「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

将棋の「藤井くん」って「生まれ持っての才能」で強くなったワケではなく「夢中」なだけ!熱く生きる…そんな「成功者」に「君」も「君の子」もなれる!

2022-01-15 15:15:11 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

昨日書いた
「無駄使いを抑える方法」↓

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/7d720cb1af4ba0563d271ff9f83047e2

には様々な反応があった様で
その好調なアクセス以上に
物議を醸し出した様だね。

そもそも
「昨日の記事で伝えたかったコト」
って「3つ」あるのだが、
簡単に言えば
「それで何をするか?」
という事を事前にイメージして考え
「必ず良い物を買え!」
ということ!

そしてソレが
「オシャレ系」

「趣味系」
ではなく
「あくまでも道具」
というならば
「自身にとって使い勝手が良いと思うモノを買え!」
って話だった。

しかし実は
「もう1つ隠されたお話」
がある。

奇しくも今朝
「東大で起こった受験生切り付け事件」
にもつながる話しなのだが…。
ソレは
「幼少期の興味を伸ばせ!」
ってコトなんだ。

俺が一番最初に興味を持ち
夢中になったモノ…
ソレは自動車だった。

なにせ5才くらいには
「外車も含めて全ての車種を覚えていた」
くらいだったからね。

で、その次がご存知
「ビートルズ!」
コレが8才からだよ。

で、自動車の方は
年々出る新車を付け足して行けば
勝手にデータベースは積み上がってね(笑)。

しかもビートルズ以後は、
それほど興味がない状態だったけれど
何だかんだ
「好きなメーカーの車は覚えてしまって」
さ(笑)。

今じゃ、それなりに
「仕事になる」
んだよね。

逆にビートルズからは
「他の音楽」
やら
「文学」
やら
「楽器」
やら
「ファッション」
やら…

とにかく、どんどんと
「枝分かれして」
エンドレスに広がって行ったよ!

終いには
「もっとレコードを買うには?」
と中学生時に
「Videoダビング屋」
を自分の部屋で立ち上げてさぁ。

「友人のダビング」
でシコシコと稼ぎ
「レアなビートルズ・レコードを買う!」
っていう…(笑)
そのサイクルに没頭していたんだ…。

笑えるお話だが
「企業さえもビートルズから」
だったワケ!

俺は思うけれど
「夢中になれる時期」
って限られているし、
「大人の邪魔は年々増すばかり…」
だから、
「幼少期の夢中を突き詰める」
だけで
「案外、将来、楽に生活が出来る」
と思うぜ!

大人が子供を信頼して
「好きなことだけを伸ばしてあげれば」
きっと間違い無く
「オンリー1な存在」
となり、
「人と違う生活を送れる」
のだと思うよ!

俺なんかは
「大学なんて行っても無意味!」
って分かっていたし、
実際、大学に行っていないからね!
ロックやる人間に大学ってどうよ?

きっと行かしたい親って
「大学コンプレックスを持つ人」

「大学を出て、そこそこ稼いでる人」
でしょ?
「大学を出れば安心!」
って信じ込んでいる輩…(笑)。

そーいう時こそ
「日大トップの事件」
を見てみればいいよ!
教育者って
「生徒の見本」
のハズだろ?
ところがどうだい?

「全教育者」

「生徒の親」
も、今すぐに
「目を覚ますべき!」
だよね!

親の価値観ではなく
「10歳までに夢中なにっているモノ」
を、親はその後も
「サポートしてあげるべき」
なのさ!

将棋の「藤井くん」は
天才じゃあなく
「夢中になっただけ」
だと俺には分かるぜ!

彼以外でも
「夢中になり突き詰めた人」

「世の中の成功者」
なのさ!

勿論、俺にも
「親からの雑音」は入ったよ…
でも
「ビートルズの方が正しい!」
って分かっていたから、
俺はギターを弾きながら歌っていたのさ!

勉強のために
「あらゆるレコード」を買って
ステージ衣装の為に
「様々なファッション」を試してね…。

その後
「もっとビートルズが使うギターを知りたい!」

「リッケン」や「グレッチ」
そして
「ヘフナーベース…」

その他、諸々のギターを
10代後半から「朝の市場」でバイトをして、
リクルート入社後にも働いて…。
そうやって、買い集めていたんだよ!

ソレが高じて、20代後半から
「ギターが本業」となって早20年…。
今の俺、肩書きは「自由人」でしょ?

そう!
「俺の時間は俺が決める!」
ってモンさ!

朝起きて
「誰かの決めた時間に金の為に動く…」
なんて真っ平ゴメンさ!
全然ロックじゃあねえぜ!

この世は
「何で成功してもいい」
そんなフェアな世の中よ。
勿論、俺みたいに
「ビートルズで成功してもイイ!」

分かっただろ?
「人生のレールは自分で敷く」
コト!
「親の雑音」
なんか、吹っ飛ばせばイイのさ!

但し、コレって
「自分で責任を持つコト」
でもあるんだぜ!

逆に
「親は雑音を出さないコト」
だ!

