消費税増税へのステップは？？

　昨日、税と社会保障一体改革法案が衆議院で可決され、参議院へ送付されました。

　これでまあまあの景気ならば、１４年に８％、１５年に１０％に消費税が上がって行きます。

　さて、気になるのは消費増税までのステップです。

　消費税が３％から５％に上がった時のことを思い出すと、これから先どうなるのか不安です。

　経済界は、この可決について概ね「よくぞやった～」との声明を出していますが、大阪の橋本市長をはじめとする改革派の首長は「大反対！」です。

　消費税が３％から５％に上がる直前、現在のようにフリーで仕事をしていたじいちゃんは、生涯で最も多くの年収を稼いでいました。（各企業が駆け込み的に広告を発注してたから）

　その後、消費税が５％に上がり、ぴったりと仕事がなくなり、翌年は最低年収・・・。そして「失われた１０年」に突入しました。

　５％から８％へあがる直前と８％から１０％に上がる直前には、すこし景気も上向きになるでしょうが、その後はどうなるか？？？

　空恐ろしいです。

　１０％に上がった時、国民会議に委ねた様々な改革が実行されていれば文句は言えませんが、なし崩しになってたら、国民は今の政治家に騙されたことになるでしょう。

　総選挙が行われ、消費税を上げることに関与した民主・自民・公明がグチャグチャになり政権をとって、政界が再編され、「消費税をあげたけど、社会保障はやんないよぉ～・・俺たちゃ、あの頃の政党と全く違うんだから！」と言わせないように総選挙では、毛色の変わった人たちが立候補してくれないかと思います。