秋のとある日の朝、彼はソトメシポタに自宅を出た。
パンク修理の何が大変かと言うと、ズバリ「空気入れ」だ!
ここの焼き立てのたい焼きは格別だ。
そして暗くなった頃
電車で一旦帰宅してから車に乗って自転車を取りに行く。
出発して2分後
シュッ!シュッ!シュー!と言う機関車トーマスの様な音と共に自転車を降りる。
そして、おもむろに自転車をひっくり返した。
パンク修理をする為である。
パンク修理の何が大変かと言うと、ズバリ「空気入れ」だ!
超小型ポンプで高圧を入れるのは、慣れていても少々疲れる。
出鼻を挫かれ、折れかけた心をなんとか立て直して再びペダルを回し始めた。
出鼻を挫かれ、折れかけた心をなんとか立て直して再びペダルを回し始めた。
程なくして看板の甘い誘惑に引き寄せられた彼は「日本一たい焼き」の暖簾をくぐる。
ここの焼き立てのたい焼きは格別だ。
カリカリの皮の食感と香ばしさ、程よい甘味の熱々の餡子。
食べ終わる頃にはパンクの事は頭から離れていた。
甘く香ばしい余韻に浸りながらペダルを回す。
海だ!
燻製を食べ、風と太陽と大地のエネルギーをチャージする。
日も傾き家路につく
そして暗くなった頃
おもむろに停止して自転車をひっくり返した。
パンク修理をする為である。(2回目)
手慣れた手つきでパンク修理を済ませ、ポンプで空気を入れる。
手慣れた手つきでパンク修理を済ませ、ポンプで空気を入れる。
うむ??
いくらポンピングしてもタイヤが硬くならない。
再三ポンピングして試すも同じ。
…
再び自転車をひっくり返す。
もう一つあった穴のパンク修理をする為である。(3回目)
暮れた空の下で再度ポンピング。
今度はしっかりと空気が入った!
だいぶ疲労したが、気を取り直して帰路につく。
20メートル程進んだだろうか、
20メートル程進んだだろうか、
困惑と動揺と落胆の面持ちで天を仰いだ彼は、自転車を止めた。。
また、パンクをしたからである。ww
また、パンクをしたからである。ww
おかしい。
おかしい。
いくら何でも、こんなに連続してパンクするなんておかしい。
どこかの国の大統領選挙みたいに急に十何万票も降って湧いてくるなんておかしい。
投票率が100%を上回るなんておかしい。
何かに気づいた彼はパンク修理をせずに、最寄りの駅まで押し歩いて有料駐輪場に自転車を停めた。
電車で一旦帰宅してから車に乗って自転車を取りに行く。
持ち帰った自転車をおもむろにひっくり返す。
パンク修理をする為である。(4回目)
じっくりと注意深く観察する。
じっくりと注意深く観察する。
タイヤ、ホイール、リムテープ、チューブ。
何か不正、いや、おかしなモノがある筈だ。
しかし、いくら入念に観察しても決定的な証拠原因が見つからない。
しかし、いくら入念に観察しても決定的な
見つから無ければ裁判に掛けられない再発する可能性がある。
そんな時、白帽を被ったくま探偵は聞き逃さなかった!
パンク修理が終わったチューブの中で何かが動く音を。
チューブを握り、音と感触を確認する。
何か硬く細長い物体がチューブの中に潜んでいる。
4回目のパンク修理を済ませたばかりのチューブを断腸の思いで切断する!
と、そこに現れたモノは!!!
なんでやねん!!
なんで釘が入ってるのよ、チューブの中にww
決定的な原因はこの釘さんでした。
タイヤに突き刺さった釘がそのまま貫通してチューブ内に入ってしまった。
そんな事ある?こんな長い物がww笑
と言う訳で、謎の連続パンク事件の全容は解明されたのであった。
おわり
( ̄(工) ̄)ノ