もし親のエゴという
「雑音を出す」ならば
将来子供に
「勉強して大学出たけれど全然幸せじゃあない!」
と言われたら…

その時は
「それなりに親が代償を払うべき」
だと俺は思うね。まあ責任取れんよね。

決して「子供に罪は無い」のさ!

《 編集長「MASH」筆》


本日は「無駄遣いを上手くセーブする方法」をお教え致しましょう!

2022-01-14 15:50:25 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

日用品を買うために

久しぶりにショッピングモールに出掛けた。

 

連れが美容室に居る間の約1時間

色々と歩き回ったけれど、

実にツマラナイのよねぇ

何も無いんだよね(苦笑)。

 

とにかく、俺にはもう

「欲しいモノ」なんて無いから

人がたくさん「タカッテイル」

そんな

Saleの文字が踊るワゴン」や「棚」を

遠目で見たりしてね

 

まあ「時間をやり過す」のに

大変苦労したんだよ。

 

ご存知の方も多いが

俺は靴や服、時計やアクセサリーなど

「ファッション小物類」

が腐るほどある

 

まあ実店舗を経営していたから

ホント

「その在庫で死ぬまで買うことは無い」

ワケよ。

むしろ手放さないと!

なんせ在庫だから(笑)!

 

で、実際

「仕事として、それらと接して」

いたら

「多くの物に価値を見出せなくなる」

ってもんなのさ。

 

自分の持っている「スキル」

ソイツを仕事にしたら、

「欲しいモノは全て手に入れてしまった」

んですよね。

 

ポルシェやメルセデスを何台も乗り継ぎ

今でも「BMW2台を始め

数台の車を所有しているけれど、

俺の持っている「車のスキル」が有るから

ブツが集まって、俺で吹き溜まるだけ。

 

だから欲しい人には譲っているんだ

実際は

「こうやって仕事になった」

んだよ(笑)。

 

音楽、ギター、輸入車、高級時計

そしてファッション

 

そのどれもが俺には

「スキルの産物」

であり、幼少期に興味を持ち

実践して「知り過ぎた」だけ

 

だから

「今は欲しいモノなんて無い」

のよ!

貰っても困るくらいだよ(笑)!

 

で、「大切なコト」は

「物質的な幸せ」

よりも

「体験型幸せ」

だと思うんだ。

 

良いギターを

「集めて眺めていても無意味」

でしょ?

やっぱり「弾いてナンボ!」だもん。

 

「モノを持つ」って

結局

「自己満足じゃダメ

だと云うコトでね

 

ギターなら

「プレイして人を喜ばせて欲しい!」

し、車なら

「恋人とドライブして喜ばせて欲しい!」

ってワケ。

 

まあ道具として買う場合は

勿論、別だけれどね(笑)

 

例えば荷物移動の為に

「軽トラを買う」とか

植木を植える為に

「スコップを買う」とかね。

 

 

道具は自己満足で十分!

むしろ自己満足度で選ばないとダメ!

妥協すると作業に支障が出るだろ?

 

兎にも角にも

「物質的なモノだけでは片手落ち!

そのブツで何をするか?」

ってコトが大切!

 

今後は、そう考えて

君にもブツを購入して欲しいよ!

結果

「無駄遣いも随分と減る」

と思うからね!

 

編集長「MASH」筆


俺「MASH」がハマった「過去のお気に入り歯磨き粉」(その1) サンスター「ナチュラV」

2022-01-13 15:28:30 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

急に思い立って
「歯磨き粉」
について書く!

と言うのも以前撮った
「写真ファイル」
に懐かしの歯磨き粉があってね!
覚えている方もあろう…
そう!「ナチュラV」だ!

2000年くらいまで
サンスターが出していた名品
「ソルティー具合が歯ぐきを引き締めてくれる」
そんな商品であった。

で、俺はコレ好きだったんだよね(笑)。
しかしながら、いつの間にか廃版に…

当時いつもの購入店で
店員さんに聞いたところ
「販売終了となりました。」
と言われ廃版を知ったんだけれど、
それなりにショックだった事を覚えている。

「もっと『買いだめ』しておけば良かった…」
と後悔したのも束の間、
すぐに次なる問題が…

そう。
「今度はどの歯磨き粉にすればいいの?」
という大問題にブツカルのでR!

いかんせん毎日使うブツだ!
早急に次の
「レギュラー歯磨き粉」
を決めないと…。

そして「次なる歯磨き粉」へと
道のりは続くのだ!
このお話は「その2」を待て!

《 編集長「MASH」筆》

 


〈詩〉 ひとやすみ

2022-01-12 15:47:26 | 編集長「MASH」の詩集

そろそろどう?
ひとやすみ

ずっと走り続けるのも
なんとなく疲れたよね?

そうとなったら
ひとやすみ!

無理せず、無理せず…
そう自分に言い聞かせてみる

そう。こんな時間が
「ひとやすみ」
なんだよね。
すっかり忘れていたよ。

《 MASH筆》


昨日は「デヴィッド・ボウイの命日」。その翌日の今日は「ストーンズ三昧」と俺はキメた!大雨の鎌倉で「近年のライブDVD」を見返す日にした!

