田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

たばこ難民、どこへ行く③

2023年10月19日 | 日々のあれこれ

たばこ難民、どこへ行く」の第三弾です。

一昨日、JR東海とJR西日本は、来春をもって東海道・山陽両新幹線で車内の「喫煙ルームを全て廃止する」と発表しました。

私もかつて「ひかり」の喫煙ルームを何回か利用させていただきました。

また喫煙できる場所が減ります。仮に東海道・山陽新幹線で博多駅まで行くと約5時間かかります。

愛煙家だった頃の私ならとてもとても我慢できません。といっても直通で博多まで行ったことはありませんが。

イタリアではタバコは基本的にどこでもOK。ローマの中心地でさえ路上喫煙可能で、混雑している人混みで吸っても誰も怒らないそうです。

「飛行機内」以外は基本的にどこでも吸えるイタリア。いよいよ愛煙家のイタリアへの移住が始まるかも。(笑)

'060625「タバコ(煙草)」↑の花(葉たばこ:バーレー種) 

ナス科タバコ(ニコチアナ)属(一年草扱)


縁起のいい植物

2021年01月01日 | 日々のあれこれ

明けましておめどうございます。

今年もよろしくお願いします。

’050101

年越し寒波で、全国的に冷え込みが強烈で、極寒の新年スタート。

お正月ということで、新年、最初のブログは縁起の良い植物にしました。

上の写真は昔、父が自作し、正月に毎年実家の玄関に飾っていた「しめ飾り」です。

材料は「ダイダイ(橙)」、「ユズリハ(譲葉)」、「ウラジロ(裏白)」です。

 

ダイダイ(ミカン科)」は、実がつくと何年も同じ実が木から落ちずにいるため、1つの木に何代もの橙の実が実るという特徴があります。

一家繁栄に縁起が良いとされる由縁です。

また、春になるとダイダイ色に熟したように見えた果実が再び緑色になり、若返るようにみえることからこれもまた縁起の良いことなのかもしれません。

ユズリハ(ユズリハ科)」は、春になり枝先に若葉が伸びてくると、前年の葉が若葉に後を譲るように落葉し、落ちた葉が肥料になります。

このことが親が子を育て、家が代々続いていくことを連想させるため、縁起の良いものとされます。

ウラジロ(ウラジロ科)」は、その名のとおり葉の裏が白く「後ろ暗いことがないように」ということや、白から「長寿」を連想させることなどから縁起がよいという諸説があります。

なお、「ウラジロ」を正月飾りに利用している地域は、関東以西に限られ、数多く生育している西日本では一般的なようです。

※上記の解説は、「三重県総合博物館」HPから引用

こちらは我が家の玄関に飾った「ナンテン(南天)」です。 

ナンテン(メギ科)」は、ご案内のとおり、難を転じて福となすから由来。

BOSOのフルハウスの庭には南天がたくさん生えています。毎年、採取し自宅の玄関に飾っています。

つくば植物園の門松にも「ナンテン」、「マツ(マツ科)」、「タケ(イネ科)」が使われています。

門松は、新年を迎えるにあたり、今年一年の幸福をもたらす「歳神様」を迎える目印(依代)として玄関前や門に立てます。

門松の「マツ」は通常、「クロマツ=雄松(黒若松)」のようです。

マツ」は、松竹梅に挙げられる縁起木。冬でも青々と葉が茂り、1年を通して葉が落ちない常緑樹。

「不老長寿」の象徴として、昔から飾られています。

タケ」は、竹は成長が早く、生命力の象徴、繁栄の象徴とされます。

 

新年早々長くなってしまいました。最後までお読みいただきありがとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 


