今日から第9週目。オフ明けの練習はショートレストの有酸素系トレーニング。アップ終了後に、
S 9x100 1-3)1:40 IM/Fr@50
4-6)1:30 IM-Reg
7-9)1:20 Fr
S 6x200 Odd)3:00 IM-Reg
Even)2:45 Fr
S 3x300 1)4:30 Fly/Ba/Br@100
2)4:15 IM(200)+Fr(100)
3)4:00 Fr EN2
徐々に脈を上げていって、それに伴ってスピードも上げていく練習。本来であれば、この後にリカバリーを挟んでプル(ハイポ)とインターバルスイム(400)で行く予定だった。
が、しかし・・・
3本目の300スイムが終わった直後、男は少年少女達に聞いた。
「○○、あなたの300のEN2のトレーニングタイムって何秒?」
「・・・」
「□□、あなたの300のEN2のトレーニングタイムって何秒?」
「わかりません」
「△△は?」
「すみません」
「▽▽は?」
「3分50秒です」
「はっ?? おかしいなぁ・・・。私の記憶が正しければ3分48秒だぞ。」
剃りあげた男の頭からは血管が浮き上がってきていた。
今にも破裂しそうだ。
男の左眉毛がピクリと動いたことを少年少女達は見逃さなかった。
「ヤバいぞ・・・」
「噴火する・・・」
男は持っていた2つのストップウォッチをしまった。
長い沈黙。
ちょうど一般者の休憩時間と重なって、あたりは静まり返っていた。
男は搾り出すように言った。
「最初からやり直し」
今までのパターンからすると、ここで≪噴火≫が始まるのだが、今日に限っては違っていた。
「0から!(スタート)」
男は容赦なく低めの声で言い放つ。
そして、独り言のように呟いた。
「今日は0点。」
「明日の練習は3行」
そう言って男はプールを後にした。
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