ピアノに戻ってきて歌いだすと絶対思ったはず。

全員が冷静になった今は、プラハの会場は裏出口がなく、商店街の中を通って会場出入りをしなければならないような状況下で、ボブが立ち去る時間稼ぎ(ファンがボブの出に押し寄せるのを防ぐため)的処置であった、というのが大方の見方になっている。

人事だから笑える。

私はプラハの後のパリ3日間と
ウィーン2日間に参加した。
プラハにも未練があり、スペインにも興味があったが、移動の便と日程の都合で決定。

合計5回は自分の希望より回数が少なめで
少し不満ではあったが、蓋をあければ、
「全ての日が濃厚」で、
自分の海外オッカケ史上で
「過去3本の指に入る満足度」
の高い内容だった。

無事ボブのショーが観れた事を心より感謝します!

(次回はパリのコンサートと自分の帰国後も続いた2019年春ツアーの様子を書かせて頂く予定です)

企画・編集・校正・加筆リライト「Mash」》
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「ジョーカーウーマン」の「明日もボブで狂うわよ!」(第四回) 2019年ヨーロッパ春ツアー雑感 (その1)

2019-06-06 12:44:00 | BOB DYLAN

「ボブ・ディラン史上最高最強のツアー」

と絶賛の最新ツアーについて

私なりの「雑感」をまとめてみます。

(※最終日 5月7日 スペイン ヴァレンシア公演)

「ボブは5年前よりずっといいと思わないか?」

「5年前って?テンペストツアーの時のことですか?5年前も凄く良かったけど。。。」

「いや、そういう意味じゃなく、例えば、2017年より2018年、2018年より2019年のツアーが圧倒的にいいと感じるんだ」

 ウィーン2日目の終演後、あちこちで顔を見るアメリカ人男性との会場出口付近での会話。

「私も今年の方が去年より遥かに良いと思います」

 本当だろうか?

 

大体オッカケというのは、

基本ボブ・ディランに酔っぱらっていて、

だからこそ航空運賃他各種経費をも物ともせず、

永遠とオッカケている!のである。


ボブ・ディランのツアーは

「人生5本の指に入る位の優先事項」

ですから、毎年毎回同じ事を言うのも不思議ではない。。。

 

「このツアーのボブ、史上最高!!!

スーパーアメージング!」

とか何とか(毎回本気)

 

どちらにしろ、去年と今年どちらが良いか等、

意味が無いし、そもそも比べられない。

しかし、何百回もコンサートを観ているはずのオッカケに毎回こう言わせるのが

ボブの凄さなのだと思うんです。

 

とにかく

今回の「Bob Dylan&His Band@ヨーロッパ」が

とてつもなく強力だったことは間違い無い。

 

(確かに毎年同じ事を言ってる)

 

段々年老いていってるはずなのに、不思議。

衰えるどころか益々よくなってる。

「凄い!」と圧倒されるばかりだ。

 

ボブもいくら元気と言っても、78歳。

死を意識してるのかもしれない。

全てのショーが真剣で、研ぎ澄まされている。

 

なんか真剣、本気、とてつもない集中力を感じる。

バンドも最強。彼らは完璧。

「固定セットリスト」にしたのが

良かったのかもしれない。

 

本ツアー、初日3/31ドイツの3デュッセルドルフ公演の録音が早々に出回り、

早速聞かせていただく。

(いつもの仕事早いテーパーさんに感謝。長年の貢献ありがとうございます。)

 

観客の歓声に、PCの前で固唾を飲む世界中の狂ったボブファンの息吹が重なってすら感じる。

 

昨年12月以来約4ヶ月の休暇後のボブ。。。。

 

3/31 デュッセルドルフは

異色のショー」だったようだ。

 

どこかで皆、初日は若干リハーサルショー覚悟で行く。

ネガティブな意味だけでなく、

「公開リハーサル、死ぬほど観たい!」的な意味も含めて。

また、初日だけ登場するレア曲があったり

ハプニングがあったり。


去年の極東ツアー初日のソウルでは確かギターを弾いて、入ってないマイクに向かって

All Along The Watchtowerを歌ってたような。。。

しかも録音物が出回らず伝説のショーとなってるような。。。

(前回はフル録画が出回ったのに!)

油断できない。

 

それは置いておいて、3/31 デュッセルドルフ。

リハーサルショーには程遠い、重厚で確信に満ちたショー。

そして去年とは違う歌い方の抑揚の部分で、

なんだかボブがとても色っぽい、、、。

 

歌い方の独自の抑揚で感情を表現、、、

というより、一体なにを表現してるのか?

まったく判らん、

喜怒哀楽の感情とかじゃなくて、

呪術とか魔術だよな、

ボブ・ディランって呪術師系かも!


なんか凄いのよね、

種から芽が出てそれから木になったり花が咲いたり、文明が興って栄えて滅びたり、

そんなのボブがつけた抑揚の1秒間の中で

全部起こっちゃった様な気がしたりする。

生命の噴出。

素晴らしすぎる!

 

デュッセルドルフでは

「去年とはかけ離れたもの」

を感じて戸惑いつつも、

思いきりいい歌いっぷり、

声の艶っぽさにどぎまぎし、

何度も聴くことになる。


。。。が、続々と「公演テープ」が

アップされて来るのである。

 

(つづく)


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「ジョーカーウーマン」の「明日もボブで狂うわよ!」(第三回あとがき) 現場で目撃!ボブが口を開いた「ウィーン公演事件」コレが真実です!

