さて無事下山をした後は、今日の寝る場所探しだ。
最初の計画だと高妻山まで登って降りてくるころにはキャンプ場の受付けが終了しているので、
道の駅かサービスエリアで車中泊の予定だった。しかし高妻山をパスして下山してきたのでキャンプ場が使える。
一応テントは持参しているので、車で寝るよりゆっくりできる。😄
駐車場の近くにキャンプ場は2つあり、どちらかと言うと落ちついた雰囲気の戸隠イースタンキャンプ場にする。
受付けに行くとハイシーズン料金となっていて1人、2000円也。タープを張らず山用テントなので他に費用なし。
フリーサイトで、エリア内どこでもテントを張ってOK。大地で寝る喜び(笑)。
受付け事務所を出ると、雨が降り出していた。スタッフの人は天気予報通りと言っていたが、露知らず。
高妻山向かっていたら、雨だった。下山してきて良かった。👍
テントを張れば、出入り自由ですと聞いたが、この雨の中でテントを張るのは・・・。
先に町まで行き温泉で汗を流す。そして食料を買い出してキャンプ場に戻る頃には雨は止んでいた。👍👍
山での朝は日常に比べかなり早いがここはオートキャンプ場。皆さんゆっくり。
朝の散策。
戸隠山後の計画は、ジオパークを訪ねる予定。ラテン語で大きな溝の意味であるフォッサマグナ。
その西端である糸魚川ー静岡構造線の露頭を見に行く。
ちなみに東側は柏崎-千葉構造線なのだが、こちらは理科で習ってない気がする(笑)。
糸魚川市にフォッサマグナパークがあり、断層を直接見ることができる露頭がある。ぜひ見学したい!😎
そして道中にテレビで時々見るヒスイ海岸がある。ここも寄ってみたい。
ヒスイ海岸は30㎞離れた富山県にもあるのを知らなかったので検索時少しこんがらがる。😅
新潟へ向かう前に、昨日登った戸隠山を眺めようとスキー場へ寄ってみる。青空!
しかし、山はガスが掛かって今一つ。昨日もそうだったが日本海側は、この時期の朝はガスるのかなぁ?
ならばと場所変えて、撮影スポットの鏡池へ。
左の戸隠山から右の九頭龍山への稜線。ここからは、蟻の塔渡りは見えないのかな。
幾人かの観光客が入れ代わり立ち代わりする間、ボーっと山と雲が流れていく様子を眺めて時を忘れる。
ゆったり時間を過ごしているうちに、気づけば午前9時を回っているではないか。
ここからヒスイ海岸まで100㎞ないぐらい。有料道路使っても30~40分ほどしか変わらないので節約のため一般道で走ることにする。😁
県境なので近隣各県のナンバーを色々と散見する、連休と言うこともあり東京からのナンバーも走っている。
2時間ちょっと走って、ヒスイ海岸到着。
果たしてヒスイは見つかるのか(笑)。
結構人がいて、皆真剣。
それらしきものを見つけるが、鑑定できない(笑)。
近くにフォッサマグナミュージアムがあり、海岸で拾った石の鑑定もしてくれるらしい。
寄りたかったのだが今日の最終地までのことを考えるとパスだ。残念。😂
それっぽいものを3つ拾った。ヒスイ入っている?
次はいよいよ、フォッサマグナだ。まずは、マグマの冷え固まった枕状溶岩。
説明によると、約2000万年前の話。
海底で噴出したマグマ、主に玄武岩が冷え固まり、隆起。それが川の流れなどの浸食作用により、断面が見えているらしい。
しかし、よくそんなことが分かるよな。😲
ここから12~13分歩いて、お目当ての場所に到着。
人が立っているので、スケール感が分かるだろうか。
左側がユーラシアプレート、そして右側が北アメリカプレートだ。
う~ん。よく分からん(笑)。
と思って説明の看板をよく読むと。それらがぶつかり合った境目、破砕帯に立っているらしい。
定規で引いたような境目になるはずはないよな。😅
よく見ると右側(東)は赤茶けた岩石で、左側(西)はやや白っぽい。
ハンマーでたたくと硬さが違うらしい。
ブラタモリでは、東西の湧き水の飲み比べをしていたようだ。それ試してみたい。😁
山の方へ、ずーっと続いているとのこと。
飲み仲間に地学専攻の友人がいるが、こういうの好きだろうな(笑)。
ここで、時間切れ。というのもここから今日のテン泊地まで移動しなければならない。
目指すは蓮華温泉。昨年、野湯(のゆ、やとう)に入ってすっかり気に入ったのだが、そうそう訪ねられないと思っていた。
しかし今回戸隠まで来たので足を延ばそうと計画した。
現在時刻午後4時。ここから1時間半はかかる。その前にスーパーで食料を仕入れなければ。💦
受付けに着いたのは、午後6時過ぎ。野湯は午後6時までなのだが、遅かったのでどうぞと許可をもらった。感謝。
駐車場についてからテント場まで600mほどあるとのスタッフの話だったが、もっとない?(笑)。
オートキャンプ場と違い、荷物持って歩くと遠い。😅
テント張って、ヘッドランプ点けて早速野湯へ。野湯は4つあるのだが、2つは湯量が減って入れないと聞いた。
温泉地でそんなこともあるのかと不思議だったが、通りすがりやはりお湯は少なかった。
15分ほど歩いて、待望の野湯。何も見えない暗闇だが、それはそれで楽しい。
翌日の朝風呂もチラッと頭をよぎるが、午後から仕事なので諦めて帰路に就く。
帰り道、池があるので寄ってみたらこれが素晴らしかった。
風一つない鏡面の白池。
錯覚の世界だ。
雨飾山を眺める。新潟県をはじめ北陸、上越もいいなと実感。
瀬戸からだとちょっと遠いので、簡単には行けないが機会を見てこちらの山とジオパークそして食と酒を楽しみたい!
編集に戸惑っている間に、戸隠山の蟻の塔渡りで滑落死亡事故が発生した。
危険なところでは、皆慎重になるから普通事故は起きにくい。しかし起きれば重大事故につながるのは間違いない。
普段『落ちたら終わり』と冗談めいて話をしたりするが、やはりその通りである。
自分だけは大丈夫と思わず、油断せず、山に登り帰ってきたい。
山は逃げない。しかしトレーニングしなければ体力は逃げて行く。😅
雪山に備えて、今ひとたび身と気を引き締める。
💖
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます