'220914 ずいぶん長い間咲いている印象の「ハマカンゾウ(浜萱草)」(Hemerocallis fulva var. littorea)
ワスレグサ科ワスレグサ属の多年草。本州(関東地方南部以西)~四国、九州に分布。
'070924 葉の長さ60~70㎝、幅1~1.5㎝。若葉や蕾は食べることが出来る。
ノカンゾウ(野萱草)(H. fulva var. longituba)と似ているが葉は常緑で冬も枯れないで残リ、濃い緑色で光沢があり厚い。
ノカンゾウの葉は冬になると枯れる。(※ノカンゾウも若葉や蕾も食べられる)
'100905 花期は7~9月。花茎は高さ70~90㎝になり、花を3~6個つける。花色は橙赤色でノカンゾウより濃い。
剛健な植物で、日当りのよい海岸斜面で暑さに負けず花を咲かせる。花は早朝に開花して夕方には萎む一日花。
同属の「ウスギハマカンゾウ(薄黄浜萱草)」(Hemerocallis x fallaxlittoralis)
花期:8~9月中旬 「ハマカンゾウ」と「ユウスゲ(キスゲ)」の自然交雑種
花色はハマカンゾウより薄い黄色
若葉
'220728 ハマカンゾウ自然交配種「ニシノハマカンゾウ(西の浜萱草)」(Hemerocallis fulva var. aurantiaca)
葉はやや厚く、常緑で冬を越し、ハマカンゾウに似ています。
花期:6~7月。花はノカンゾウに似ているようです。
日本では九州以南の海岸などに自生する。
写真3枚はつくば植物園温室で撮影しました。
同園では「ニシノハマカンゾウ」の表記はありませんでした。
花色は個体によって濃淡があるようです。3種を並べて見てみないと花の写真では違いがよくわかりません。
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