この「ばんまつり」が咲くころが、一年中で一番心地よい季節。
白と紫なので、珍しい花だと思って立ち止まって見ていく人がいるが、
紫で咲き始めて、3日もすると白くなってしまう。
白い花はすぐに茶色に変色してしまう。
結局一つの花の命は、5日くらいのものでしょうか。
木全体だと、咲き始めから終わりまで12日くらいのものなんです。
もう少し長くもってくれるといいのだが、
花の命は短くて・・苦しきことのみ多かりき・・か。
「苦しきことのみ多かりき」とは、「放浪記」の林芙美子の私生活から出た言葉であって、
花は決してそうは思ってないと思う。又来年に向けて用意しているだけ。
木の花はそんなに手をかけずとも、毎年咲いてくれる。