東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

光る毛皮

2015-06-10 10:08:45 | 都民生活 life in Tokyo
わたしは片付けるのが好きです

職場の机や引き出しやメールの受信ボックスは
常にスッキリと片付けておきたい派

自宅でも
寝る前には部屋や台所など
全て片付いた状態にしたい派

でも
「動物のお医者さん」の小夜ちゃんほどでもないかな?
他人が片付けないのはさほど気になりません

引越しは大規模な片付けを伴って
いろんなことをリセットできるので
好きです

モノだけでなく
新しい土地で
自分のことを知っている人が誰もいないところから
新しく生活を始めることにも魅力を感じます

比較的引越しの多い人生(46年で11回)だったせいか
それともそもそもDNAにそのように書き込まれているのかはわかりませんが
持ち物は少なければ少ないほど快適に感じます

つきつめると
常に身ひとつで完璧なヒコのような人間以外の生き物の姿が
理想なのかも…

ヒコはまだ冬毛を日々脱ぎ捨てているのですが
季節によって身体を覆っている毛皮の仕様が変わるというのは
本当に優れた機能ですね

ブラシをかけていると
複雑で立体的な身体全部を綺麗に覆っている毛並みの方向や
それぞれの場所の毛の長さの違いなどに
けっこう感動します

耳を覆っている毛なんて
めちゃめちゃ短くて極柔でビロードのよう



一方
甲斐犬のヒコには
背骨に沿ってとても艶のある長くて硬い毛が生えています
1本を手に取ると和裁用の細い縫い針のようです

首の付け根から尻尾の付け根まで
一直線に並ぶ幅10cm足らずのそのツヤツヤした剛毛の流れは
たとえば月夜に散歩をしていると
てらてら光って見え
(最初は濡れているのかと思いました)
まるでそこだけ蛇か何か別の生き物のようにも見えるのです

しかし
そこのところをお伝えできる写真がないので
代わりに仔犬の頃の写真でごまかされてください





こんな頃もあったわねえ…

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