2019-05-05 13:12:43 | BOB DYLAN

それでは「どうしてこの日?」

という疑問を解いて行きましょう。

私が思うに

「もしや会場の作り上、ステージから観客席が良く見えたのではないか?」


ただ、本ツアーで最高値の203ユーロ(一般席)で「2000人を切る会場=熱心なファンばかり」のウィーン公演(加えてウィーンは街自体が非常に上品だった)は、むしろ写真を撮ってる人は極端に少なかったと思う。


しかし、ボブから見ている会場と自分から見えてる会場では正反対なので何とも言えない。

もちろん、もっと恐ろしいことになっている…

そう思う会場が過去にいくつもあった。


最近ではパリの何夜目かでは私の前方2列目から、

ほぼ全曲で動画か写真を撮ってる人がいた。

その時、私の思ったことは

「この人YouTubeにアップしてくれるのかな?」

だった。


ボブはなんとなく調子が出ず、会場のサウンドも今ひとつで、

機嫌が悪かったのではないかと思う。(推測)

(私、そんなボブも大好き)

写真論争については過去の

「立つ立たない論争」

以上に明確な意見は述べられない。


ボブ・ディランは

「かねてよりライブ会場での写真撮影に対して厳しい態度の」

というような感じで記事が書かれているが、

日本のコンサートは基本とても厳しいので、

その感覚でいうと全然厳しくなく、むしろやや緩い。


自分の感覚的には

ボブが演奏してる時に写真撮ることはできないが、ショーの写真が出回れば、とてもとてもありがたく拝見するし、

同じく「禁止の動画撮影、録音」にしても、

動画シェアには時には泣いて喜び、

「新しい録音物の出現」も心待ちにしている。


反面、「有名人の写真撮らねば損」とばかりに演奏そっちのけで

「撮影大会」が始まるのは見苦しいし、ボブが気の毒だなと思う。


これを書いてる時点で

「スペインのGijón(ヒホン)」

という街までコンサートが終わってるが、

あからさまにSNSに流出する演奏中の写真が減り、(というか全滅?状態になっている)

恐らく撮っても載せないのかもしれない。

そこは寂しい限り。


翌日の「ウィーン公演」も重複している観客ばかりではないと思うが、

「ボブ・ディラン写真に怒る」

のニュースは行き渡っていたと思う。


元より良かった観客のマナー(アメリカ比)は更に良くなり、

なんというか全体的な雰囲気が、

まるで「校長先生に怒られた後の小学生集団」のような空気…(苦笑)


それにしても、ボブが転倒しないで本当に良かった。

運動神経は良くても、間が悪ければ、腕をついて着地や身体のどこかを打ったりすることもありえた。


そうなると

→ピアノ弾けない→ツアー中止

(いや、ボブの根性ならピアノ無しでツアーを続けるかもしれないが)

初夏ツアー延期→ツアー再開目処立たず等…

ホント恐ろしい事態に及ばず良かった。


ボブの年齢での転倒…まったく笑い事ではない。

また、「体調理由の曲中断」などではなく、

客に意見をしたかったボブ。


「自分のショーを大切にしたい」

という気持ちに溢れて、

生命力も一杯のようで本当に嬉しい。


毎晩超本気でショーに挑み、

真剣に演奏してくれるボブ、

もちろん客に意見する権利がある。

客が言うこと聞くかどうかは別として。


おっと長くなってしまったので、

「ウィーン2日目」と「それ以降の事」は、

2019年ヨーロッパツアー雑感記として

来月まとめさせて頂きます!

次回もお楽しみにね。

 

( 企画・編集・校正・加筆リライト「Mash」)
 
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ゲスト・ライター
〈ジョーカーウーマン〉筆

「ジョーカーウーマン」の「明日もボブで狂うわよ!」(第三回の下)…明日は「あとがき」 現場で目撃!ボブが口を開いた「ウィーン公演事件」コレが真実です!

2019-05-04 11:05:43 | BOB DYLAN
今日はいよいよ「4日間連続寄稿」の3日目!


さてさて、現在の感想は?と言うと


・歓声を制するため片手を上げて

脚はステップを踏みながら、

その間もバンドを音楽を奏でてる

 これって、、、、デジャブですね。

「ボーンアゲインクリスチャン時代」

に説教してる映像を思い出します。

 (最高かっこいい)


・ビデオを見ると、

ボブの体勢が崩れたのは

「アンプにつまづいた」という明白な理由がある。


・加えて派手にバランスを失った割には

転びもせず自力で体勢を整えてた。


・もうすぐ78歳だというのに

かなり身体能力が高そうである。


・数千人のファンの前で

転びかけても決して威厳を失わない人間的強さ。


総合して、、、究極かっこいいワケです。

今、これをまとめながら

「自分の心のリハビリ」

にもなっている。


当日、勿論1階の最前列か2階のサイド等

全体を見ることができる場所からなら、

アンプにつまづいたのも見えたでしょうが。。。

アンコール前から1Fは総立ち状態

となっていたため、視界が制限されていた。


現場で見たものは、

「終始険しい顔のボブが途中で演奏を止め、

センターに移動後、モゴモゴ何か言った後、

後ろ向きに崩れ落ちていった」

だった。


しかも、現場ではそこまで考える余裕もなかったが、歌を中断したところが「if I die」のところであったこと…

「無意識レベル」ではキャッチしていて

ジワジワくる不安感を盛り上げてくれたとも思う。


勿論数秒後にはセンターに戻ってきて

更に何か語り、曲も再び始まったのだが、

ショックはぬぐえず。。。


全身を巡るアドレナリン(?的なもの)

で手脚はまだワナワナし続けた。


歌い終わって帰っていったのだから

大事には至ってないはずとは思っても、

私も含め凍りつくような体験をした

1F観客の多くはなんとか心のバランスを取ろうとしてか終演後も語りあった。


「その日が来たのかも」

と思った人は私だけではなかった。


また、ボブが転倒しそうになったシーンも、

ほぼ確実に動画が出回ると思い、

ボブの威厳が損なわれると危惧していたが、

冷静に見るとむしろ中々かっこよかった。


いつもひょこひょこっと歩いたり、

不思議なタイミングのリズムの取り方から想像するのより、はるかに超えた運動神経を保ってるようだ。


まだボクシングとか練習してるのだろうか?

