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9月7日久米田池トンボとツバメの観察会

2014-09-07 22:37:10 | あちこち自然探訪

 久米田池で開催された「トンボとツバメの観察会」に行ってきました。この行事は岸和田自然資料館と自然観察指導員大阪連絡会の協同で開催されたもので、日本自然保護協会の「赤トンボしらべ」の練習を兼ねた内容となっています。
 JR久米田駅で集合ののち移動、まずは、久米田池交流館で説明を受けたのち、西側の諸兄塚の周濠へ見に行きました。
久米田池交流館


諸兄塚周濠

休憩ののち、久米田池本体と春木川へ。

 本日の成果としては、赤トンボではリスアカネ、ほかギンヤンマ、シオカラトンボ、クロイトトンボ、コシアキトンボ、ウスバキトンボなどが確認できました。ウスバキトンボが成熟するとけっこう赤くなることも確認できました。
リスアカネ

ギンヤンマ

ウスバキトンボ

久米田池のバン

沖のオオバン

 きょうは久米田池に行くということで、岸和田自然資料館のKさんにぜひ聞きたいことがありました。それは久米田池は沈水植物が目立つのですが、そうなった経緯です。
沈水植物

 平成元年ごろに久米田池の大改修が行われ、①牛滝川からの水路が拡張された。②春木川からは水が入らなくなった。(牛滝川は和泉葛城山が源流ですが、春木川は神野山が源流という違いがあります。)③底のヘドロさらいなどが行われた。④余水吐を大きくした。⑤堤防の強化が行われた。など変化があったようです。これらにより水質が変化し、透明度が向上したようで、その後、もとは牛滝川からの流入口付近にしかなかったコカナダモが全域に広がり、2002年ごろには全体で大繁殖した。しかし、コカナダモのこまめな除去が行われるなどして、コカナダモは減ったが、2008年ごろからはホザキノフサモと入れ替わってきたそうです。大改修以後沈水植物が増加したようです。


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