気候変動対策は経済チャンス？

朝刊の国際面に「気候変動対策　経済チャンスも」という記事がありました。

「地球温暖化」の話題が上るようになった頃、これは欧米が「景気回復」のために仕掛けた罠？ではないかという話が結構ありました。

つまり、温暖化なんてまったく関係なく、沈みゆく世界経済を立て直すための資本家たちの陰謀ではないかという話です。

そんな裏話は表面的には全く出てこず「地球温暖化対策のため」として、燃やせば二酸化炭素を排出する化石燃料を使わず、太陽光発電などの自然エネルギーを使うことが推奨され、世界的な大問題として様々な機器開発が行われて、資本主義者たちは大儲けしてきました。

朝刊の記事は、国連気候変動枠組み条約のスティール事務局長が国連総会に合わせ環境団体が開いたイベントでの話として「気候変動は世界経済の大変革の扉を開く。投資家も政治家も無視できない真のチャンスだ」と述べました。

「やっぱりね」という感じです。

確かに、ここ数年温暖化の影響と言われる気候変動が世界各地で観測されて、去年・今年なんて日本でもこれまで経験したことがない酷暑に見舞われました。

これが果たして、すべて地球温暖化のせいなのかどうかは分かりませんが、確かに実感として子供の頃より夏は暑くて冬は寒いように感じます。

地球が誕生しておよそ45億年…、この間に地球は寒冷期と温暖期を繰り返してきました。

現在は温暖期らしいですが、学者によっては「地球温暖化は自然のサイクルの一つだ」という人もいます。

資本家にとっては、産業革命以来年々気温が上昇してることや極地のオゾン層に穴が開いたりして、その原因が二酸化炭素の排出だと主張し、その原因の「化石燃料の使用を制限し、自然エネルギーを使用しなければならない」と豪語してきました。

しかし、これまでになかった技術開発による新しいビジネスチャンスが転がってるという彼らの思惑が、地球に住む人々に大きな影響を与えているのも事実です。

要するに、停滞した資本主義経済を「気候変動対策」によって回復させようという魂胆がミエミエなんですね。

自然のサイクルなら別段二酸化炭素の排出なんて気にしなくていいし、20年くらいで交換しなきゃ～いけない太陽光パネルや風力発電機なんて必要ありません。

快適に過ごすためのエアコンとそれを動かす電気があれば、これまで通りでいいじゃない。

しかし、それでは資本家たちは今まで以上には儲からないから、新しいエネルギーを技術革新でもたらし、大儲けしようと目論んでるんですね。

まあ、すべてがそれだけとは言えないし、エネルギーの多様性で安心できる将来の生活を展望するのも大事です。

人類が存在してるかどうかは分かりませんが、いつかは気温が下がる「寒冷期」が訪れます。

その前に人は、自ら開発したAIに支配され、滅び去っているかもしれませんが…。

※内容の一部に新聞記事を引用しました