「台湾駒繋」と「南蛮駒繋」は、鮮やかな藍色(青藍)を呈するインディゴ(indigo)染料が得られる植物です。
両種はマメ科コマツナギ属の常緑小低木
'220928 インドの藍「タイワンコマツギ(台湾駒繋)」(Indigofera tinctoria)
東南アジアに広く分布します。
学名の” Indigofera”は「藍を有する」、 ”tinctoria” は「染料の」を意味します。
'200929 花期:6~9月 樹高:1~2m
タイワンコマツナギよりナンバンコマツナギの方が小葉の先端が丸くやや小さい
'210719 中南米の藍「ナンバンコマツナギ(南蛮駒繋)」(Indigofera suffruticosa)
西インドからヨーロッパ、中南米まで広く分布します。
'201029 別名:キアイ(木藍)とも呼ばれます。西インドからヨーロッパ、中南米まで分布。
両種の花はコーラルピンクだがナンバンコマツナギの方がオレンジ色が強い
'200904 樹高1m程度。タイワンコマツナギの莢果はまっすぐなのに対してナンバンコマツナギの莢果は湾曲している。
なお、日本では藍染めにはジャパンブルーと呼ばれる「アイ(藍)↑」別名:タデアイ(タデ科)や
「リュウキュウアイ(琉球藍)↑」(キツネノマゴ科)から採れる藍を用いた
日本の山野に生える「コマツナギ(駒繋)↑」の学名:Indigofera pseudo-tinctoria は「偽のタイワンコマツナギ」を意味し、タイワンコマツナギによく似ているが、藍の原料は採れない。
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