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ユーフォルビア・グランディデンス

2023年02月21日 | 花さんぽ・花めぐり

トウダイグサ科トウダイグサ(ユーフォルビア)属には、サボテンにそっくりな種がいくつかあります。

両者は乾燥に適して進化がおこった結果、縁の遠い生物どうしがよく似た形になってしまいました。

この様な現象を「収斂進化(しゅうれんしんか)」と言うそうです。

一見、サボテンが2つあるように見えますが、”他人のそら似”です。

サボテンの特徴はトゲの部分に綿毛のような「刺座(しざ)」があることです。

左側がトウダイクサ科の「カイギョク(魁偉玉)」(Euphorbia horrida:ユーフォルビア・ホリダ)、

右側がサボテン科の「ユウホウ(勇鳳)」(Neobuxbaumia euphorbioides:ネオブクスバウミア・ユーフォルビオイデス)です。

'230209 つくば植物園サバンナ温室

こちらの「ユーフォルビア(エウフォルビア)・グランディデンス」 (Euphorbia grandidens)もサボテンにそっくりです。

トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑高木  

花期:8~10月 アフリカ南部原産

刺の横に小さな花の蕾が見えます。

咲いてもこのような小さな地味な花です。※温室では2月9日に咲いていました。

中心にある幹は木質で、シカの角のように分枝した茎が生えている。

なお、園芸植物などについては学名(Euphorbia)の英語風読みのユーフォルビアで呼ばれることが一般的ですが、つくば植物園ではラテン語風読みのエウフォルビアとしています。

サボテンには似ていませんが、ポインセチアなどもユーフォルビア属です。

 



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