夏〜秋にかけてが旬の花「リンドウ(竜胆)」(Gentiana scabra var. buergeri ) リンドウ科リンドウ属の多年草
和名は、中国名の竜胆(りゅうたん)の音読みに由来し、中国では代表的な苦味で古くから知られる熊胆(くまのい)よりも、さらに苦いという意味で「竜胆」と名付けられました。
('191014 「blog開設2周年」でリンドウを数種UPしていますので、そちらもどうぞ!)
リンドウには、花びらの先端が開く種類と、開かない種類があります。(※出典:はちまんたい通信)
主な系統として「エゾリンドウ(蝦夷竜胆)」系統と「ササリンドウ(笹竜胆)」系統があります。
「エゾリンドウ」:花冠の先端は蕾のまま開かない。開花時期は7月〜10月。主に北日本に分布。花びらの重なり、蕾の膨らみの様子を楽しむ花。
’140912 大雪山旭岳 エゾリンドウの高山型で、花冠はあまり開かない「エゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆)」
「ササリンドウ」:花の先端が開く。開花時期は9月〜11月。主に関東以西に分布。蕾から花が開いて、変化する様子を楽しむ花。
’201111 つくば植物園 葉の形が笹のようにとがるのが特徴の「ササリンドウ(笹竜胆)」 別名:笹葉竜胆
日本一の生産量を誇る「アシロリンドウ(安代りんどう)」は、岩手県八幡平市を代表する特産物です。
安代りんどうのオリジナル品種(約30種)から3種を!(※埼玉県川口市安行の花屋さんの店頭で撮影)
➀’コイベニ(恋紅)’ 花期:10 月上旬 世界初の赤りんどう品種。
②’プリンセスアシロ’ 花期:8 月中旬~9 月中旬 濃いピンク色で、高温下で花が開き、順次開花し、鑑賞期間が長い。
③’メルヘン・アシロ' 花期: 7 月中旬~9 月下旬
高温期でも色あせしないピンクの鉢物用品種。高温下で花が開き、次々に開花し鑑賞期間が長い。
次は、岩手県花巻産のりんどう2種です。(撮影地は同じ)
宮沢賢治の作品「銀河鉄道の夜」の一説に、孔雀の羽を広げた模様が八重リンドウが咲いている情景を連想させることから命名。
花期:10~11月 草丈:10~20cm
リンドウでは初の八重咲品種の④’アオクジャク(蒼孔雀)’
青花種「蒼孔雀」と同じく、八重咲きの⑤’サクラクジャク(桜孔雀)’
最後に花色が明るく鮮やかな桃色の新品種⑥「ももずきんちゃん」
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