楽しいブログ生活

日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

「コングレス未来学会議」観てきました

2015-09-27 22:42:24 | 映画、演劇、コンサート


映画も久しぶりです。
メーリングリストの仲間が教えてくれたので、ユーフォーテーブルシネマに初めて行って参りました。
シアター1(71席)、シアター2(29席)という小さな劇場の後者の席で観客はわたくしたったひとりでした。
映画はまあ、良かったかなという感想です。
何の予備知識もありませんでしたが、実写とアニメの入り混じったファンタジー的作品にちょっと意外な印象は受けました。
実写とアニメはそれぞれが魅力的な要素を備えているんですが、両者がスムーズに繋がって、近未来のイメージを膨らませていたのかとなると、ちょっと混乱するというか、消化不良的な不満がくすぶります。
実写での主人公、女優のロビン・ライトの顔立ちはすごく好みで、アップの表情に説得力があって、安心してストーリーも追いかけていたのですがそもそも、デジタルデータを自由に使い映画をつくるというビジネスが発明され、自身のデータを売り渡したロビンのスクリーンでの若いまま活躍する姿というのが、ほぼかっ飛ばされていたため、わたしなどには補完不足ではという不満が残るんですね。
また、アニメに移行してからも、どこまでが現実を踏襲した物語なのか、自分の意識と他人の意識のコンタクトがあっての世界なのか、単なる自分の妄想の世界なのかその成り立ちのあやふやで不条理な部分というのが、ずっと気になります。
アニメそのものは、美しくディフォルメされた老女ロビンのキャラ、風刺を効かせてるらしい何処かで見たことあるぞの特定可キャラがカラフルにあふれかえってて、とても楽しめましたし、ハイスピードで動き回る日本のアニメに慣れた目には、ゆっくりと行きかう群集シーンが牧歌的に感じられました。
だから、SFといわれても、少なくともハードSFではないですよね。
笑っちゃうのが、映画の登場人物にSFは薄っぺらいなんてセリフを言わせてたシーンがあったこと。自虐ネタ?
最後に、哀愁を帯びた思索的音楽がよかったです。簡単な感想まで。


コメント
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