ツアーをこなすためにも

「普段から努力をしてる」

に違いないと確信した。


ともかく、久しぶりに「ぱっとしないショー」が、

一転して「一生忘れられない夜」

となってしまった。


その後、コンサート中の写真問題が

これほど物議を醸し出すとは、、、


確かにボブ・ディランのコンサートでは

演奏中の写真撮影はスマホでも禁止、

会場によっては開演前にスマホを鞄から出しただけでも注意されることもある。


だけど、アンコールで解禁というか、

少なくとも「整列」は「写真撮る時間」

とまでは言わなくても、

事実上、もうすぐショーも終わりなので

注意されることは皆無だった。


しかし、どうしてこの日?

明日はこの辺りを考えて

マトメを書いて行きましょう!

 

《つづく》

 

( 企画・編集・校正・加筆リライト「Mash」)
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ゲスト・ライター
〈ジョーカーウーマン〉筆

「ジョーカーウーマン」の「明日もボブで狂うわよ!」(第三回の中)現場で目撃!ボブが口を開いた「ウィーン公演事件」コレが真実です!

2019-05-03 12:43:09 | BOB DYLAN

昨日の続き…


話は少し戻るが、通常セット最終曲

 「Gotta Serve Somebody」の終了後、

1階客席では観客総立ち状態になっていた。

歓声に迎えられ、

いつものように2分位でバンドとボブ登場。


いつものように始まる

「Blowin' In The Wind」


1番分の歌詞を歌い終わらずに突如歌を中断。

チャーリーに何か言ってる

→バンドメンバーに伝言が伝わり、

徐々に演奏は終結。


この時点では何が起こったのか?

観客の誰にも判らない。


予期:最低バージョン→演奏中止、コンサート終了

予期:最高バージョン→いつもの曲は取り止めて、びっくりするような曲を演奏する、しかも名演!


だが、何事もなかったかのように始まったのは、

このツアーでは通常のアンコール2曲目

「It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry」


さっきのは何だったのか?


体調でも悪いのか?

なら何故この曲はやるのか?


ボブは

 ”if I die on top of the hill”

まで歌った後、歌うのをやめ歩いてセンターへ、

期待と不安、何か起こってるのか?

とにかくいつもとは違う。


この時点で観客総立ちで、

(ヨーロッパの人背が高い!ボブがセンターに来た時点で腕を上げて拍手した人が多かったし)

前方の人頭と腕の動きによって、

ボブの肩から上~腰から上位が見えるという状態で、もちろん足元は全く見えない。


ボブは何かを語りたかったようだが、

早口で「もごもごって言った」

のでまったく判らない。


次の瞬間

ボブが後ろ向きに倒れて崩れ落ちた!


1秒程度の時間だったかもしれないが、

記憶の中では

「心理的スローモーション効果」により

ボブが宙を舞うように地面に向けて

「崩れ落ちていく様子」だったように感じた。


怖かった。

こんなに怖かったのは久しぶり。


ついに終わりが来たのか…

とその瞬間、私は思った。


ボブが若い頃一緒に活動してた

同世代(や、もっと若い)人達の訃報や

「ツアーを辞める」というニュースを聴く度に、

「もあ~んと湧きあがる不安感」

の10000倍位の濃縮物で一撃された感じ。


翌日インターネットにアップされた、

2階席左側からとられた映像によって

この時の流れが明らかになる。

(右側からの別ショットの方が当日見た物に近いが、その時の感情が湧いてきてあまり冷静に観れない)


・「Blowin' In The Wind 」

の途中一節歌ってボブが歌と演奏を中断し、

チャーリーに何か伝える。


・バンドメンバー間に伝言が走り曲は途中で終わる。


・すぐ「It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry」が始まる


・その曲もすぐにボブは歌と演奏を中断し、

センターマイクの所まで歩いていく。


・観客はこの時点では何もわからず、

ボブがセンターに来たから喝采を送る


・センターで歌うのかな~(わくわく)


・待て待てのような形で左手を上げ皆の歓声を制する


・何か「もごもご」語る


・よく理解できず戸惑う観客


・後ろに下がる時、

チャーリー用のアンプにぶつかり後ろに倒れかける


・手を宙で動かしバランスを取ろうとしかなり派手な動きとなる


・日本語的に表現すると

「おっとっとっと~」「あーびっくりした~」


・身だしなみを整え、再びセンターマイクへ


・今や有名となったセリフ

「Play or Pose」

 (CanじゃなくAre we gonna~って聞こえる)

を語る


・トニー、チャーリーが観客席の一点を指差す

(恐らくその時点でも写真撮ってた人)


・ちょっとポーズのふりしたりして


・「あいつや」みたいにボブも観客席を手を指しながらトニーと話す


・状況把握した観客が ”Play"と口々に叫ぶ


・ボブ、ちょっと勿体ぶってピアノに戻る


・この日のショーの内で恐らく傑出した

「It Takes A Lot To Laugh〜」

(何が傑出してるのか判らないが、

とにかく何かではあった)


・ボブ暗転すると共にさっさと立ち去る


・バンド、インスト曲演奏する


上記は帰国後

ネットにアップされているビデオを見てのまとめです、

やっと冷静に出来事を概観できた後のまとめ…

 

さて、明日は「現在の想い」を元に

もう一度「検証」していきましょう!

