健康100話（913）：神さまとの約束

百田尚樹さんの著書「新・相対性理論」の中の一説を、少し文面を変えて紹介します。

私たち人間が、肉体を持って地球に降りたつ前に、神さまに訊かれることがありました。
どちらか好きな人生を選びなさい！。
・100年の長生きするが、最後の20年は病院で生きることになる
・50年しか生きられないが、楽しくて最後はポックリ死ぬ人生
あなたはどちらを選ぶでしょう？。

おそらく、後者の人生を選ぶ人がほとんどだと思います。
これは、私たち人間は「健康」であるということが前提として人生を設計していることになります。

最初から最後まで病院のベッドで、ゴム管を身体に付けて生きる人生など想像もしていないでしょう。
ところが、地上というのは「快楽」の宝庫でした。

美味しい物が沢山あり、乗り物もあり、異性との出会いもあり、多くの楽しみが用意されています。
その楽しみに満ちた生活に慣れてくると、生まれる前に神さまと交わした「約束」を忘れてしまいます。

「人生50年を楽しく生きる為には、約束ごとがある。自然を大切にし、他者を愛し、慎みを持っていきなさい！」と…。

ところがお金、名誉、権利という魔力を持った物質が溢れていると、この約束を忘れてしまいます。

すると、身体の中から少しづつ警告信号が発せられます。
最初は、何となく不快感、少し痛い、こり、などの軽い警告で、少しづつ異常が大きくなります。

そして、人間界には修理担当とする病院に行くことになります。
この病院に行く人間の何と多いこと…。

それでも思い出さないと重病となり、強制的にベッドの上で生活するようになり、これまでの人生を考え直す時間を与えられます。

これでも解らない人が多いと、神さまは「社会現象」として警告を与えます。
バブル崩壊、コロナウイルス、そして戦争。
地獄の一旦を垣間見ることになるのですが、それでも人類は気づかないでいる…。

そんなとき、神さまが用意するのは自然災害という天変地異。
一瞬で多くの人が犠牲になり、世界が涙に暮れていると、亡くなった人への愛おしむ気持ちが生まれます。

気持ちは「自分だけが」というネガティブな気持ちも、「他者を想う」気持ちも、増大するもの。
神さまは他者（自然環境も含む）を愛する気持ちを大きくする道場として地球をデザインされています。

しかし、人間自らが作り出したトラップによって、今人類は大きな危機の時を迎えています。

健康で生きるには、自分の身体が調子よく生きる為のノウハウがあります。
それらを無視し、「便利」「快適」「飽食」「娯楽」を蝕んでいると、警告信号が大きくなって、やがて壊れてしまいます。

自分の人生を決定づける「心」も自然を壊し、人との接触を絶たれると壊れてしまいます。

今、肉体を持つ直前の約束を思い出す時に来ています。
私たちの人生は「健康」であることが前提としてプログラムされているのに、なぜこんなに病気に悩まされるのか？。

大きな警告信号が鳴っている今、ひとりでも多くの人が氣づかないと更なる大きな警告信号が鳴り響く可能性が高くなっているように思えます。


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