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甘柿の大様:富有柿

2024年11月22日 | 花さんぽ・花めぐり

カキノキ(カキ)」(学名:Diospyros kaki:ディオスピロス・カキ=神様がくれた食べ物)については、以前、秋の実:柿の木('231021)と秋の実:柿の木②('231022)を投稿していますのでそちらもご覧ください。

カキは中国原産の渋柿が日本に伝わり、鎌倉時代に突然変異して甘柿が生まれ、それがヨーロッパやアメリカへと伝わったそうです。

柿は英語で「persimmon(パーシモン)」と表記されますが、世界各国で「KAKI」の呼び方で通じるそうです。

柿の生産量トップは圧倒的に中国(約340万トン)で全体の約77%を占めます。2位スペインは、3位韓国、4位が日本(2018年)

欧州ではスペインが主要な産地に成長しており、スーパーに並ぶKAKIも同国産で日本の渋ガキのように、縦に長い品種が中心とのこと。

今回はカキの中でも「甘柿の王様」と呼ばれ、今がまさに食べごろの「カキ’フユウ’(柿’富有’)」です。

石破総理にフユウガキ(奈良県産)が贈られて、試食している様子が14日に放送されていたのでご覧になった方も多いと思います。

国内で一番生産量が多い柿の品種で、他の品種と比べて果肉の食感が良く糖度が高いカキです。

フユウフガキは岐阜県瑞穂市が「発祥の地」で、栽培がとても盛んです。

都道府県別の生産量の順位は、1位が岐阜県で22.7%、2位が奈良県で19.7%、3位が福岡県で18.3%と続きます。(2006年)

茨城県石岡市(旧八郷町)では毎年皇室に献上している富有柿↑を生産しています。

大きくふっくらと肉厚で、食感はとろけるようにやわらかく、ジューシーで甘みが強い(糖度約18度)のが特長とのことです。

因みに八郷地区特産の富有柿の皇室への献上は昭和30年から毎年行われています。

今年は21日の最終審査会を経て、特製の桐箱に24個ずつ、3箱に詰められ、今日、宅配便でに皇居及び秋篠宮邸へ贈られるそうだ。