ayameじいちゃんの日記かな?

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本音と建前

2019-02-14 12:29:10 | 日記
 日本人が何事かを発言する時、そこには「本音と建前」があるものです。

 特に政治家の発言では、「本音と建前」を使い分けて国民に対して主張をし、これが巧い人とヘタクソな人では人気や施策の実行に大きな差が出てしまいます。

 よくある話ですが、国が戦争をしたいと思った時、政府は必ず「国民の生命と財産を守るため」という「建前論」をブチ上げますが、「本音」は領土の拡大や国益(もっと言えば自分の懐を増やすため)のためという目的が隠されているなんてことがあります。

 昨今の政治家たちは「本音と建前」を上手く使いこなすことができず、「本音と本音」ばかりを言って非難を浴びたり、どこぞのバカ殿首相のように「本音」を隠すための「建前」が嘘ばかりで国民を欺こうとしている虚言癖のお方も存在しています。

 競泳の池江璃花子選手の白血病公表をめぐり桜田義孝五輪相が不適切な発言をしたとして問題になっていましたが、桜田大臣はこれまでにも「本音」だか「建前」だか分らん発言を繰り返し、大臣としての資質が問われています。

 このバカ大臣が何を言ったかというと「日本が本当に期待している選手なので、がっかりしている。早く治療に専念して頑張ってもらいたい。盛り上がりが若干、下火にならないか心配している」などと記者団に語ったそうで「早く治療に専念して頑張ってもらいたい。(ネットニュースより)」で止めとけばいいものを「盛り上がりが若干、下火にならないか心配している」と五輪開催とその客寄せばかりを気にしてる様子が伺え、それがひどい発言だということなんですね。

 まあ、当たり前でしょう。

 文脈的には、後で付け加えた方が「本音」で前段階は単なる「前振り」に聞こえてしまいます。

 あと先を逆にして「五輪の盛り上がりは気になる所だけれど、国民的スター選手なので治療に専念して頑張って欲しい」と言えば、批難を受けるような発言にはならないでしょう。

 言葉を武器にして戦う政治家とは言い難い人ですね。

 また、我が国のお坊ちゃん総理は、自衛隊をどうしても憲法に明記したいため次のような発言をしています。

 「新規隊員募集に対して都道府県の六割以上が協力を拒否している悲しい実態がある」「皆さん、この状況を変えようではありませんか。憲法にしっかり自衛隊を明記して、違憲論争に終止符を打とうではありませんか」(朝刊の社説より)

 これがどうも真っ赤なウソらしく「自衛官募集に使うため18歳など適齢者名簿の提供を求める対象は全国の市区町村。「都道府県の6割以上」はそもそも誤りであり、首相も国会で発言を修正した。」(同)

 
 「防衛省によると全国の1741市区町村のうち、2017年度に適齢者名簿を提供した事例が約4割、市区町村が作った名簿や住民基本台帳を防衛省職員が書き写した事例が約5割だった。」(同)


 「残る1割も自治体側が協力を拒んだわけでなく、適齢者が少ないと判断した自衛隊側が名簿などによらず、ポスターなど別の方法で募集しているのだという。つまり違憲を理由に協力を拒む自治体はほぼ存在しないことになる。」(同)

 ということで、隊員募集に関して都道府県(認識の誤り)は拒否していないし、市町村のほとんどが協力しているのです。

 こんな嘘をついてまで改憲したいのは、自民党の党是であるばかりでなく、祖父の岸信介元首相の怨念に取りつかれているからでしょう。

 「本音」の改憲を実行するためには、「建前」にも値しない「嘘」を平気で喋るような総理にこの国を任せといていいのでしょうか?

 自衛隊の存在は、国民に広く受け入れられているし、憲法第9条の「戦争放棄」を捨ててしまおうという国民も少ないのに、何を考えてるんだろう。

 慌てて改憲して、アメリカに追随させられて自衛隊員が異国で戦死してしまったら、取り返しがつかないことをお坊ちゃん総理は考えたことがあるのでしょうか。
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