2022-01-11 15:02:10 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

昨日書いた
「デヴィッド・ボウイ記事」

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/7b2c61f2c65095c66906661785611936

が、思いのほか好評で、
「おっ、まだまだロックも捨てたもんじゃないね!」
って気を良くしてさ。

久々に夜な夜な記事に出て来た
「UKオリジナル盤」
を回しちまった俺よ!

しかし、やっぱり
「良い盤で聴く」
と、作品が見違えるのよね!
ピアノの美しさとか、格別だぜ!

さて、今朝は朝から強い雨…。
「雨だと気分もブルー」
なんて言ってる場合じゃあない!

俺は早速、
午前中からストーンズのDVDを流し
「今日は一日中、ストーンズ三昧」
と決めたのさ!

昨年、チャーリーが逝っちまい
俺の中でも大きな穴が空いていた…
本紙「ストーンズ対談」

https://blog.goo.ne.jp/12mash/c/f4bb70881178099efe2e09df9fa43374

でも、十分にお分かりのことだろうが
多分、一般から見ると
「相当なストーンズマニア」
なんだと思うのよね、俺(苦笑)。

ただ俺って、自他共に認める
「ビートルズ気狂い」
でしょ?
それと比べると
「ストーンズ熱」
はガクンと落ちる気がして…。

それでも
「全時期の直筆サイン」
(ブライアン期も含めて!)

「1st Mona盤」
なんかも所持しているから、
まあストーンズにも
相当入れ込んではいる様だね!

で、今日は後期のライブ映像を
重点的に見直しているんだが、
逆に「老人パワーが炸裂!」し
何だか「すがすがしい気分」
となるんだよね!

2018年のライブなんか見ると
キースは相変わらず煙草を吸っていてね…
ギターソロは明らかにラウドネス(笑)!
そんな「やり過ぎ」とも思えるプレイに
ついついコチラも
「笑みがこぼれる」始末。

勿論
「ミックの元気」
は言うに及ばず!
「他者の追従を許さない若々しさ」
を君は、どう説明する?
「さすが!」
の一言に尽きるでしょ?(笑)

ところで最近
我が国では「ストーンズ」と言うと
若いジャニーズ軍団を言うんだって?
誰だい?
ただ、きっとソイツらは偽者に違い無い!

だって「ストーンズ」は
1つしか存在しないからね!
イミテーションは山ほど出た…
でもね、結局ヤリ続けているのは
ポールやボブ、そして、ストーンズなのさ!

そして今月末の
「マシュメガネ対談」
では急遽
「ストーンズの最新ツアー談義」
をする!

今こそ
「ストーンズ総力戦」
を試みる本紙を、
是非お見逃しなく!

《 編集長「MASH」筆》


「デヴィッド・ボウイ」の命日に「語る盤」って言えば、やっぱりコレでしょ!

2022-01-10 15:16:36 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

今日は
「デヴィッド・ボウイの命日」
ということですので、
彼について書こうと思う。

早速だが
俺にとってのボウイ体験と言えば
やっぱり30年以上も聴き続けて来た
『ジギースターダスト』
というアルバムに他ならないワケでさ!

コレを夜な夜な回している自分…
かけがえのない、良い時間だったよ!

「ロックの良い部分が全て詰まっている…」
そんな大名盤なのはご存知のトーリだが、
細部にわたる楽器のバランスとボウイの声!

ソコには
「終わってもまたひっくり返して
 A面を聴きたくなる」
そんな衝動に駆られる全てが有るんだ…。

俺にとって
ビートルズ、ボブ、ストーンズ
「トップ3アーティスツ」
以外の作品で言えば
「最も10代の頃に聴いた盤のひとつ」
だと断言出来る。

ボスの『Born to run 明日なき暴走』
とツートップと言った感じで
ホントよく聴いたねぇ…

少なからず
「俺の人生を変えた盤」
と言えるんじゃないかな!

詩の面でも物語性が有り
アルバム1枚を作品として聴ける…
だからこそ一気に聴けてしまうんだよね!

今の時代
「アルバム」
という言葉さえも
若い一般の人には
聞き慣れないかもしれない…。

だからこそ、
コイツをCDでもイイので
是非とも買って聴いてみて欲しい!

きっと君も
「素晴らしい紙パッケージ」に惚れ
次の瞬間には、大きな30cmジャケの
「LPレコード」
を手にしているハズさ!

そして、気づいたら
「何度も何度も盤に針を落としている」
どう?
想像してみてよ!
とってもイイ感じじゃない?

レコードを始めるには、まさに
「ウッテツケの盤」
だと思うからね!

そして深く行く君には
やっぱり俺の持つ
「UKオリジナル盤」
が最高なのさ!

但し、モチロン安くは買えないぜ(笑)!

《 編集長「MASH」筆》


【ハードパンチ社説】急拡大の「オミクロン株」って、どの様な「人間心理の中」で広がったのだろうか?

