昨年に引き続き今年も中央アルプスは、宝剣岳へ行く。
ロープウェイ使っての日帰り登山である。
天気良いときの千畳敷カールの眺望は、実に素晴らしい!
よく見ると、青いジャージの人がいっぱいいる。
学校登山だ。さすが長野県である。愛知県瀬戸市なら陶芸を体験する(笑)。
このまま千畳敷カールへ行くと必ず渋滞にはまる。😅
しかし今回は、ロープウェイ駅から左回りで南稜ルートを使って宝剣岳へ行く。
中学生グループは木曽駒ケ岳へ行くだろうからぶつからないはずである。
ただ今朝は平日にもかかわらず8月だからか、バス待ち、ロープウェイ待ちがなかなかの混雑であった。
ロープウェイを待つ列。
人が多いなと思いながらも南稜ルート方面は、グッと登山者が減り登る人は少ない。
もう下山してくる何組かのパーティーとすれ違ったぐらい。
チングルマの綿毛が輝く。
稜線分岐に出る。空木岳へのルート。目の前の小高いところまで往復してみた(笑)。
天気が良くサイコー!😆
さて、目指すは宝剣岳だ。あの尖がっている岩々のところである。
左側に見える木曽前岳への稜線が素晴らしい。向こう側からのルートが気になっている。いつか歩こう。
向かう稜線歩き、パノラマ風。😁
宝剣岳を横から除く、右側は切れ落ちている。
ビューポイント&撮影ポイント。見ている方が怖くなる感じ。岩の上はまずまず平らである。
始めてきたという青年に教え、ついでに写真を撮ってあげた。😄
立って写真撮る人が多い、自分は座ってみた(笑)。
ここから数分で頂上。
ユーチューバーか何か知らないが、カメラで360度撮るのは良いとして次の人が待っている。
あまり広くない頂上で何をやっているのか、彼はそこに留まり作業をしこちらは時間を浪費した。😤
手前の兄さんは、待ちなのか休憩なのかは分からないが、やがて立ち去った。
ユーチューバーのこういうのは最悪である。
また、難しいルートを安易にアップすると実力の伴わない人がそれを見て自分も行こうと思い事故を起こすこともあるらしい。
山は自己責任ではあるが、SNSの時代、他者への配慮も欠かせない。
彼がやっといなくなり岩の上。今回は立とうと思ったが、やはり立てない(笑)。
ここから千畳敷カールを見下ろす、雲がかなりの勢いで湧いてくる。
頂上を降りて振り向く。いつ見てもカッコイイ!
隣の天狗岩と。天狗には見えないのだが自分には(笑)。
この天狗岩にはクライミングルートがありクライマーの世界。
宝剣山荘の脇で風をよけながら昼を取る。横を次々と青いジャージが通り過ぎる。
朝見た中学生達だ、木曽駒ヶ岳からの下山である。
山荘周辺は割と広く休憩をとるようだが、グループごとに続々と到着するとかなりの人数、引率の先生方も大変である。
昼食を終えて、時間を考えると木曽駒ヶ岳までの往復は難しい。
ロープウェイの混雑やユーチューバーが前をふさいだりとタイムロスが響く。
計画変更で、歩いていない稜線を行くことにする。
伊那前岳への稜線である。
この稜線が千畳敷カールを形作っている。
地元伊那の英雄、坂本天山は、江戸時代砲術の専門家だったとか。
『英雄たちの選択』で取り上げてくれないかな(笑)。
その漢詩が書かれた石碑を通過し頂上へ。初である。
ここからは、以前歩いた桂小場からのクラシックルートの稜線が見渡せる。
振り返れば、宝剣岳のシルエットがカッコイイ!
足元にウメバチソウ(梅鉢草)。梅鉢とは、梅の形をした陶器ではなく梅の花をデザインしたもの。😅
加賀前田家の家紋が有名。
いじらしく咲いている。😍
無事下山。すでにガスが降り始めてきている。午後からは必ずと言ってよいほどガスが湧く宝剣岳、千畳敷カール。
『剣ヶ池』は、雪解けでできているのだろう。2640mでの池である。
高所に水があると何とも言えず気持ちが良いのは確かである。😆
天気に恵まれ、最高の山旅であった。
下の駐車場からバスとロープウェイで一気に1800mも登る。
ロープウェイの開通が1967年(S42)と言うからもう55年になるのか。
おかげで気軽に3000m級の山に登ることができる。感謝。
木曽駒ケ岳は、冬山初級としても有名である。晴れていれば快適な雪山を楽しめる。
もちろんそれなりの装備や体力は必要だが。
この冬チャレンジしたい。
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