’230620 つくば植物園
アザミ(薊)の花に似た頭花をつける「ゴボウ(牛蒡)」(Arctium lappa)
名前は「蒡」という草に似ていて「蒡」より大きな植物だったので「牛蒡」となったそうです。
日本には平安時代に漢方薬として入り、江戸時代に野菜として利用され始めました。
外国では食用とされず、野菜として食べるのは日本だけ※。中国では、現在でも主に薬草として用いられいます。
※日本が統治していた朝鮮半島、台湾、中国東北部の一部でも食べるとの説も?
キク科ゴボウ属の越年草 ユーラシア大陸原産 ※アザミはキク科アザミ属。
花期:6~7月。夏に茎の上部で分枝し、紫色(稀に白色)の管状花からなる多数の頭花をつける。
通常、花が咲く前に収穫するのが一般的で、種を取るようにおいておく以外、花を目にすることは少ない。
'220508 葉は長い柄があり、心臓形で広く、波打つ。裏側は白い。総苞にトゲがある。