どでカボチャ

2020年09月23日 | 日々のあれこれ

BOSOからの帰路、JAながいき市場(茂原市)で野菜を買おうと立寄った時の話。

入口にどでかいカボチャが展示されていました。

このカボチャは9月13日に開催された第11回「千葉県ジャンボカボチャ大会」1位の品とのこと。

なんと重さは385kg。半端な重さではありません。こんなどでかいカボチャ初めて見ました。

今年は長梅雨の影響で日照不足と後半の猛暑で栽培環境には適さない状況が続き、

37個の出品があったが、300kg以上は1個、200kg以上は4個しか出品されなかったそうです。

こちらは200kg超クラスの物でしょうか?やはり入口付近に展示されていました。

このカボチャの品種は「アトランティック ・ジャイアント」。2011年にカナダで824.9kgを記録したこともあるとか。

毎年、全国大会(日本一どでカボチャ大会)は香川県小豆島(国際カボチャ協会から永久公認地に認定)で開催。

千葉県(鴨川市)は平成24年から4年連続日本一となり、平成27年には561.5kgの新記録を樹立したそうです。

日本一になると優勝者は副賞としてアメリカ西海岸で行なわれる世界大会に招待されるそうです。

なお、同時開催の日本瓢箪競技会県支部競技会の「長ヒョウタン」では長さ2m56cmを記録。

今年の全国大会は20日(日)に開催され愛媛県の方が出品した410.3kgが優勝。残念ながら千葉県から出品した方は2位でした。

 


春~夏の花:カラスビシャク&オオハンゲ

2020年07月13日 | 日々のあれこれ

県知事や経済・医療の専門家らが、コロナ第2波に備えて、11月末までに、

PCR検査能力を主要国並みの水準となる1日当たり20万件に強化すべきと提言。

現在、2.8万件。まだまだ程遠い。自民党は10万件を目標と言っている。

誰かが足を引っ張っているのだろうか?主要国とスピード感が違いすぎる。

早期に発見できれば、重症化も防げる。是非、早期に実現してほしい。ワクチンも。

 

サトイモ科ハンゲ属は、東アジアの温帯から暖帯に9種あり、うち日本には2種(カラスビシャクとオオハンゲ)が分布します。

カラスビシャク(烏柄杓)」(Pinellia ternata)は、道端や畑地に自生する多年草。

日本、朝鮮、中国に分布

地下の根茎または、葉柄や地面の近くにむかごを作って繁殖し、駆除が困難なほど繁殖力は旺盛で、’畑の害草’として知られています。

和名は、仏炎苞を役に立たないという意味でカラスが使う柄杓(ひしゃく)に見立てられて名付けられた。

また、生薬名は夏の半ばに花が咲くので別名「ハンゲ(半夏)」と言うそうです。

草丈は20 ~ 40 cmくらい。

5~7月頃、緑色の仏炎苞の中に、雌雄異花の肉穂花序をつけます。

仏炎苞の先端部分が細長い緑色の付属体を囲み固定します。 

付属体は「ウラシマソウ(浦島草)」(写真:最下段)に似ていますが垂れません。中央の垂れている株は枯れているようです。

3小葉の基部や、長さ8 ~ 16 cmの葉柄の途中には、三角形のむかごをつけ、落ちて繁殖します。

 

カラスビシャクより大きいので、「オオハンゲ(大半夏)」(Pinellia tripartita

明るい林床などの半日陰にまとまって生えます。草丈は50㎝くらい。

カラスビシャクとの違いは緑色の付属体を仏炎苞上部が抱きますが、囲むだけで固定しません。

詳しくは引用させて頂いたhttp://boo-bee.cool.coocan.jp/plants/monocots/karasu-bisyaku.htmをご覧ください。

 

ニオイハンゲ(匂い半夏)」(Pinellia cordata N.E.Br.) 中国南部原産

別名:ピネリア・コルダータ  日本では、園芸品が逸出して野生化している。

'220508 花序の先につく付属体は長さ6.5~20cmで、糸状に曲がりくねって伸びます。

葉脈に沿って銀白色の斑紋があり、葉の裏面は紫色を帯びます。

 

'210525「ショウヨウハンゲ(掌葉半夏)」(Pinellia pedatisecta)中国原産

別名:ピネリア・ペダティセクタ 

仏炎苞の舷部(先端の蓋のようになるところ)はカラスビシャクやオオハンゲのように曲がらずにまっすぐで、付属体もまっすぐに伸びます。

'220526 葉は細かく掌状または鳥足状に分かれています。

葉だけを見るとテンナンショウ属(マムシグサやウラシマソウの仲間)に似ています。

 

なお、同じサトイモ科に「リュウキュウハンゲ(琉球半夏)」↑がありますが、こちらはリュウキュウハンゲ属です。 

 

【参考:ウラシマソウ(浦島草)

因みにBOSOの我が家の林床にいっぱい出てきます。