お楽しみにね。

 《つづく》

( 企画・編集・校正・加筆リライト「Mash」)
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ゲスト・ライター陣紹介
〈ジョーカーウーマン〉
日本を代表する
「ボブ好き5人衆」
の一人。
 
お金が有ればもちろん、
無ければローンを組んででも
海外まで出掛け
「ボブ・ディランLive」
をGetsし続ける「重鎮」
 
俺「Mash」とは
「ボブの音楽的部分」
そして
「ユーモラスに笑える部分」
にて合致!
 
今回の新連載で
より深く「ボブ」を掘り下げる!
 
ジェリーズ軍団では
「Starman☆アルチ」
「ハウリンメガネ」
と共に、音楽専門ライター陣
「ロック・マニアックス」
を2019年新規結成。
 

「ジョーカーウーマン」の「明日もボブで狂うわよ!」(第三回の上) 現場で目撃!ボブが口を開いた「ウィーン公演事件」コレが真実です!

2019-05-02 14:02:39 | BOB DYLAN

Well, I ride on a mail train, baby

Can’t buy a thrill

Well, I been up all night, babe

Leanin' on the windowsill

Well, if I die

On top of the hill 

・・・


この春、例の「ウィーン公演」へ行ってきました。


その前のパリ3日間の公演から私は参加。

パリ3日間も全日素晴らしかった!


そして、それに先立つ

3月31日スタートの本ツアーの

「初日・2日目」(何れもドイツ公演)


こちらの音源を聴いて出掛けたワケだが、

この音源のボブも劇的に素晴らしかった!

 

コレはもう、ついに来た

「ボブ・ディラン新時代到来!」

を予感せずにはいられない!

と思っていたわけです。


そんな中、この日も「超絶ショー」

を確信して席に着くが、、、

まさかの「普通」。

(※今既にウィーン2日間の録音入手したので聴き返すと、初日も結構良いかも。しかし、なぜかその場では落胆した)


パリでのような

「ボブのエネルギー」

を余り感じない。


ボブの歌う表情を凝視していたが、

リラックスした感じはなく、

始終険のある顔(結構好きだけど)。


決して悪くはないが、

こちらとしても今ひとつノリ難い。

(※人により「素晴らしいショー」という声もあり、また会場のサウンドが初日はイマイチだったという説もあり)


いくつかのピークはあるものの、

淡々といつものように本編が終わる。


パリの3日間がミラクルショーだったんだもの、

「仕方ない…」と思ってる中、

いつものようにアンコールに

バンドメンバーとボブ登場。


そして「あの事件」は起こった。


その後、この夜の出来事が

あちこちで語られだして驚く。

ボブは毎晩創造的に

「とてつもない偉業」を達成し続けてるのだが、

それには特に触れられずに…。


まあ、何年もステージで喋っていないのに、

突然演奏をストップして喋って、

しかも転びそうになった!んだから、

人の興味を引く事は間違いなく、

コンサート中のスマホで写真を撮ることも

論争を呼ぶ話題ではあります。


この時の出来事の記事を

ネットではたくさん見た。


いくつかはネタとして、

いくつかは次の街でのショーの宣伝、

いくつかはボックスセットの宣伝

も絡めて。すごい。


世界の裏側でネットの記事を読んだ人よりも、

恐らく現地の観客の方がよっぽど錯綜していた

(特に一階フロア、最前列付近を例外として)。

色んな「部分的な事実」と

その合間を埋める「仮説」

が混合して飛び交ってた。


現地で私が目撃したことは、、、

《次回につづく…》

 

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「ジョーカーウーマン」の「明日もボブで狂うわよ!(新連載!) 」(第二回) 90年代のボブ・ディランはお好き?

2019-04-04 12:53:00 | BOB DYLAN
  • 90年代

「ボブ狂気の名演」と言えば、

95-96年ツアー!


ココが「お宝ザクザク時期」

と思うのですが、

「非常に評判が悪い」のに

「実は違う意味で凄い」と断言できる

「91年新春・初夏ヨーロッパ・ツアー」も

忘れられません。


といっても

「91年ヨーロッパツアー」

は勿論、私行ってません。


前連載で書いたように

94年2月にファンになった私。

春の終わりまでにオフィシャル盤を聞き倒し、

同年初夏~からは

「初めての海賊盤」

に手を染める流れ…となるんです。


店頭には時期的に93年くらい迄のライブが

実に多く棚に並んでいたとは思うのですが、

考えても中身は判るわけも無く…

考えに考え抜いた上で偶々選んだのが

「91年初夏のデンマーク公演」でした。


大体「91年新春・初夏ヨーロッパツアー」

の悪口を言うのは、行った人です(妬)。


90年のヨーロッパは良かったらしく

翌年も期待してたのに、ガッカリ…

まあ、気持ちはわからなくもないですが。


その中で、

どこで読んだのかは

失念致しましたが、

突っ込まずにいられない書き込み

のことが忘れられません。


(以下大意)

91年6月、まだ学生だった時、近くの町に来た(ドイツのどこか)ボブ・ディランをワクワクしながら観に行った。ステージにボブ・ディランらしき人がいないので不審に思っていたが、「もしかして、このモゴモゴ唸ってるおっさんがボブ・ディラン?」と途中で気づき、しょーもなさすぎて驚愕はしたが、内容は死ぬほど退屈なコンサートだった。もう一生ボブ・ディランを聞く事はない!と心に決めて会場を後にした。しかし、その数ヶ月後、なんとなく「血の轍」を買っちゃって結構はまっちゃった。その後色々聴いて、惹かれていき結局コンサートも何回も行って今でもファン。(※詳細記憶違い可能性あり)


ここでは、主に「2つのこと」を

述べさせて頂きたい。


1つ目は、

もしここに、もしくは知ってる方で、


「日本公演でボブ・ディランを見たんだけれど、大した事なかった」

とがっかりして、

「ま、でもレジェンドだし、一回観といて良かった」と納得してる方がいたら、言いたい!


のんのんのんのんの~~~ん!!!