2022-01-09 14:29:05 | 編集長「MASH」筆【ハードパンチ社説】

この1週間と言えば
当然オミクロン株による
「感染拡大」
ってコトになる…。

まあ本紙では早くから
「第6波を宣言していた」
から大した驚きも無く、今回も
「人間の無力さ」
を実感させられただけ…。

まあ本紙の予想なんて
そんな大声で威張る事でも無いのよ。
だって普通に頭を使えば
「年末年始でのウイルスバラマキ」
って、誰もが予想出来るレベルでしょ(笑)。

まあ本紙副編集長
「ハウリンメガネ」
も関東への帰省予定を早々に取り止め、
相変わらず対面での編集会議はお預けさ!

まあ彼とは別に、多くの人間が
「大丈夫だと思いたい」
そんな楽観論者だって証明されたのよね(苦笑)。
本紙で再三
「感染対策をしっかりして、気を付けて!」
と、呼びかけても響かんワケだよ。

俺は以前の大人気記事
「神田沙也加さん&大阪ビル放火」
https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/91b43e987400c9b4e60802f21affd53c
でも
「頭を使えば間違わない!」
と書いた。

脳をこれほど使える動物って
「人間だけ」だからね。
コレを「心だけで動く」と
一般動物に近くなって退化していく…
俺はそう考えているのよ!
下のチャートを見て欲しい。

「あっ、甘いケーキが食べたい!」
      ↓
「食べる」
      ↓
「太る」

コレどう思うかな?
この矢印の間で「考える」
を入れてみると…

「あっ、甘いケーキが食べたい!」
      ↓ 考える
「甘いフルーツに変えてソレを食べる」
      ↓
「太らない」し「栄養価も高い」

この様に
「ちょいと考えるだけ」
で、随分と結果が違うんだよね!

そりゃあ
「しばらく会っていない離れた家族に会いたい」
気持ちは分かるぜ!
でも「ちょいと考えたら」…?

そう!
「今の急激な感染爆発」
は防げたってワケ!
誰のセイでも無いのさ。

しかも、この後
「感染は各地でドンドンと増える」
ってのも皆んななら、予想済みでしょ?
残念ながら大当たりだよ(笑)。

という事で、皆様
考えて生きていきましょう!
だって、俺たち、人間だもの!

《 編集長「MASH」筆》


ハウリンメガネの『スーパーギタリスト列伝』(三人目)「ジョン・レノン」(ジョンから学ぶギターのイロハ!)

2022-01-08 14:32:07 | 『ハウリンメガネ』コラム集

読者諸賢、お待たせ。ハウリンメガネである。
筆者が「クリムゾンの来日公演レポート↓」を優先したため

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/da7d09050a49e6e18f981ed2b0fbeb7d

一月遅れとなったが、今回は「スーパーギタリスト列伝・第3回」である。

第一回はSRV

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/47543d07ea0fe4e414fdf8b3058db747

前回はチャック・ベリー

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/6d0c1d7a111e8f9c1a1a02063cc177fd

そしてチャック・ベリーに影響されたスーパーギタリストといえば……
ジョン・レノン!

(ジョンはベリーからの影響を公言して憚らなかったギタリストであります)

……いま
「ジョンは"スーパー"ってほどのギタリストじゃないだろう」
という顔をしたあなた、そう、アンタのことだよお客さァァァん!
「ギタリスト、ジョン・レノン」をナメちゃいけない。
リードプレイやギターソロで輝くプレイヤーばかりが
「スーパーギタリスト」ではない。

「僕はテクニック的に上手いギタリストではないけど、バンドをドライヴさせることにかけては一流なのさ」

とはジョン本人の言だが、
この言葉こそがジョンがスーパーなギタリストであることを示している。
そう、ジョンはバンドをドライヴさせるギターを弾かせれば天下一品なのである。

ギターの最重要な仕事はリズムギターだ。
ドラムのリズムを強化し、時には変化をつけ、
ベースと協調してコードで楽曲を彩っていく

(特にピアノがいない場合はギターがコードを一手に担うため、リズムギターがなければ楽曲自体が成立しない)

ジョンはこのリズムギターが抜群に上手い。
「I saw her standing there」や「A Hard day's night」の
キレッキレなチャック・ベリー直系のバッキング、
「Taxman」のベースとのコンビネーションと間を活かしたプレイ、
「Any time at all」でのソリッドなアコギなど、
言葉通りにバンドをドライヴさせる
「ジョンのリズムギターなくしてビートルズなし」
といえるリズムギターがわんさか聴こえてくる。

このリズムプレイにおいて重要なのがジョンのピッキングフォーム

ジョンは右肘がボディエンドに触れる高い位置で抱え込むようにギターを持ち、
肘は固定した状態で、手首の最小限のスナッピングで弾いているのだが、
これがとても重要なのだ。

ギターというのは力いっぱいピッキングするといい音が出ない!

(アタックが強すぎるとピッキングノイズの強い、ガチャガチャした音になってしまう)

むしろ力は可能な限り抜き、軽やかに弾くのがいい音を出すコツなのだが、
ジョンのフォームであれば、肘と手首の位置を固定することで
手を振り下ろすことがなく、手首のスナップで弾くので力も最小限になる。
とても理に適ったフォームなのだ!

