森友改ざん自殺職員の手記公表

　森友問題で文書の改ざんを強要され自殺した職員の手記が公表されました。

　遺族は、これを強要した佐川元財務局長と国に対して損害賠償請求を大阪地裁に提訴しました。

　国会での野党からの追及に安倍首相は当初「自身や妻がこの件に関与していたら首相も国会議員も辞める」と答弁しましたが、これが引き金になって文書の改ざんが行われるようになりました。

　首相は、この答弁の時森友学園への便宜供与が行われていたことを知っていたのか、知らなかったのか？

　手記には、改ざんの詳細が綴られており、首相への忖度があったとはいえ、あまりにも酷いものであったことが伺われます。

　昔から政治家絡みの問題が発覚しそうになると秘書が自殺したりすることがあり、政治家自身は知らぬ存ぜぬと逃げきってきました。

　今回の文書改ざんでは、後で元になった文書が見つかったりして大騒ぎになりましたが、安倍さんは何の責任も取らず今も総理の座に居座っています。

　そして、その後も次々に問題が発覚しては、文書の改ざんや異常な破棄が続いています。

　首相官邸に人事を握られてしまった各省庁では、強大な権力を持つ首相周辺に気を使わなければいけなくなり、直近では検察官の人事にまで法解釈を変えたとノタマって森法相が国会で奇妙な答弁を繰り返しました。

　やっぱり長期政権の歪というのは怖いもんです。

　話は変わりますが、朝刊でじいちゃんが通う病院で医療従事者が新型コロナウイルスに感染し、30人もの濃厚接触者が自宅待機になっているという記事が出ました。

　感染症専門病棟と外来のクリニックは、かなり離れていて直接の影響はないと思いますが、危惧してたようにウイルスが間近かに迫っています。

　そう言えば、先週クリニックに行った時、主治医と新型ウイルスの話になり、かなり深刻そうな顔をしていたので心配になりましたが、当然、院内に感染者を受け入れていたことを知っていたからでしょう。

　少しづつ国内の感染者は減っているというものの、まだまだどうなるか分りません。

　蒲郡で感染の陽性反応が出た人が居酒屋やパブを飲み歩いて「感染を広げてやる」と言ってた男性が亡くなったそうです。

　新型コロナウイルスの感染もあり、肝臓がんも患っていたらしく、あの行動には生きる希望を失った人の悲哀があったのかもしれません。

　一日も早く安全宣言が出されますように…。