ノーノーノーノーノーノーノー!!!

ネーネーネーネーネーネーネー!!!


次回来日時にもう一度観て下さい。

で、同じ感想だったら?


次々回来日時にもう一度、

いや最低3公演は観て下さい!


2つ目は、

書き込みされた方へ思うことです。

また1つ目を力説した理由でもあります。


「甘いです。」

「ボブの恐ろしさ」

に気づいていただきたいです。

 

(ココでMashがタマラズ応援加筆) 

「その通り!ボブの魅力は一般の方なら

     1、2度のライブじゃあダメ!

     ポール師匠が「表の伝統芸能」ならば

     ボブ師匠は「裏の伝統芸能」!

     しかも、その日陰っぷりが美しく咲くのよ!」

(失礼!本文に戻ります…)


その前に「1991年」とは

「一体どんな年」であったのか?

について、さらりと復習したいと思います。


1月終わりから2月に掛けて

「新春ヨーロッパツアー」があって、

そのままアメリカとメキシコでちょっとプレイ。


1ヵ月半くらい開いて

4月後半から5月の最初まで

「西海岸スタート南部回り北上ツアー」


その後6月一杯が

「ヨーロッパ初夏ツアー」になります。

その後7月一杯

「アメリカ北部中心ツアー」。

8月半ばには

「2週間の南米ツアー」

10月後半から感謝祭直前まで

「中部~東海岸ツアー」


記録では合計101回!


また、この年2月、

グラミーで「Lifetime Achievement賞」

を受賞しているようです。


ジャック・ニコルソンが司会をしていて、

いまいちアレンジ(ごめん)による

「戦争の親玉」を披露。


その後左右に揺れながら、お父さんの事を

「シンプルマ~ン」

とか言う受賞スピーチのやつ。。。


ボブの「挙動不震度」としては

「レベル3程度」だけど、

演奏は、、、確かに91年は微妙な要素

も含んでいる年かもしれません。


しかし、それでもなお、

「ボブのこの深さよ」

とシミジミと感じます。

演出なのか?

酔っ払って授賞式にやってきたのか?


91年前半の何が好きかというと、

「リアルアル中」

「リアルルーザー感」

満載ぶり!の美しさです。


「リアルアル中」については、、、

この時期色々辛いことあったのかもしれません。

(この時期だけじゃなく、ベロベロとしか思えないショー色々あったような気がするけど。)


「リアルルーザー感」は

実際には明らかにセレブなので

語弊がありまくるのですが、説明すると…


マイクに被さるように、

「猫背でややだらしない姿勢」

「切ない鼻抜け声(当時多用)を歪ませ」て、

「たまに切迫感ある感じで、たまにだるそう」

に歌う。


しかも、ステージでは

「ちょっとオーバーサイズ気味のジャケット」

を多用。


何もかも素晴らしいです!

「ボブの美意識」なのかと思います。


悲しみの深い奥に

ぞっとするような美しさ

と安らぎがあるでしょう?


前述のレビューの方のように、

「表層意識」では気がつかなくとも、

確実に中心部を落とされてるのです。


意識では

「絶対もう聴かない!」

と思っていても数ヶ月後、

「表層意識の抵抗力」が弱った時に、

ふと手に取ってしまうボブ・ディラン。


「油断した」?

「偶然」?

「たまたま」?

「なんとなく」?


いやいやいやいや、

「表層意識の奥底」で

もっと「知恵のある部分」が

確実に「ボブ・ディランの価値」

を感じ取っていたのですよ。

確実に!


学生時代と言えば、

前を向いて生きてるのが仕様の時期、

少なくとも「そうあろう」と、

全然そうはいかなくても

「そうでなくてはいけないのに・・・」

みたいなノリとなることは

想像に難くないです。


そんな訳で、

意識では数ヶ月は否定できても、

内側では完璧にやられている!


じわりじわりと、浮上してくる、

もっともっと次のボブを求める、

非常にやばく切なく素晴らしくもある

かもしれない(ないかもしれない)


「切望感が孵化していく」のに

それほど時間が掛からなかった

ということでしょうね。


91年「リアルアル中ボブ」に

現地で射抜かれ組、真剣羨ましいです。


もちろん、

前述レビューの方は、ネタかもしれません。

読んだ感じ、ネタっぽくは感じなかったけど、

言語の壁によりもうひとつネタなのか本気なのか判明できないんですよ。


「91年ヨーロッパ最悪説」を唱える

幾ばくかの人達、

実は「91年ヨーロッパツアーの”あの”感じ」Loverの人々で、暗に「91年ヨーロッパツアーの”あの”感じ」を広めるための啓蒙活動をされてるのかも、、、


と思うのは、

「絶対に深読みしすぎ」だと思いますけれども、「最悪」と言われると、

「そんなことないはず!」

とムキになって、

「良いとこ」を探そう!

と熱心に聴きこんだりするのがファン心理。


「しかし○○年って最低」と言われても、

あっさり頷いて話題を変える年もあることにはあるので、ファン心理だけではなく、

やはり「91年ヨーロッパツアー」

特別な魅力に溢れるツアーだと言えるでしょう。


全般雑然としすぎて少し判り難いところが、

また味わい深い。

ちなみにフル音源はもちろんのこと、

素晴らしいビデオも複数存在するので、

どんどんエンジョイしましょう。


勿論、前述の

「グラミー賞授賞式ビデオ」

は年に一度は必見です。


心の中の「ボブ ブラヴォー!!!」

な声が止まらない…

そんな「91年ヨーロッパ」を絶賛してみました。


( 企画・編集・校正・加筆リライト「Mash」)
バンド「Mashroom High」公式ホームページ
にて、演奏映像公開中!
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「ジョーカーウーマン」の「明日もボブで狂うわよ!(新連載!)」(第一回) 私のボブ Magic 初体験!