(また、このフォームでコツを理解すれば低い位置でギターを構えても無駄な力を入れずに弾けるようになる)

バンドをドライヴさせるスーパーリズムギタリスト、
それがジョン・レノンだ!……と、話を〆てしまいそうになるが、
これだけではキース(・リチャーズ)やピート・タウンゼントと
なにが違うのかという話になってしまう。
もう一つのジョンのスーパーな点、そしてキースやピートとの最大の違い、
それがジョンのコードボイシングだ。

例えばローポジションでC コードを弾く時、
一般的なフォームはこうだ。
(写真)

だが、ジョンはこう押さえる。
(写真)

C コードの構成音はC(ルート)、E(3度)、G(5度)で、
一般的なフォームであれば5弦から1弦へ順に
CEGCE、ルート、3度、5度、1度、3度となる(6弦はミュート)。
だがジョンの押さえ方だと、ECEGCGとなり、3度がボトムに、5度がトップにくる。
つまり、C/Eのオンコードかつ、最高音がGとなるわけだ。


同じC コードでも音の並びが変わるだけで響きは大きく変わる。
そして、ジョンはこの音の並びが独特で、
これがジョンのバッキングのカラフルさに繋っているのだ。 
この独特なボイシング、ジョンはどうやって身につけたのか。

無論、彼の才能と努力もあるし、ポール、ジョージという
スーパーギタリストと切磋琢磨したことは大きな要素だろう。
だがもう一点、重要なポイントがあると筆者は推測する。
それは彼がギターを始める前、実母のジュリアから教わったと言われる
バンジョーの影響である。

5弦バンジョーは一般的には5弦から1弦へGDGBDとチューニングする

(ギターのオープンGチューニングと同じ並び。他にも4弦のテナーバンジョーではCGDAの5度チューニングが一般的らしい。そういえばフリップ先生提唱のニュースタンダードチューニングはCGDAEGでこれも5度チューニング(1弦だけ短3度だが)。閑話休題)。

ジョンとポールがつるみだした頃、
ジョンがギターをバンジョー同様のチューニングで調律し、
バンジョーのコードで弾いていたのは有名な話だが、
ジョンの独特なコードフォームはこのバンジョーのチューニングから来ているので
はないか?

やった人ならわかると思うが、オープンチューニングというのは
レギュラーチューニングとは異なる独特の響きがある。
先に述べたように同じコードでも音の配列が異なるからだ。
耳の良いジョンが

「このコードはギターのフォームより、バンジョーのフォームで弾いた響きの方がクールだ」

と考えてもおかしくない。

チャック・ベリー直系の右手とバンジョー経由の左手が
ジョンのギタリストとしての特異さだ。
そしてその二つがジョンという才能の中で結びつき、
ポール、ジョージ、リンゴという才能たちと合わさった結果が
ビートルズをドライヴさせ、楽曲をカラフルに彩った!
そんなジョンのリズムギターである!

ほ・ら!
やっぱりジョンは"スーパー"なギタリストでしょう!

前回のチャック・ベリーもそうだったけど、
ソリストばかりがスーパーギタリストじゃないんですよぉお客さァァァん!

この「スーパーギタリスト列伝」では
今後も様々な角度での"スーパー"なギタリストについて書いていくので
そのあたり、御承知の上でよろしく申し上げる!

ではまた次回!ハウリンメガネでした!

《 ハウリンメガネ筆 》


「アキレス腱炎」が再発?右足首とアキレス腱に違和感が…。

2022-01-07 15:18:03 | 編集長『MASH』の『生涯アスリート生活』(食・ケガ・トレーニング)

以前
「右足首のアキレス腱炎」
について、ちょこっと書いた。

コロナ第1波くらいの時に
ステイホーム時の
ハードなトレーニングによって痛め
なかなか治らず、
やっと昨年夏くらいに完治!

と思ったら昨日急に痛みが出てさ(苦笑)…。
コケたり、足を捻った
そんなワケでもないんだけれどねぇ。

そう言えば
昨日は鎌倉も大雪で寒かった。
そのセイだろうか…?

昨夜はお風呂にゆっくりと浸かり
ストレッチをして寝たお陰で
今日は幾分良くなっているけれど、
またいつ再発し悪化するかもしれない…。

関東では慣れない大雪で
事故やケガ人も多数出ている状態…。
皆さんも、十分に注意してね!

ケガって案外クセになるからさ!

《 編集長「MASH」筆》

 


鎌倉も大雪!「寒さを吹き飛ばす!」そんなレコードは?ソニー・ロリンズの『リール・ライフ』を聴く!

2022-01-06 14:34:02 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

お写真でもお分かりの通り
鎌倉も本格的な雪…。
そ-なると、さすがに寒い!

