今朝、新聞で見つけたコラム。
先日、夫の机の上に小さな手帳を見つけた。1ページで完結する短い文章を読んでみると、どこかで聞いたことがある言葉ばかりだ。私が夫に送った携帯のメールなのだった。
私たち夫婦は、身近に起きた出来事や感動したことがあると、1日に何度もメールで伝え合うのが習慣になっている。
夫に手帳のことを聞いてみると、私がメールの中で、いい話を書いているのだという。「保存メールにすればいいのに」と言う私に、夫は「手帳に書き写すことで、自分の命に刻むことができるんだよ。覚えておきたいことだから」と答えた。
最近つまらないことでけんかをすることが多い私たち夫婦だ。そんな時はメールで「ごめんね」と謝り、仲直りをする。
小さな手帳の最後のページには、「結婚35周年おめでとう。年を重ねると頑固になるけれど、お互いの嫌なことを一つ見つけたら、いいところを二つ見つけるよう努力して、今日からまた、二人三脚で歩いて行きましょう」と、私のメッセージが記されていた。
なにげない文章なのだけど、なんだかしみじみとしました。感動したことをメールで送り会うというのもいいし、それを自分の手で書き写すことで「命に刻む」というご主人の言葉がうれしい。
こんな風に、私も何年たっても、夫婦で小さな感動を確認しあって、命に刻みたいなあ。
といいつつ、コラムの文章はコピー&ペーストしてしまったのだが
そしてもうひとつ、残業をしつつ聞いたFM沖縄の「ハッピーアイランド」。
ハッピーでは昔から「オーキッド・ブライダル」という企画で、結婚式を挙げられなかったカップルに挙式をプレゼントしていて、今回はその模様。
挙式するカップルは、今までのエピソードを紹介するのだが、1組めのカップルは、もと彼に暴力を振るわれ、家族の縁も薄かった女性が、いまの夫に救われた(夫の実家にかくまってもらった)話。
2組めのカップルは、結婚当初は忙しく、落ち着いて式を挙げようと考え始めていた頃に、まだ幼い息子を亡くした、もちろん悲しみにくれて結婚式どころではなくなったが、四十九日のころ、夫婦は同じ夢を見た。
息子が夢枕でこう言った。
「パパ、ママ、もう泣かないで。僕はもうすぐパパとママのもとに戻るから」
その後、亡くした息子とそっくりの長男が生まれ、悲しみから立ち直った今、改めて式を挙げたいという話。
反則でしょ~~~
残業しながら号泣ですがな
偶然、いろんな夫婦のかたちを知った日でした。