2019-02-28 11:49:33 | BOB DYLAN
「ボブ・ディラン」
を初めて観たのは
1994年2月。
「日本ツアー」
のことでした。

それまでも「一般的ファン」でしたが
(勿論「ファン」だから
コンサートに行ったのですが)
その夜の2時間余りで
「人生の優先順位」が完全に変わる!
そんな衝撃を受ける事となったワケです。

要するに「本気ファン」
になるキッカケになった日
と言えるでしょう!

「ボブ・ディランさん」
は、
「詞と曲作りの上手い60年代のアイコン」

一般的には認識されてる様ですが、
実際は「驚愕のパフォーマー」なのです。

「前人未到クラス」です。
ここでは結構はっきり言いますけれど
「超人」です。
「世界の七不思議人間版」です。

ゲーム等で
「召喚士」とか「魔術師」とか
そういう「謎の職業」があるようですが、
現実世界で、もっともそれに近い!
と感じるのが「ボブ・ディラン」です。

コンサート中は肉眼では見えませんが、
「空中をドラゴンが飛び交って」
いたり、
「ナイアガラ級の瀑布が出現した」
り、
「空間に歪みが出現した」
り、
「なんか大変なこと」
になっているのです。(笑)

力量的には、イメージとして

「死人がゾンビ化して墓から蘇り
ボブの音楽を求めて彷徨いだす、、」

それ位は優に超えていると言えるでしょう。

※筆者に誇張は一切ございません。
むしろ言葉が追いつかず歯がゆい気持ちです。

パフォーマーという言葉が出るなら、

ポール ・ウィリアムズ著
「ボブ・ディラン 瞬間の轍
(原題:Bob Dylan Performing Artist )」

という本が思い浮かびます。
超名著ですので、
まだ読んでいない方には
是非とも読んで頂きたいです。

と思ったら、なんと絶版???????
ショックです。
読んでおられない方は
図書館等を利用して是非とも読んで下さい。

「ポール ・ウィリアムズさん」は、
ヒッピーとしか思えません。

本の随所に、というか全編に渡り

「あなたハイですよね?
ハイになってボブ聴いてますよね?」

との感覚満載で、その分、
1→2→3的な「世界を跳び超えた本質」を
「一撃で抉る」ような
「ノックアウト力」があります。

他人に読む事を勧める割には
20年くらい読み返してないので、
詳細は忘れましたが、
「パフォーマーとしてのボブの凄さ」
を力説しつくした本であったと思います。

そんな「ボブ・ディラン」の
最盛期のショーを
「公式レコードだけのボブ」
を想定して、「油断し切った状態」
で観に行ってしまったのですから、
人生が変わっても仕方ありません。

※私は90年半ばに
「本気ファン」
になったこともあり、
好みの問題かも知れませんが、

ボブ・ディランは
60年代、70年代よりも
90年代が最盛期だと思っています。

「数多くあるピーク」の中でも
「特異な時代」と呼んだ方がいい…
のかも知れませんが。

まさに畏怖の念に打たれまくるような
「ミラクルショー」でした。

なんやこれは?

なんやこれは?

なんや、一体これは?

なんやねーーーーーーーーーーーーん!!!

頭の中に巻きおこる
「数々のワンダー」。

答えなどは当然あるはずもなく、
私は半ば呆然とした態で
真冬の夜、ポンっと公園に放り出され、
ただただ、歩いた夜。

「音楽としての素晴らしさ」
というより、
「一種の神秘体験」
でしょうか。

後年
「Chronicles(ボブ・ディラン自伝)」
という本が出て、その中に
「トリプレット(三連音符)の秘密」
みたいな一節があります。

それによると80年代終わり間際に始まった
「ネバーエンディングツアー」では

ボブは
「謎の三連音符のリズムをギターで刻んで」
おり、そのリズムに載せてなら、
「あらゆる人間の感情を簡単に歌で表現することができる・・・」
みたいな。
(ちょっと違ったらゴメンね)

※ネバーエンディングツアー初期、
確かに「曲と全然合っていないギター」
を弾く手の動きを、
ビデオにて見た事があるような気がします。

しかし、94年の時点で
まだ続けていたかは分かりません。

そうだったのか!
それだったのか…
私を狂わせた秘密はそれだったのか!?

と興奮しつつ、
「ほんまかボブ?また作り話やろ!?」

と眉唾な部分もあり、
その曖昧感にて更に一層、
「神秘感が増す」のです!

しかしながら、ともかく、
「三連音符の秘密」を発見した!
とか書く人もこの人しかおらず(多分)、
実際に何やってるのかもよく理解できないので、
何かわからない「謎ジャンル」
として存在し続けているという訳です。

なんだか、とてつもないことだけは確かです。

おかげでその後の私は、
「夜も眠れず、頭の中はボブのことばかり。。。」

どうしたら
「またボブ・ディランのコンサート」
を観る事ができるのだろう?
と。

あれからなんと25年が経ったのですが、
その後も「来日公演」があったり、
「海外遠征」させて頂いたり、
コンサートに行き続けることができています。

でも、やはり
「最初のショー」
は自分にとって特別であり続けます。

なんと、昨年
「ヨーロピアン・コレクターの方」による
映像大放出があり、
「この日のビデオ」が発掘され
現在、動画サイトで全編を観れる模様です。

音源は数種類聴いておりましたが、
まさかセキュリティが厳しく、
写真も中々出回らない「日本公演」で、
「こんなビデオ」が存在したとは!!!