正月から
「コロナ感染拡大」↓

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/0118215eb40858fe5cea6448990e90b0
やら
「北朝鮮のミサイル発射」↓

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/47a29ff6f761d1cc92fb8d9f0970e12f

など
「緊張感の高い記事」
を書いてきた…

そんな俺だけれど
こう寒いと頭が回らない…
からね(苦笑)。

「今日は家でゆっくりと音楽でも聴こう!」
って感じに落ち着いたのも束の間…
「じゃあ何を回す?」
そんな次なる課題が持ち上がって来たんだ。

パッと閃いたのは
「やっぱりジャズがイイ!」
ってコト。

そして、こんな寒い日には、その
「寒さを助長するような繊細な盤」
ではなく、
「Hotな異国に導いてくれそうな盤
にしよう!

そんな感じで
レコード棚から取り出した盤がコレ!

ソニー・ロリンズ「リール・ライフ」

80年代に入り試行錯誤していた…
そんな御大ロリンズが、
83年に出した本作では
「敢えてピアノレスのツインギター!」
で挑んでおり、
ドラムにはデジョネットを配している!

盤全体を明るいトーンで統一しており
決してオールドジャズに回帰せず
「意欲的サウンドメイクに取り組んだ好結果」
が、盤全体に充満しているのよ!

一瞬「ツインギター」と聞くと
多少派手なイメージを抱きがち…だろうが
(特にロック好きの読者なら尚更!)
むしろ役割分担がしっかりとされており
あくまでも御大ロリンズのサイドワーク
と成した気の利いたアレンジがベストだ!

まあ当たり前だが
「やっぱりロリンズのテナーが主役!」
なワケだから、結局のところ
「実にバラエティに富み、
   バランスの取れたジャズ盤」
に仕上がっているんだよね(ニッコリ)。

オープニングからロリンズ!
そして
ラストもロリンズの独奏で終える…。
気付いたら、寒さを忘れる俺が居たよ!

こんな雪の日にピッタリの盤!
間違い無しさ!

《 編集長「MASH」筆》


【ハードパンチ速報】 新年早々、本日「北朝鮮が弾道ミサイルを発射!」するその意図と効果って?【簡単解説】

2022-01-05 09:38:02 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

今日(1/5)の午前8時頃
北朝鮮から「弾道ミサイル」らしき物が
日本海に向けて発射され、午前9時現在、
既に海に落下している模様…。(NHK報道)

「新年早々なんだかなぁ…。」
って感じだけれど、
「北朝鮮はアメリカに振り向いて欲しくて必死」
なんだろうね(苦笑)。
子供が駄々をコネル様なもんさ。

ただ今の世界は「コロナ」で
「北朝鮮どころじゃあ無い…」
というのが本音でしょ?
北朝鮮が騒いでいても
「あまり目に入って来ない」
状態なんだよね。

ソレがまた北朝鮮を苦しめているわけでさ、
ただでさえ経済制裁により外貨が得られず
細々と国運営をしていたのに、
世界のコロナ旋風で、中国との関係も中断…
物資の調達も厳しいと聞く…。

ただ
「こんな挑発的国家」

「世界は飽き飽きしている」
状態だよね…。

コレでは北朝鮮国民も
「段々と我慢の限界」
じゃあないかな?

まあ、万が一
「北朝鮮が崩壊」
しそうになっても
「移民流出を警戒している中国」
が助け船を出すんだろうけれど…ね。

と云うことで
まだまだ北朝鮮はこの
「駄々っ子作戦」
を続けるワケだ…(苦笑)。

《 編集長「MASH」筆》


【ハードパンチ速報】「岸田総理」新年の記者会見にて「コロナ感染者への隔離処置変更」が発表されたゾ!「オミクロン株」の拡大を予想した対応変更に舵を切った!

2022-01-04 21:20:23 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

「岸田総理」が伊勢神宮から
年頭の記者会見を開いた。
(1月4日14:10より)

新年の挨拶と共に
「オミクロン株の拡大」
についての
「陽性者の扱いにおけるシステム変更」
のお話があったワケだけれど、
まあ拡大は当たり前だよね…(苦笑)。

彼が言うには
いよいよ
「自宅療養」
「施設療養」
「入院」

「陽性者の状態により振り分ける」
様になる…。

まあ
「年末年始における人の動き」
が有る以上、
「感染拡大」
は抑えられないから
増え続ける感染者を考えた手だ!

ところで、ずっと本紙でも
警鐘を鳴らし続け
「感染対策」
をお願いして来たんだけれど
街では「随分と緩んでいる」のが見えてね…。

ここで聞きたいんだけれど
「マスク着用」
ってそんなに難しいのかな?
俺なんて「マスク大好き!」
になっちゃったんだけれど(笑)。

「ワクチン2回が効果薄」
な今、俺たちを守ってくれるのって
「マスクだけ!」
なもんだから、
もう必須アイテムだと思うぜ!

なんか巷では
「オミクロンは重症化しないから大丈夫!」
みたいな話を聞くけれど、
ちょいと考えてよ!
「感染したら君は隔離される」
ワケよ!

「仕事」も「遊び」も出来ず、
軽症でも
「施設での隔離」

「自宅隔離療養
となるんだ。

どちらにせよ、君は
「時間を奪われる」
コトになるんだよ!
そんなの嫌じゃない?

