間もなく、クリスマス。私は孫にプレゼントを贈るだけですが。
今年のクリスマスは「家で過ごす」という人が約9割。“おうちクリスマス”が主流とのこと。
’ウインターローズ・アーリーレッド(左)’& ’ロゼマーブル’八重咲きタイプ(中央)
コロナ禍の状況では仕方ないですね。しかし、20代の約3割は”おでかけクリスマス”の意向だそうです。
感染拡大に繋がらなければよいのですが。
今更感はありますが、今回は「ポンセチア」(トウダイグサ科)にしました。日本には明治中期に渡来。
学名「ユーフォルビア・プルケリマ」(Euphorbia pulcherrima)、和名「ショウジョウボク(猩々木)」、英名「クリスマスフラワー」
今でも園芸上は、旧属名のポインセチア(Poinsettia pulcherrima)の名で親しまれています。
メキシコ原産の植物で、皆さんご存知のように、赤く色づき花のような「苞」(苞葉)が特徴。
花期は12月~3月ですが、特にクリスマスシーズンに最も見頃の時期を迎えます。
鮮やかな赤い苞と緑色の葉のコントラストが美しく、クリスマスの定番植物になっています。
名前は、アメリカに初めて持ち込んで改良した米国初代のメキシコ大使ポインセット氏に由来。
’ウインターローズ・アーリーレッド’
品種改良が進んで、苞の色は赤以外に白、桃色、黄色などや斑点の入るものがあります。
花は色づいた苞の中心にあり、トウダイグサ科の一部に見られる「椀状花序(杯状花序)」です。
花軸と総苞が変形して杯状となり、内側に雌しべ1本からなる雌花1個と、雄しべ1本からなる雄花数個が入っています。
※京都府立植物園のHPから借用(花の構造?)
花弁と萼はありません。
’201215 こちらはつくば植物園の「ポインセチア」。植栽してから30年以上とのこと。
短日植物で、日の当たる時間が1日に12時間以下にならないと蕾ができず、花が咲きません。
花が咲くと、苞の部分も色づきます。
幹を見るとポインセチアが樹木(常緑低木)だと判ります。
こちらは樹高3m以上あります。本来は3~5mまで成長します。
’アイスパンチ’
’プリメーロ・ジングルベル’
’ココマーブル’
’キャンディ・シナモン’
’イエロールクス’
プリンセチア’ピンクホワイト(左)’&’ホットピンク(右)’
「プリンセチア」は、サントリーフラワーズ(株)によって品種改良された「ポインセチア」の一種。
ピンク色の苞が特徴で、プリンセスのように華やかな印象と「ポインセチア」を組み合わせて名付けられました。
ピンク色の濃淡や、模様、また白いものもあり、8種類が商品化されています。
なお、京都府立植物園では12/1~25まで「ポインセチア展」が開催され、約100品種が展示されているそうです。
「ユーフォルビア・プニケア」は、同じトウダイグサ属で別名「ジャマイカポインセチア」といい近縁種です。
「ショウジョウソウ(猩猩草)」もトウダイグサ属で別名「サマーポインセチア」といい、同じ仲間です。
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