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秋の実②:丸葉萵苣の木

2019年10月23日 | 昭和の杜で田舎暮らし

マルバチシャノキ(丸葉萵苣の木)」。チシャノキの変種でムラサキ科。和名の萵苣(チシャ)の漢字、初めて見ました。

(撮影:'04.9.25) 樹高は7~9m、直径20cmになる落葉小高木です。

(撮影:'04.10.2) マルバチシャノキという名前は、葉が丸く若葉は食べられ、味がチシャ(レタス)に似ていることに由来しています。また、樹皮や葉がカキノキににていることから別名『カキノキダマシ』とも呼ばれているそうです。実が似ているという説も。

(撮影:'06.9.26) 果実は、先端が尖った球形の核果で、直径2cmほどで夏から秋に鮮黄色に熟し、人目を引きます。生食ができ、バナナの風味があるそうです。

(撮影:'05.6.11) 開花期は5~7月。枝の先端に散房花序を出し、白色の小さい花を多数つけます。

(撮影:'10.9.26) 葉は直径10~30cmほどの広楕円形で、葉縁には不規則な鋸歯があり、葉自体も緩やかに波打ち、表裏共剛毛が散生。手で触るとざらざらしてヤスリのようです。

材は器具の柄や銃座などの用材として使われますが、樹皮はタンニンを含んでおり、チシャ染めの染料として利用されるそうです。

参考:チシャノキ(萵苣の木)

(撮影:’19.5.18:栗林公園)6~7月にかけて枝の先端に円錐花序をつけ、花色は白色。花冠は直径5mmほど 。葉は倒卵形です。

「マルバチシャノキ」に比べて葉も果実もかなり小さく、花序は円錐状であるが、「マルバチシャノキ」は散房状です。紛らわしいですが、「エゴノキ」の別名もチシャノキといいます。

 

 



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