しかも、センター膝上クラスで
ハイクオリティではないですか!
何たる幸せ。

しかも、視聴したところ、、、
自分の思ってたより更に名演でした。

嘘だと思ったら(思わなくても)
是非動画サイトで
「CASTLE HALL OSAKA FU」
を観て下さい。

「FU」って何だろう?
と結構考えていただけど
「府」でしょうかね。(笑)

隠し撮りのため、画像はブート感あり!
(特に最初は黒画面の時もあるけど)

「ボブ・ディランの全てを舐める様に凝視したい」
またMash氏の様に
「ボブやバンドの音を漏らさず聴き取りたい」

そんなコアなファン以外には
「荒い画像」ばかりで
「特に面白いシーン」
も無いかもしれません。

でも、まあとにかく(笑)
「騙された」
とでも思って見て欲しいです。

「If not for you 」
聴いてみて下さい。
「Don’t think twice 」

「Tangled up in blue」

「Tomorrow night 」
も。

あと、その時点の私は
「聴いたことのない曲」が多かったから、
少しも驚けませんでしたが、

レア曲
「Series of Dreams」
も凄いです。
「I and I」

「Ballad of a Thin Man」

すべてにおいて
「背筋が凍るほどのスリル」
を感じる歌唱となっています。

正に「ボブ・ディラン」です。

私が初めて観た公演は例外ではなく、
90年代は「狂気の名演続出」
の凄い時だったようです。

それでも
この日「1994年2月12日の凄さ」
は特筆に値すると思いますよ!

( 企画・編集・校正・加筆リライト「Mash」)

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「ボブの音楽的部分」
そして
「ユーモラスに笑える部分」
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今回の新連載で
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「ジョーカー・ウーマン」の「明日もボブで狂うわよ!(新連載!)」 (序章) 私はどうしてボブ狂になったのか?

2019-01-31 12:03:56 | BOB DYLAN
13 Reasons Why※(風)
(※13 Reasons Why: Netflixのドラマ、
主演の俳優さんがディラン某氏だったので
思わず観てしまいました…
知らぬ方は我関せずでお願い致します)

テープ1 A面

声が好き。

「ライブ狂」になる前
最初はもちろんレコードを聴いていた。
(昔だからアナログ盤で、LPです。)

生まれて初めて買ったレコードが
「The Freewheelin' Bob Dylan」(写真)
です。

レコードプレイヤーを「お年玉」で買った後、
すぐに買いに行きました。
ボブのことはよく知らなかったから、
ジャケ買いです。

私の今までの人生でも
「10本の指に入る正しい選択」
だったと思う。

60年代のNYC、
ジャケットといい、歌詞といい、
「めくるめくボブ・ワールド…… 」
子供心に、超憧れました。

英語は判らなかったけれど、
「片桐ユズルさん」の訳を読みました。
日本語でも良くわかっていなかったけれど、
何事も判らないほうが「カッコいい」ものかも。

だけど、何と言っても
「声」に魅了された。
これについてはコレ以上は説明できない。
お分かりだと思いますが。


テープ1 B面

ボブ「嘘臭く」ない。

ボブは多分「嘘つき」だと思う。
「各種剽窃(ひょうせつ)」(疑惑)
※ひょうせつとは盗用の意

噂に聞く「女性への各種仕打ち」
そしてソレらを「変人」という言葉で
「煙にまいている」感が多分にある。
マトメてみると、
ズバリ「嫌な奴」かもしれません。。。

それでいて「各種剽窃(疑惑)」
の数々にも関わらず
「嘘っぽく」ない。

説明不可能な「本物感」が溢れているという
この「怪奇現象」こそ「ボブ」
どんな時でもボブは「超ボブ」
そう!「ベリーボブ!」
なわけです。

「嘘っぽいボブ」
をあえて思い起こしてみます。
とりあえず、今日ふと思い出すのは、
「2001年のオスカー受賞式」
これです!

うさんくさ~~~~い。
出た!
「チョビ髭時代」
あの髭だけで
「とっても胡散臭い」です。

そもそもテレビに出演すると
残念ながら大体「ぱっとしない」ことが多い。
後世に残るのはこれか。。。
とちょっと残念。
(それはさて置き、、、。)
YouTube検索してみたら
「どアップの受賞スピーチ」も発見。

改めてスピーチ部分を観たら
「ちょび髭ボブ」
それなりに可愛くて、
お礼にかこつけて、曲について語ってた。

「人間の性質から目をそらさない(歌)」
みたいな事、、

そう思って
「Things Have Changed」
(以下THC)
を聞いたら、「違った風」に感じられるかも。

”...this song which obviously [is] a song that doesn't pussyfoot around nor turn a blind eye to human nature.”
(書き下し文、http://aaspeechesdb.oscars.org/link/073-15/ より)

昔読んだ記事で、この歌は
「カントリーシンガーの何とかさん」(忘れた)
が作った曲で、
ボブがシンガーの家に遊びに行って
「いい歌だね~ちょっと借りていい?」
「ああ、どうぞ」
みたいな流れになって、、、
って物だったと思う。

で、そのまま
「ボブ・ディラン作曲」
と書いて発表… スゴイでしょ?
そんでもって
映画に使われオスカーとか貰っちゃった。。。?

その記事を読んだ時、まだ
「ボブ・ディランってそういう人」
という「事実」
を受け入れ切れていなかったので
「少しショック」だったんだけど、
「ショック」な割に、妙に笑えた。
非常に「ボブっぽく」て。

「THC」
(上記由縁からしても、胡散臭さが拭えない)
って、とにかくボブは大好きなようで、
ずーーーっと歌い続けている。

しかも近年は
「例外日を除き、必ず1曲目」
に登場。

ファンは「シナトラ時代」を
「ただただ受け容れた」様に、
「静かに受け容れ」
そして
「過ぎ去るのを待つ」のみ。。。
だが。。。
全然過ぎ去る気配はこない!

