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お櫃(おひつ):木製

2018年02月13日 | 古民具っていいなぁ。
お櫃(おひつ)別名:飯櫃(めしびつ)

炊いたご飯を羽釜から移し入てれて置く器で昭和30年代頃まで使われていました。
保温ジャー→電気炊飯器(保温機能)の順に変わり今では使う人はほとんどいなくなりました。

おひつに使われているのはサワラ材で、油分を多く含み、柔らかく加工しやすい木です。ご飯の湯気を木が吸いとるので、べたべたになりません。
杉や桧の薄い板材を曲げて作られたものもありますが、さわらのおひつが一般的のようです。

水に強く軽いのが特長で、昔から風呂桶や船の部材に使われていました。
乾燥するとタガ(外側にはめている銅製のもの)が緩んできます。元の位置に戻して水に漬けると締まります。


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