俺は嫌だから
「しっかりと感染対策を取る」
よ!

「不要不急の外出」
は元々していない俺だが
どうしても出た場合は
写真の様に
「Wマスク着用」

「うがい手洗いの徹底」
は欠かさない!

まあこうやって
「ひとりひとりの対策」
で、随分と変わって来ると思う!

しかないんだよねぇ(笑)。

《 編集長「MASH」筆》


「笑顔で生きるコツ」Part 3「歌舞伎町ホテル転落死」と「鹿児島県妻子殺害事件」から見る「人生を狂わせるモノとは…」

2022-01-03 16:18:03 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

年末年始に掛けて
「悲しい事件」が起きている…
新年早々こんな記事を書くなんて…
「世も末」だとホント思うよ!

その事件とは
お伝えされている様に
「歌舞伎町ホテル子ども転落死」

「鹿児島県、妻子殺害事件」
の事だ。

前者
「容疑者の母親(47歳)と子供2人で
一家自殺を図るが、結局息子を突き落とし
息子だけが死体で見つかった…」

後者は
「マンションの一室で妻(28歳)と子(11カ月)を
夫(33歳)が殺害…夫も自殺を図るが生き延び逮捕」

どうだい?
聞いただけでも頭に来るだろ?
俺は頭に来てるぜ!
何故か?

前にも
「神田沙也加さんと大阪ビル放火殺人の記事」
で書いた通り
「自分の事しか考えていない!」
からコーいう悲惨な事件になるんだよ!
( 詳しくは以下「Part 1」を!)
https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/91b43e987400c9b4e60802f21affd53c

「子供や家族の未来を親が奪うな!」
と声を大にして言いたいね!
コレは事件だけの話じゃあ無く
「子供の夢を奪うのも親」
だったりするからね…。

そして今日は
それ以外の問題点を書きたいんだ。

容疑者達に
「どんな問題が有ったのか」
は知らないが、
「行き過ぎた資本主義」
による
「社会の歪み」
という大問題も
今こそ語られるべき事柄だと思うんだ!

簡単に言うと
アメリカ型の資本主義って
本国アメリカを見れば分かる通り
「格差の拡大」=「犯罪の増加」
に、なっちまうって話なのさ!

「金が無いと生きられない…」
という社会って優しく無いだろ?
何かおかしいと思わない?

俺は
「ご飯が食べれて、住む所があり
健康に日々を過ごせるのならok!」
だと思うんだけれどね。

いざ人に聞いてみると
「クダラネエ商品」
を買っていたり
「添加物満載の外食」
を食べに出たり…。

もっと言えば
「オシャレなワイン生活」

「ワイワイ健康的に見えるホームパーティ」
(俺には「家飲み会」にしか見えないけれど…)
なんかを
グイグイと押し付けて来るじゃない!
ネットでもテレビでも…さ。
そうだろ?

そんな「雑音」を信じて
「私の人生って惨め…」
とは絶対に思わないで欲しい!

そこで立ち止まって
しっかりと考えてみればいい!
「ハートの意のままじゃ危険」さ!

何故かって?
「企業は金儲けの為に
心を動かす情報をネットでもテレビでも
コゾッテ放出して浴びせて来ている」
からなんだ!

こんな
「欲しくなる仕組み」
の中で
「お金が無いと生きられない…」
って思わない事が大切なんですよ!

そしてもう一つ
「他人と比べない事」
だよね!
「あの人が持っているから…」
なんてドーでもいい!

ソーいう
「全ての雑音」
をシャットアウトして
「本当に自分に必要なモノだけ」
を買い
「生きるコト」
だけを考えて欲しい!

「政治」も「社会」も当てにならん!
だって、そうだろう?
「経済を良くする!」
って
「過度な資本主義」
を推し進めることなのよ!

結局は
「格差を推進しているのと同じ!」
なんだよ!

「飢えない様にする!」
「食べれればソレで幸せ!」
と思えば
「一家心中」とか「殺人しよう」とかって
絶対に思わない!

原点は
「生きるコト!」
底辺だと思うなら
「上がって行くだけ」
だ!
「生きていればチャンスは有る!」
タフになろうぜ!

《 編集長「MASH」筆》


《 しりとり名曲大全集 》 ( 第20回 )『スターレス』(キング・クリムゾン)Text by ハウリンメガネ

2022-01-02 14:29:33 | 編集長と副編集長の名曲紹介「しりとり名曲大全集」

読者の皆様、あけましておめでとうございます!
新年一発目は名曲しりとりからスタート!
回ってきたお題は「ス」!
せっかくの新年回ですので出しましょうこの曲を!

『スターレス/キング・クリムゾン』

はい!
現ラインナップのコンサートでも
最後半やアンコールで演奏されることが殆どであり、
ラークス期クリムゾンの終焉を飾った、
クリムゾンファンの中でも人気の高い曲
それが「スターレス」!今回の回答であります。

そもそもはアルバム
「Starless and Bible Black(暗黒の世界)」
収録の予定が何故かお蔵入りになり、
最終的にはラークス期最後のアルバム「Red」
のエンディング曲として収録された本曲は
ラークス・クリムゾンが練り上げてきた
爆発的な演奏と1stから培ってきた叙情性が一体化し、
崩壊寸前の混沌を「美」へ昇華したまさに「名曲」!

