今年も千鳥ヶ淵の桜を見てきました。
東京に出た年から23年、一度も欠かさず続けている年中行事。
一緒に来ている友人はいまが年に一度の超繁忙期で、
今日は今日とて結構な大雨なのですが、
桜は待ってくださらない。
初めて見たときに、対岸に咲くこの桜をみて
ものすごく感動したものです。
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少し散り始めの桜。
傘に花びらが貼りついていました。
雨の中の桜もしっとりしてまた風流ね、と話してたら
そうですかではもう少々、と言わんばかりに強まる雨脚。
お手柔らかにお願いしますと空を仰ぐ。
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この桜を見るたびに、東京に出てきてからのいろいろを思い出します。
東京で暮らし始めてからのいろんなあれこれ。
東日本大震災の時はライトアップもなくて、
まつりもなくて、それでも桜は咲いていた。
東京が遠い遠いところになっていた3年前、
どうしてもこの桜に会いたくて会いたくて、
ろくに会話もせずにこの桜の下を歩いた。
沖縄を出てから20年あまり、
会うたびに、なんとかこの場所で暮らしてこれたと
思いを巡らせる桜です。