健康100話（983）：知性食と感性食

ラジオを聴いていると、春休みの子供からのメッセージを読み上げていた。

「うちのお父さんは、おなかいっぱい食べたら「苦しい～、死ぬ～！」と言ってゴロンと横になります？。
大人は苦しくなるまでなぜ食べるのですか？。」


野生動物の食事は生食。
人間だけが火を使って調理をします。

生食の野生動物は、満足すると急に食べるのを急に止めます。
まだ残っていても食事を止めます。

人間は「勿体ない」と言って無理して食べ続け、結果太っています。

野生動物が動けなくなるまで食べると、その時に襲われたら命を落とすかもしれません。
だから、適量になるとピタと止めるのです。

ところが人間は火を使って調理をすると、
味のレパートリーが増え、つい食べ過ぎてしまいます。
いつしか味覚の欲望を満たす食へと変わってしまいました。

火食は知食。
生食は感性食。

春～夏は生食を増やして、満腹になりにくい食生活にして、
感性（五感）を養うと良いでしょう。
五感のレベルが上がると、第六感が成長し、イザという時の判断に冴えが生まれます。

秋～冬は火食を多くし、知性を高めるのが良いでしょう。

この子供のお父さんは、生食を増やすと良いかもしれませんね。


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