メロトロンのストリングスと
フリップ先生のロングトーンギターが宇宙の終着点を想起させる、
寂しさと壮大さを持ち合わせたイントロ
(ブルフォードのシンバルがまた美しい)。
ジョン・ウェットンの声で歌われるのは
自身の内部に存在する内宇宙。
星ひとつない暗黒。聖なる暗黒。

それに呼応するように
メル・コリンズのサックスが
物寂しくも力強いメロディとサウンドでレスポンスを入れて行く。
演奏のテンションはレッドゾーンだが、それに引っ張られないよう、
重く、深く、丁寧に宇宙の静謐を描くクリムゾン。

そして始まる崩壊。
徐々に各々のパートが楽曲の重力から逃れ、
新たな局面へ向かおうとフレーズを変化させていく。
ゆっくりと、だが確実に進んでいく崩壊。
そして先生のギターが混沌の中へ飛び込もうとその速度を加速させ……
ついに訪れる臨界点!

すべてのパートが一気に加速する!
ウェットンのベースもブルフォードのドラムもメルのサックスも
無論、先生のギターも、
全てが重力から解き放たれたように混沌の中を奔放に駆け巡る!
メルのサックスが秩序を取り戻さん、とテーマメロディへ戻るが、
バンドはまだ「混沌こそ我が墓碑銘」と云わんばかりに
再度の加速とインプロ、自壊と再生を繰り返す!

(ここでの先生、ウェットン、ブルフォードのインタープレイの応酬、混沌の中、全てが一つの終焉へ向かおうとするこのパートこそパワートリオが到達する最高の到達点の一つだと断言しておこう。聴かずに死ねるか!)

メルが奏でるテーマメロディの中、バンドは勢いを止めず、
ようやく、もはや自壊するエネルギーを失ったように
最高潮のテンションの中で曲は終わる。
だが、終わったのはあくまで曲の再生である。
再生が終わった後の静寂、それこそが「スターレス」である。
あの演奏を聴いたあとに感じる脱力感、あれが「スターレス」である。

ふと夜空を見上げた時、星の見える空の中、
心の中に浮かぶ星ひとつない、聖なる暗黒。
それが「スターレス」である。

聴け!
聴けば分かる!
この曲はそれぐらいのポテンシャルを持っている!

とまあ、原曲は上記の通りの名曲ですが、
個人的に、現ラインナップでのスターレスも捨てがたい!
写真のアルバム「ライブ・イン・シカゴ」は現ラインナップ
(正確にはビル・リーフリン氏在席時の8人編成期)
の作品中でも傑作の呼び声高き名盤ですが、
こちらでのスターレスは混沌ではなく、
インタープレイを含んだ秩序ある組曲としての
魅力ある曲に仕上がっております。

(それは同時にジョン・ウェットンとビル・ブルフォードが如何に奔放なプレイヤーだったのか、という証明でもあるのですが)

ジャッコの声はウェットンとは違うし、
トニーのベースもまたウェットンとは違う。
ドラムは3人だし、フリップ先生のアプローチも含め当時とは違う。
けれども、スターレスという曲の魅力は薄まるどころか、
オリジナルとは違う輝きを放っており
「ああ、クリムゾンとはやはり進化することと同義なのだ」
と実感できる名盤であります!

ああ、昨年21年の来日公演での興奮未だ醒めず!

そんな私が書いた「クリムゾン来日ライブ評」も是非熟読を!(↓)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/da7d09050a49e6e18f981ed2b0fbeb7d

というわけで、名曲しりとり、
次回も今回同様『ス』であります!
(編集長、よろしく頼んます)

それでは本年度もご愛読のほど、よろしく!
ハウリンメガネでした!

《 ハウリンメガネ筆 》


さあ、2022年だ!俺たちと一緒に「ハードパンチ」に行こうゼ!

2022-01-01 13:52:29 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

皆様!
あけましておめでとうございます!

先ずは年末年始など関係無く
バリバリと働いている諸君に
編集部一同敬意を表したい!

そんなワーカー達が居て
世界が回っているわけだからね!

特に医療関係者は今も大変なハズだろ?
「まだまだコロナ禍」だと再認識して
本年度をスタートさせようじゃないか!

逆に正月早々ゴロゴロしている君!
ジョギング、散歩、掃除、腹筋…
何でもいい!
さっさと起きて何か始めなさい!

とまあ、2022年も
『夕刊ハードパンチ』は
「ハードパンチ記事」から
バッチリ「お役立ち記事」まで
遠慮せずにガンガンと書かせて頂きますので、
是非とも、ご期待下さいませ!

早速明日から通常紙面で参ります。
ちなみに明日は人気連載の
「しりとり名曲大全集」!
正月から何が出るのか?
乞うご期待だゾ!

という訳で、今年もご愛読のほど
宜しくお願い申し上げます!

《 編集長「MASH」筆》