『手のひらに指を乗せると
グッと握ってくる赤ちゃんの手
その握力の強さに男の子なんだなと実感する』
確かこんな文章だった気がする…。
私が赤ん坊だった頃、
新聞の読者コラム欄に採用された母の一文。
なぜそれを自分が目にしたのかと言うと
反抗期真っ只中の高校生時代…
母とは衝突の毎日。
その日の朝は特に酷い衝突だったような…
文章には出来ない荒々しく汚い言葉を吐き捨て
弁当も投げ捨てるようにはね退け学校へ行ったけ…
それから何日も冷戦状態が続いたとある日
テーブルの上にこの新聞記事の切り抜きが
意味ありげに置いてあった(笑)
それを目にした思春期の自分。
「ふんっ!何だよこんなもん持ち出してきて」
そう言い聞かせ母の情攻撃は
効いていないフリをしていましたが
心の敏感な部分をコチョコチョっとされた感覚を
育児を通して思い出した
NANAのグッと強く握ってくる小さな手、
やっぱり男の子なんだな
NANAと親子喧嘩した際は
このページをプリントアウトして
テーブルの上に置こうかな(笑)