山歩きが好きである。
自然の中に身を浸すというのは奇麗でお洒落である。だが実情は汗かいて歩く、時にザックが重い、長時間で足が痛くなる、風雨にさらされるととんでもない。と肉体的にはそれなりにハードである。(笑)
しかし、そうまでして歩いた先に出会える風景がある。いや、そうしないと出会えない風景なのである。
同じ山に登っても春夏秋冬それぞれに見せる山の顔がある。標高、数百メートルの山でも雪が積もれば別世界。それが楽しい。
一人でも楽しいし、仲間がいればまた違って楽しい。大勢で歩くのは苦手だが。(笑)
ところで、2人から数人で歩くとき、あなたは前を歩くだろうかれとも後ろだろうか。あまり気にしたことが無いかもしれない。
ガイドやベテランだと必ず彼らは前を歩く。山に詳しく安全を確保するためである。それが仲間内、気の合ったもの同士ならどうだろう。
なんとなく、あるいは休憩などで入れ代わったりするかもしれない。
時々カップルとすれ違うことがある。男性が先で後から女性が歩いてくることに出会う。
その2人の距離だが、あまり近いと危ないよと思うぐらい近くを歩くパーティーもあれば、それぞれ単独かというぐらい離れているパーティーもある。
登山スタイルは自由なので別にいいのだが。(笑)
先頭を歩くと次の景色をワクワクしながら歩けたりする。これを登り切ったらどんなだろうかとか、道の険しさに試行錯誤して歩いたりする。
それが後ろだとなんとなく付いて行くだけになる気がする。足の置き場も前の人を参考にすれば良い。
初級者に限らず一緒に山に入るときは、先を歩いてもらうのが自分流。このワクワク感を味わってもらいたいから。試行錯誤を経験してほしいから。
よほど危険なところでない限り先を歩いてもらっている。
そうするとペースが遅いことがある。それはそのパーティーの実力だから仕方ない。その人の歩き方や実力が見えてくる。
ガイド登山でガイドがこちらの実力を見るためにペースを上げたときは必死だったな。(笑)
登山道の分かりにくいところは、ルートファインディング能力が要求される。正しい道を見分ける力である。初心者は迷う。それでいいと思う。
間違えたら後ろから『違うよ』と一声かければ良い。そうやって少しづつ山カンを養っていく。(山に対する感覚)
まあ、相手はそんなこと何も思ってないわけで、自己満足の世界。😊
限界に挑戦する登山ではないので、安全登山。『楽しかったね』で終われば一番なのである。
ちょっとだけ『俺の後ろに立つな』的なところもあるけど。(笑)
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