田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

松に鶴

2018年09月04日 | 古民具っていいなぁ。
古民具ではありませんが我が家には欄間があります。
和室が減ったりして現代の住宅ではあまり見られなくなりました。
我が家にある欄間は「松に鶴」の彫刻欄間です。(サイズW=1700、H=360)

左が鶴、右が松

欄間とは天井と鴨居に挟まれた小壁に設け、2間続きの空間に連続性を求めたり、採光や換気の役割を担っています。
主に彫刻欄間、組子欄間、透彫欄間、蓮欄間等があり、障子や幕板、竹を使うこともあるそうです。


こちらは車庫?(撤去済)にあった組子欄間。建て替え(S49)前の欄間ではないかと思われます。
組子欄間は細く製材した桧や桐材を並べて組み上げたものです。定番な図柄として「オサ」「千本格子」「水入り」などがあり、その他彫刻入りや透かしを取り入れたもの等があります。

千本格子の組子欄間(筬(おさ)欄間)。細かな細工が綺麗なので骨董市で数年前に購入したもの。(サイズW=1705、H=323、¥2,500)
今、これを現代の職人に作ってもらったらいったい幾ら位かかるのでしょう?
壁の塗り替えも終わったので壁のどこかに飾れないか思案中です。

昔の物って手づくりなのに精巧に出来ていて、職人の技術の高さが覗われます。

以下は「古民家巡り」で出会った欄間です。

再現された箱館奉行所(函館市、五稜郭)の組子欄間(千本格子)

旧寿屋本家(一宮町)の透彫欄間

古民家カフェ楽(長南町)の組子欄間

坂野家住宅(常総市)の透彫欄間


最新の画像もっと見る

コメントを投稿