この写真(クリックすると大きく表示されます)は、JR福知山線の脱線事故現場近くの畑の写真です。
(電車の中からの撮影なので、上手に撮影出来ませんでしたが)
良く見ると「命」と書かれているのが解ります。
この畑は、事故以来ずっとこの文字を花で書き続けられていて、電車で事故現場を通る際に、事故の事を思い出させてくれます。
今、私が最も感心がある事に「命の大切さ」ということがあります。
健康指導の最前線の現場にいる者として、今日本人の「生命力」が低下している事が心配で仕方がありません。
健康という、最も大切な事を軽く扱われているような気がする時が多々あり、それも気が付かないうちにそのようになっている現状に強い危機感を感じているのです。
私達は、毎日スーパーで食材を買って食べています。
例えば野菜などの味が、昔に比べて「食べやすい」味になっているように感じませんか?。
いちごなど、昔はもっと酸味が強くて、当時子供だった私は砂糖や練乳をかけて食べていました。
ほうれん草なども、今よりもっと「鉄分」の風味が強くていつも残していた記憶があります。
形もいびつな物が多く、今スーパーで綺麗に形の整った野菜たちから見たら、個性の強い形が多かった記憶があります。
野菜本来の生命力を食べている世代と、優等生野菜を食べ続けて育つ。
そこにどのような「違い」が生まれるのでしょうか?。
形が揃い、早く収穫出来、味も食べやすい。
そんな人間の都合に合わせて改良された野菜と、本来の野生を残した野菜との差はなんだろうか?。
私は40歳半ばになりますが、今の70歳以上の方達と比べると「敵わないなぁ!」と思う時があります。
その反面、今の20歳代を見ると「こいつら大丈夫か?」と思う時があります。
確かに、誰でも年下の世代を頼りなく感じる時はあるでしょうけれど、そうでは無く「生命力」という点でそう感じるのです。
人間の都合に合わせた物が身の周りに溢れています。
野菜に限らず、人間以外の命を人間の都合良いものに変えてしまって良かったのでしょうか?。
人間はやるべきでは無い事をやっている!。
そしてそれに気づかずに毎日過ごした結果、生命力が低下しているような気がしてなりません。
「命の力」
そこに気づく為には、自分が何をするべきなのか?。
それを考えなさいと、自然は人間にサイレンを鳴らし続けています。
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