報道番組で、ドイツ・ベルリンの壁跡地の桜が満開だというのを放映していました。
1989年にベルリンの壁が崩壊した時に、テレビ局の発案で壁の跡地に桜を植樹する活動が始まって、毎年継続的に進められて、今や9000本以上の桜が植樹され、今、まさに桜が咲き誇っているのだそうです。
東西ベルリンの壁の両側は、長年に渡って悲劇が繰り広げられた場所・・・
ベルリン市民へのインタビューもありましたが、
「ベルリンの壁は、酷い思い出しかなかった。今こうして自由に行き来が出来るようになり、桜が見事に咲いて、今ではお気に入りの場所です。」
・・・と、桜が平和の象徴になっているように感じました。
ベルリン市民も、日本と同じように桜祭りなるものを毎年開催して、ビールを飲み、ソーセージを楽しみながら、花見を楽しんでいるのだそうです。
私は10年ほど前、約4年間ほどドイツと日本を行ったり来たりの生活をしていました。その中でベルリンへ観光に行った事があり、チェックポイント・チャーリーというところを訪れました。
そこには、今では想像も出来ないほど、ベルリンは自由がない町だった事、壁にまつわる悲劇が繰り返された場所だったという事を、写真と映像で見せてもらったのを思い出しました。
その悲惨な場所だったところに、日本の代表的な花とも言える桜が満開に咲いているのを見て、日本人として光栄に思えました。
いつか機会があれば、もう一度行って、ベルリンの桜を見ながらビールとソーセージを味わってみたいと思いました。
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