昨日(1/13)、予てから行きたいと思っていた古民家カフェ&ベーカリー「おちちや」に行って来ました。我が家からは、車で約1時間かかります。
カテゴリーを「古民家っていいなぁ。」(千葉県内)」にしようか、「お気に入りのお店」(BOSO編)にしようか迷いましたが、「お気に入りのお店」(BOSO編)にしました。
写真の右側が砂利道で、こんもりとした森の奥が「おちちや」です。
以前紹介した手打ち蕎麦「幸七」(築200年の古民家)のすぐ近くですが、県道から細い道を入り、更に砂利道を進んだ先にあります。
「幸七」は、御宿町上布施ですが、「おちちや」は、いすみ市上布施にあります。(昔、このあたりは布施村でした。市町村合併の結果でしょうか?)
砂利道に入る曲がり角には、「おちちや」の看板がありますが、建物(店舗)が見えないので見落とすところでした。
周辺は田園風景が広がり、とても長閑な雰囲気の場所にあります。
店に通じる砂利道を入って行くと、入口に「以文会発祥之地」と「薫陶学舎跡」という 2本の石碑が建っていす。
「以文会」は 千葉県の夷隅(いすみ)地方に結成された 自由民権派の政治結社で、以文会の主宰者である井上幹は豪農の子として生まれ、以文会の教育機関としてこの地に“薫陶学舎”を設立して人材の育成にあたり、また産業結社“精農舎”を設立して農業の改革を目指したとのことです。
店内の壁には、昔の建物(井上邸)の鳥瞰図(右側が薫陶学舎)が掲示されおり、往時の様子が偲ばれます。
“おちちや”は 築300年の豪農(井上家)の古民家を改装したカフェ兼パン屋さんです。
正面のドアが店の入り口。
蔵。
敷地面積はなんと2,000坪もあるとか。大きな蔵や昔の井戸も残り、周囲には風除けに大木が植えられています。
入母屋造りの大屋根は、茅葺にトタンを被せてあり、かなり大きな建物です。
店内は石油ストーブ3台がフル稼働していましたが、古民家特有の隙間風で寒く、暖房効率が悪そうです。炬燵もあります。
大黒柱。真黒ですね。
伝統工法で建てられた古民家は、夏は涼しく過ごせますが、冬の寒さはある種の宿命と言えます。昔は、囲炉裏や釜など、屋内で火を焚き、その熱で暖を取っていたので、柱や梁などは煤で真っ黒になり、磨いて黒光りし古民家特有の雰囲気を醸し出しています。古民家に住むにはそれなりの覚悟と対策が必要になります。
梁や柱が巨大と言えるほど太く、これぞ「The 古民家」という重厚感ある佇まいです。
古民家は大きな地震が起きても、躯体が束石の上に乗っているだけなので、壁が落ちたり、建付けが悪くなったりしますが、倒壊することはないそうです。
300年前にどうやってこんなに大きい梁・桁を組み上げたのか不思議です。
店内は、古民家に相応しい家具・調度品が設えてあり、パンやタルト、スコーンなどが入ったショーケースはとても味のある古い家具でした。
店主のセンスが感じられる店内です。春から秋はゆっくり寛げそうです。
床はあとで張ったようです。
入口脇のテーブル席。
私は、ホットコーヒーに「桜あんぱん」、あーちゃんは、紅茶と「リンゴジャムパン」を頂きました。御馳走様でした。
店主(奥様)の方はとても気さくな方で、この古民家のことなど色々と話してくれました。
この家を借りて住み始めて15年以上になるそうですが、前の住人も20年位借りて住んでしたそうです。
建物は、東向きに建てられており、南側は風が強く、潮風で樹木の葉が黒くなってしまうそうです。この地方の古い建物は東向きに建てられている家が多いそうです。
また、敷地が広大であるため草刈がかなり大変だとか。最初に刈ったところは2週間後には元の状態に戻ってしまうそうです。
お風呂は、今でも毎日、薪で沸かしているそうです。トイレを利用させていただきましたがとてもレトロな仕様でした。
私も、いつか古民家に住みたいと思っていましたが、色々な事情から今の家になってしまいました。
「おちちや」は、JR外房線御宿駅から約5km(車で約8分)のところにあり、木曜日と土曜日の11:30~15:30の4時間の営業です。念のため、fasebookで確認して下さい。
帰りに大多喜町の道の駅「たけゆらの里おおたき」立ち寄り、農産物を購入して帰路につきました。「おちちや」から30分位です。
勝浦に向かう国道297号線沿いにあり、少し小さめの道の駅です。大多喜といえば「筍」なので、シーズンに寄ってみて下さい。
入口にかなり大きな牛のオブジェがあります。なぜ?(お勧めがソフトクリームなので?)
