
前回のクリフ・リチャードの3rdアルバム記事(お読みで無い方はコチラ→https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/599a42eb24ee3dadfb5329496b69628d)が好評だったとの事。本当にありがとうございます!これからもクリフはもちろん、僕が愛して止まないブリティッシュ・ビートの魅力をどんどん紹介していきたいと思います!
・・・ですが、今日はギターについて書きたいと思います。最近、編集長の記事でもモーリスについての研究が進んでいる事が紹介されており、僕自身も前回、「森平社長ラベル」のモーリス12弦ギターについて書いたところです。(コチラも是非お読み下さい→https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/8d77394570ef2893f7220eef48ffce04)
この様に「コンディションの良い、大当たりのMorrisの素晴らしさ」を12弦にて感じていた頃、本紙編集会議要請にて編集長に呼び出された僕、いそいそと編集部でもある「ジェリーズギター」へ繰り出して行き、そこで発見したのがこちら!Morris製「MJ-200」です。
その特徴的なジャンボサイズのボディとピックガードの美しい模様から、完全にあのGibsonの名器「J-200」のコピーモデルということが分かります。「おお~まさかMorris、こんな物まで作っていたとは!」と思わぬ不意打ちによろめく僕。「Gibson J200」言わずと知れたGibsonアコギにおける最上位モデルであり、ボブ・ディランやジョージ・ハリスン、ニール・ヤング等、数々のロックレジェンド達が愛用していたモデルなのです。個人的にはボブの「ナッシュビル・スカイライン」のジャケットが一番印象強いですね!
こうなると、もちろん僕にとっても憧れのモデルなのですが、当時のビンテージは3桁はくだらない中々の価格・・・すぐ手が出る代物ではありません。そんな「J-200のコピーモデル」なので興味は増すばかり。ラベルを覗いてみると、やはりここにも、燦然と輝く「森平社長」のサインが!
確かに全体的に作りもしっかりしており、状態も良く、木目も美しい・・・・思わず手に取り弾いてみる僕。なんとも澄んだ美しい音が鳴ってくるではありませんか。すぐ「当たりのMorris」である事を直感したのです。
ただ、まだ弦を張り替えてまもないことや、僕自身、このギターの個性(どんなプレイスタイルに向いているか)を十分に捉え切れていない事もあり、完全にボディが鳴っていない印象でした・・・が、音の雰囲気から、今後どんな風に鳴っていくかは何となく分かりましたし、何より、あの憧れの「J-200」と同じ形をしているのです。「これは誰にも渡すわけにはいかない!」と意気揚々と家まで抱えて帰り、その日からジャンジャカポロポロと奏でていたわけです。
「弾いていればどんどん鳴ってくるよ!」と編集長も言っていた通り、弦も馴染み、僕自身もどう弾けば、良い音がするかを少しずつ分かってきた事もあり、毎日少しずつ音にツヤと深みが出てきている印象です。僕は本家J-200を所有していないので、レコーディングや試奏なんかの印象でしか語れませんが、ジャンボサイズの割には音量は大きくなく、どちらかというと繊細な美しい音のする本家J-200。こちらのMorrisもその音に似せようとしているのか、どちらかというと繊細な響きです。ストロークで激しくかき鳴らしても、低音も丸く深みがあり、逆に高音の部分の音量が抑えめの調整なのか、ストロークの際、激しくストロークをしても、音がまとまり、とても上品に美しく聴こえます。これこそが、当時のMorrisが目指した音なのでしょう!そしてどれだけ本家J-200に近づけようとしているかという、努力と苦悩が分かります。
ライブで使うとなると環境を選ぶかもしれませんが、家で一人奏でるには最高の一本と言えます。とは言え、まだまだ僕自身には扱いきれていない・・・というか「もっと良い音が出るだろう」というのが現時点での結論です。繊細な音だからこそ、プレイヤーのタッチがそのまま出るので、ある意味では難しいギターですが、だからこそ、毎日弾いていると新たな発見があり楽しくなります。
今日も一人、この「MJ-200」をつま弾きながら、もうすぐ遠くへ旅立ってゆく「あの子」を思い浮かべ、曲を書く・・・。そんな最近のスターマン★アルチでした!さあみんなもLet's Play Guitar!
今日はこの辺で!ありがとうございました!
《Starman★アルチ筆》
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