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日本の建国を祝う!
「紀元節」復活を求める声も
本日2月11日は「建国記念の日」です。日本の建国を祝う日ですから、めでたい日であるのは言うまでもありません。ちなみに、この祝日が制定されたのは、今から56年前の昭和41(1966)年のことでした。
「えーっ、日本の建国を祝う日だから、もっと前からあったと思っていた」
若い世代からそんな声が聞こえてきそうです。
そう思われても仕方がないでしょう。
もともとは「紀元節」と言われていました。初代天皇とされる神武天皇が即位したのが、紀元前660年の2月11日(グレゴリオ暦)と言われていたことから、明治7(1873)年に施行されたのです。
ところが、先の大戦で日本がアメリカを中心とした連合国に敗れました。この占領下の日本ではマッカーサー元帥率いる連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が実権を握り、敗戦から3年後の昭和23(1948)年に紀元節が廃止されています。日本弱体化政策を推し進めるGHQの意向であったことは言うまでもありません。
その後、紀元節復活の声が国民の間で高まり、紆余曲折を経て「建国記念の日」が制定され、翌年から施行されました。「紀元節」でも「建国記念日」でもなく、「建国記念の日」となったのはなぜか。
「紀元節」の根拠が神話であり、「建国記念日」にした場合でも神話を認めてしまうというわけです。そんなわけで、「の」をつけることで、「史実ではないが」とあやふやにしたのでしょう。何ともはっきりしない記念日です。
参考までに、世界各国の建国記念日を見てみると、アメリカ、イスラエル、インド、パキスタン、インドネシア、ナイジェリア、ペルー、アルゼンチン、マレーシア、南アフリカなど独立記念日が圧倒的に多いようです。
近現代の出来事なので、日付も明白です。しかし、そんな国々と日本を同列に論じる必要があるのでしょうか。神代からの歴史を誇る日本です。神話を根拠にして建国を祝ってもよろしいのでは。そろそろ占領下の呪縛から逃れ、堂々と「紀元節」を祝いたいという声もあるようです。
(本ブログ編集人・山本徳造)
一、
雲にそびゆる 髙ちほの
髙ねおろしに 艸も木も
なびきふしけん 大御世を
仰ぐけふこそ 楽しけれ
二、
うなばらなせる はにやすの
池のおもより なほひろき
めぐみの波に あみし世を
仰ぐけふこそ たのしけれ
三、
天つひつぎの 髙みくら
千代よろづ世に 動きなき
もとゐ定めし そのかみを
仰ぐ今日こそ たのしけれ
四、
空にかがやく 日の本の
萬の國に たぐひなき
國のみはしら たてし世を
仰ぐけふこそ 楽しけれ