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残念!H3打ち上げできず

2023-02-18 09:57:47 | 日記
昨日、打ち上げ予定だった新型主力機H3ロケットが打ち上げできませんでした。

主力エンジンは点火したものの、機体が異常を感知して固型ロケットブースターへの着火信号が出なかったためと言われています。

これにより地球観測衛星の打ち上げることができませんでした。

本当に残念ですが、JAXAのプロジェクトマネージャーは記者会見で「設計通りに安全に止まっており、失敗だとは考えていない」と話しています。

打ち上げてから、途中でバラバラになって海に落っこちるより、どんなに良かったか…。

原因を究明して1・2週間で再挑戦するとも語っています。

この会見の後半に、ある記者がかたくなに失敗を認めないJAXA担当者に「分かりました。それは一般に失敗といいます。ありがとうございました。」と切り上げました。

この記者の態度に、多くの人から非難の声が上がっているようです。

記者会見の流れは、報道陣からの「失敗ではないか」と認識を確認する質問が相次ぎ、当該記者から「一般に言う失敗なんじゃないか」と追及された担当者が否定…。

記者はさらに「失敗と呼ばれたからといって、何か著しく不具合がある訳じゃないですね。皆さんの中では失敗と捉えていないけど、失敗と呼ばれてしまうのも甘受せざるを得ない状況じゃないですか」と質問し、担当者は「設計の想定範囲内での事象のため、やはり失敗ではない」と…。

こうしたやり取りが続いて、最終的に前記の言葉が飛び出したようです。

この攻防戦が多くの視聴者の目に留まり、ツイッターで「記者の捨て台詞」などの文言とともに転載され、「あり得ない」「難事業に対する敬意のかけらもない対応」などの批判があったということです。

技術的には、確かに安全に打ち上げが中止されたのだから、想定の範囲だったのでしょう。

しかし、最重要の「地球観測衛星」の打ち上げができなかったのだから、それだけ考えると「失敗」という言葉を引き出したかった記者の気持ちも分かります。

まあ、どっちもどっちだということですね。

これから原因の解明が行われるそうですが、あまり焦らずにやった方がよいのでは…。

もう何年も打ち上げ予定が遅れているんだから、慌ててやって失敗したら、それこそ国際的な信用を失墜してしまいますからね。

打ち上げ費用を低減化を目指して開発されていますが、民間のスペースXの打ち上げ費用には到底及ばないそうで、機体もH3は使い捨て、スペースXは何度も使用できて費用対効果でも惨敗しています。

本当に、この計画に未来はあるのでしょうか。

なんせ開発母体が、MRJを途中放棄してしまった三菱重工ですから不安でいっぱいです。

※ブログ内にネットニュースを引用した部分があります。
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