休憩所とトイレを跨ぐようにかけられた屋根のてっぺんにある風見鶏。
カテゴリーを「古民家っていいなぁ。」(千葉県内)」にしようか、「お気に入りのお店」(BOSO編)にしようか迷いましたが、「お気に入りのお店」(BOSO編)にしました。
写真の右側が砂利道で、こんもりとした森の奥が「おちちや」です。
以前紹介した手打ち蕎麦「幸七」(築200年の古民家)のすぐ近くですが、県道から細い道を入り、更に砂利道を進んだ先にあります。
「幸七」は、御宿町上布施ですが、「おちちや」は、いすみ市上布施にあります。(昔、このあたりは布施村でした。市町村合併の結果でしょうか?)
砂利道に入る曲がり角には、「おちちや」の看板がありますが、建物(店舗)が見えないので見落とすところでした。
周辺は田園風景が広がり、とても長閑な雰囲気の場所にあります。
店に通じる砂利道を入って行くと、入口に「以文会発祥之地」と「薫陶学舎跡」という 2本の石碑が建っていす。
「以文会」は 千葉県の夷隅(いすみ)地方に結成された 自由民権派の政治結社で、以文会の主宰者である井上幹は豪農の子として生まれ、以文会の教育機関としてこの地に“薫陶学舎”を設立して人材の育成にあたり、また産業結社“精農舎”を設立して農業の改革を目指したとのことです。
店内の壁には、昔の建物(井上邸)の鳥瞰図(右側が薫陶学舎)が掲示されおり、往時の様子が偲ばれます。
“おちちや”は 築300年の豪農(井上家)の古民家を改装したカフェ兼パン屋さんです。
正面のドアが店の入り口。
蔵。
敷地面積はなんと2,000坪もあるとか。大きな蔵や昔の井戸も残り、周囲には風除けに大木が植えられています。
入母屋造りの大屋根は、茅葺にトタンを被せてあり、かなり大きな建物です。
店内は石油ストーブ3台がフル稼働していましたが、古民家特有の隙間風で寒く、暖房効率が悪そうです。炬燵もあります。
大黒柱。真黒ですね。
伝統工法で建てられた古民家は、夏は涼しく過ごせますが、冬の寒さはある種の宿命と言えます。昔は、囲炉裏や釜など、屋内で火を焚き、その熱で暖を取っていたので、柱や梁などは煤で真っ黒になり、磨いて黒光りし古民家特有の雰囲気を醸し出しています。古民家に住むにはそれなりの覚悟と対策が必要になります。
梁や柱が巨大と言えるほど太く、これぞ「The 古民家」という重厚感ある佇まいです。
古民家は大きな地震が起きても、躯体が束石の上に乗っているだけなので、壁が落ちたり、建付けが悪くなったりしますが、倒壊することはないそうです。
300年前にどうやってこんなに大きい梁・桁を組み上げたのか不思議です。
店内は、古民家に相応しい家具・調度品が設えてあり、パンやタルト、スコーンなどが入ったショーケースはとても味のある古い家具でした。
店主のセンスが感じられる店内です。春から秋はゆっくり寛げそうです。
床はあとで張ったようです。
入口脇のテーブル席。
私は、ホットコーヒーに「桜あんぱん」、あーちゃんは、紅茶と「リンゴジャムパン」を頂きました。御馳走様でした。
店主(奥様)の方はとても気さくな方で、この古民家のことなど色々と話してくれました。
この家を借りて住み始めて15年以上になるそうですが、前の住人も20年位借りて住んでしたそうです。
建物は、東向きに建てられており、南側は風が強く、潮風で樹木の葉が黒くなってしまうそうです。この地方の古い建物は東向きに建てられている家が多いそうです。
また、敷地が広大であるため草刈がかなり大変だとか。最初に刈ったところは2週間後には元の状態に戻ってしまうそうです。
お風呂は、今でも毎日、薪で沸かしているそうです。トイレを利用させていただきましたがとてもレトロな仕様でした。
私も、いつか古民家に住みたいと思っていましたが、色々な事情から今の家になってしまいました。
「おちちや」は、JR外房線御宿駅から約5km(車で約8分)のところにあり、木曜日と土曜日の11:30~15:30の4時間の営業です。念のため、fasebookで確認して下さい。
帰りに大多喜町の道の駅「たけゆらの里おおたき」立ち寄り、農産物を購入して帰路につきました。「おちちや」から30分位です。
勝浦に向かう国道297号線沿いにあり、少し小さめの道の駅です。大多喜といえば「筍」なので、シーズンに寄ってみて下さい。
入口にかなり大きな牛のオブジェがあります。なぜ?(お勧めがソフトクリームなので?)
休憩所とトイレを跨ぐようにかけられた屋根のてっぺんにある風見鶏。
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