さて話を戻しましょう
「2001年のオスカー受賞式」のTHC。

この時ボブはツアー中で
「オーストラリアから中継」
による出演。

カメラ前で「不思議に左右を向く」ボブ。。。
「カメラ目線」になったり
「ぎこちなく視線をはずし」たり。

「ホット過ぎる流し目(風)」と、
「最後のキメ部」の「不自然っぷり」こそ
「赤ちゃんパンダがじゃれあう映像以上」に
心が蕩ける。(私は本気です!)

「一体何だったのか?」
「どういうつもりだったのか?」
こういう「問い」って、無数に湧き
もちろん答えは「永遠に判らない」。

おそらく、おそらくですよ。
ほんと推測にすぎないけれど、
「かっこつけてみて、それが失敗(?)」
したのではないか?
(近年は「無愛想路線に徹してる」ようですが)

こんな「ボブ」(ごめん)
でも「最高にボブっぽい」。

むしろ「こんなボブ」(ごめん)
だからこそ「高濃度圧縮ボブ」を感じる。

※もっともっと「ボブっぽく」て
「気絶しそうなボブ」(あくまで私は)
もあるのですが、
ココでは長くなるから
「涙を飲んで割愛」します。

急に総論!
私、ボブに
「とてつもなく”本当”」
を感じるんです。

「胡散臭く」ても、
「嫌な奴」でも、
「各種剽窃(疑惑)」でも、
「かっこつけてみて失敗して」も(推測)、
ソレら全て含めて
「全部とてつもなく本物」っぽい!

「何かが憑依した」かのような
「本当に物凄いパフォーマンス」
が発生する時も、
「テレビできょどっている時」も、
「割とつまんないライブ」
(それでも部分的には、必ず良い所があります)
の時も、やっぱり「何か本当」を感じるのです。

子供の時、「音楽大好き」で、
「ロック少年」になって、
それから「ウディ・ガスリー」にハマって、
「NY」行って「フォークシンガー」になって、
また「ロックに惹かれ」ていって、
その後色々あって
「アメリカ縦断ツアー」みたいなのやって、
「ワールドツアー」もやったけど、
突如「クリスチャンになって」みたり、
その後「四十半ばにして惑う」みたいな時も経て、
「何度目かの黄金時代」だと思う「初期NET」が
始まって、「現在」に至る。

「激しく変わる度」に
ファンも「ショック」だったと思う。
(私自身「ボブ狂」になったのは
94年以降だから大きなショックはなかった)

そんな「コロコロ変わる所」も「ボブ」。
全部「その時その時」で「本物」だった!
んだろうなあ〜と思う。

「対外的には嘘つき」だけど

(日本の本からの思い切った借用とか。
ノーベル賞受賞スピーチの何とかとか)

「自分には嘘がつけない」

(その時の自分のリアル度が100%
じゃないと表現ができない)

ってこと、ではないでしょうか?

また、それとは別枠になるかもしれないけれど、
「声の魅力」とか「表現力凄まじい」とか
「楽曲が良い」とか…

そういうの超えたところで、
「チャネラー?」というか
「イタコ?」というか
そう!
「通路みたい」な、、、

そういう感じで、
こう、
「どーーーーんと」
「どーーーーんと」
何かが来てる!のよね。
ハートを直撃する「何か凄まじい」ものが!

それが「多量に流れる時」が、
「いいライブ」で、
「何かが滞っている」のか
「流れが弱い時」が、
「OKショー」なのかな。
と思う。

その流れの本質も
「本当」とか「真実」
に近い「感覚のもの」だと感じる。

多分、最上級の「通路」であるのに、
通路自体が「本当」であることが
「出し手のボブ」には、とても大切で
もちろん
「受け手の私達」にも「そういう準備」
が必要なのでしょう。

多分、「嫌な奴」なんだったら、
「嫌な奴でいる」しかないのでしょう
(個人的な付き合いなら即離れるけど)。

若い頃の「ジョーン・バエズ」への「酷い仕打ち」
(ジョーン大人!)
内容は割愛するけど、ネット記事等に散見する
「各種酷い人」レポート、、、
「笑えるまでに酷い!」
たまに「酷くない話」があると
「ボブも人間なんだな~」
って妙な納得をしてしまう程、
「基本は酷い」。

言葉を選べは、
「決して良い人のフリができない!」ほど「本物」
そもそも「良い人」って何なんだよ?
と、私達に突きつけられる程の
「徹底した本物感」。

ボブは間違いなく、
「ボブ・ディランとして天才」だと思う。
「歌以上」に「存在」がすごい。
ボブを通して私達に
「流れ込んでくるエネルギー」
が凄すぎる。

ボブの声は「怖く」、顔も「怖い」。
歌も結構「怖い」か「とても哀しい」。
(ヒューマンネイチャー、見て見ぬふりしない?)

そんな「良い人のフリとかが出来ない」ボブが
「怖い声」で、「皮肉でダークで怖い」んだけど、
「美しく」て、不思議とちょっと「笑える歌」を
歌うのを、私は会場で聴くのが大好きなのです。

(※13 Reasons Why:Netflixのドラマ、主演の俳優さんがディラン某氏だったので思わず観てしまった)

( 企画・編集・校正・加筆リライト「Mash」)

https://1on1.crayonsite.com


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ゲスト・ライター陣紹介
〈ジョーカーウーマン〉
日本を代表する
「ボブ好き5人衆」
の一人。

お金が有ればもちろん、
無ければローンを組んででも
海外まで出掛け
「ボブ・ディランLive」
をGetsし続ける「重鎮」

俺「Mash」とは
「ボブの音楽的部分」
そして
「ユーモラスに笑える部分」
にて合致!

今回の新連載で
より深く「ボブ」を掘り下げる!

ジェリーズ軍団では
「Starman☆アルチ」
「ハウリンメガネ」
と共に、音楽専門ライター陣
「ロック・マニアックス」
を2019年新規結成。