白井健康元気村

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退職後の私の生きがい 【村民の声③】

2018-09-14 13:08:14 | 村民の声

【村民の声③】

退職後の私の生きがい

          

横山祐作

 

大学教授を退職して小学生に理科実験を

 

昭和221947)年6月に長崎県生まれるが、小学2年まで岐阜県で育つ。その後、大阪を経て、小学4年から東京に移り住む。昭和451970)年に千葉大学薬学部薬学科を卒業し、東京大学大学院薬学系研究科製薬化学専攻の修士課程に入学。昭和501975)年、同博士課程を終了して薬学博士に。その後、城西大学薬学部助手、米ペンシルバニア州ピッツバーグ大学博士研究員、東邦大学薬学部助教授、東邦大学薬学部教授を歴任、昨年まで日本薬学会の常任理事を務めた。現在、東邦大学名誉教授。今年4月から白井健康元気村の村民となる。パソコンを使いやすくする工夫をするのと、千葉県内の地方鉄道に乗車して駅周辺を散策するのが趣味。池の上在住。

 

 昨年3月の退職後、私は2つの新しい活動にチャレンジし始めました。

 まず1つ目は、退職者のボランティア団体である一般社団法人「ディレクトフォース」の理科実験グループに参加したこと。このグループは、「多くの子供たち(主に小学生)に理科を好きになってもらいたい」という願いを込めて首都圏を中心に年間160日以上活動しています。

 私も昨年の参加から現在まで40回以上参加していますが、子供たちの活き活きした姿を見るにつけ、この活動に参加して良かったと感じています。また、「反省会」と称する飲み会では、色々な分野の人たち(平均年齢70歳)とも交流できるので、ほんとうに楽しい一時です。

 2つ目の活動とは、池の上小学校内に設置されている「学童クラブ」での支援補助員(パート)。昨年秋から週2、3回働いています。学童クラブは、働く保護者が家にいない間、放課後を安全に過ごさせることを目的に設置されたもの。

 60名ほどの子供たちを放課後の一時、4名から6名の支援員が見守るのですが、これが想像以上に難しい。ケガをしないように遊ばせる、宿題をさせる、遊んだオモチャの後片付けを促す、友達との喧嘩を止める―どれ1つとっても思い通りにならず、途方に暮れる毎日。しかし、この1年の経験を通して、子供たちの信頼を得ることが大切だと気づき始めました。

 今までとはまったく違った分野に70歳を過ぎての挑戦です。もともと子供好きだった私なので、現在の活動にとても生きがいを感じています。また、今までの人生経験をから、「言うべきことは言う」という頑固なところも必要でしょう。

 退職後の人生(人生二元論の二元目)をいかに豊かに過ごすかを考えるとき、体の健康も大切ですが、心の健康もそれ以上に大切です。私の場合、子供たちを通じて少しでも社会の役に立っていると実感しているので、それが心の健康につながっているのかもしれません。

 今年の3月から白井健康元気村の村民となりましたが、この活動に大学、あるいは薬学会での経験が役立てば幸いです。上の2つの活動に加え、「何歳になっても新しいことに挑戦する!」という気持ちを持って、残りの人生を精一杯生きていきたいと思っています。

 

▽横山さんが参加する「ディレクトフォース 理科実験グループ」のホームページ

http://www.directforce.org/DF2013/02_DF_katsudo/kyouiku/rika/kyoiku_rika.html


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