1月3日から再開した学校
今年は火・水のみの出席です
そして相変わらずの少人数ぜいたくクラス
たいてい4〜5人、全員そろってもたった11人
そのうちこのクラスは解体されて他のクラスと統合されるのでは…と
心配になるほどの少人数っぷり
人数が少ないおかげと
先生が会話の練習に重点を置いているため
毎回全員が何かしら話す機会をたっぷりめに与えられます
でもわたしにとっては不思議なことに
先生は生徒の言い間違えをめったに直しません
語彙についてはときどきピックアップして
類義語との使い分けなどを説明してくれるし
発音もていねいに教えてくれますが
こと文法的な言い間違いはほぼスルー
筆記では文法ミスもきっちり直してもらえるのに
なぜ話し言葉のミスは放置なの?
ノルウェー語は(たぶん近隣のスウェーデン語とデンマーク語も?)
「語順」がとにかくクセモノで
疑問文でもないのに主語と動詞の位置がひっくり返る invers というルールが
高い頻度で適用されます
この invers をまるで無視して
(他にも動詞の時制や形容詞の活用やトーネムその他もろもろも構わず)
常に「主語+動詞」の順序で早口に話す移民が多いのですが
先生がその点を指摘しないからには
きっとそれはたいした問題ではなく言いたいことが伝わりさえすればヨシ!
なのかな…とずっと思っていました
特に長く住んでいて
すごくなめらかに話しているように聞こえる人のノルウェー語の多くは
もはや数々の文法を無視した独自の言語になっている
と言っても過言ではないと思います
ちゃんとした話し方を習得しているのは
わたしの知る限り10代の若い生徒ばかり
彼らは小さな子供と同じように耳から言語を習得しているのね、きっと
うらやましい…
ところが!
少し前に届いた試験の結果についてクラスメイトと話をして
ちょっと考えが変わりました
彼女はノルウェーに6年住んでいてよどみなくスラスラと話します
発音もとても良くてよく先生に褒められています
試験の前も
「リスニングとスピーキングは全く心配していないけど筆記がちょっと…」
と言って作文を重点的に勉強していました
その彼女がリスニングとスピーキングの両方でA2の結果
(B1 の結果を見込んで nivå A2-B1 を受験)
何故???
そうです
彼女のノルウェー語会話は文法無視タイプ
少ない語彙で会話の全てをまかなうオリジナル言語タイプ
いっぽう奇跡的にスピーキングで B1 をもらえたわたしは
決して流暢に話せはしませんが
できるだけ文法を遵守して
語順や時制や単語の活用に気をつけながらのいわばノロノロ安全運転
加えて発音が悪いのを
トーネム(上がり下がりのメロディーのようなもの)でカバーしつつ
ジェスチャーと表情筋を駆使した北島マヤタイプ
おおやけの試験の場で
流暢な移民オリジナルノルウェー語より
トロいけどより正統なボークモール(学校で習うノルウェー語)が
高い評価を得られるのだとしたら
それから
リスニングについても
正しく話せていないと正しく聞き取れないのだとしたら
生徒は会話をもっとしっかり指導されるべきなのでは…?
めずらしく
真面目に考えこんでしまった1月でした
1月: 9日間出席 (27時間)
今年は火・水のみの出席です
そして相変わらずの少人数ぜいたくクラス
たいてい4〜5人、全員そろってもたった11人
そのうちこのクラスは解体されて他のクラスと統合されるのでは…と
心配になるほどの少人数っぷり
人数が少ないおかげと
先生が会話の練習に重点を置いているため
毎回全員が何かしら話す機会をたっぷりめに与えられます
でもわたしにとっては不思議なことに
先生は生徒の言い間違えをめったに直しません
語彙についてはときどきピックアップして
類義語との使い分けなどを説明してくれるし
発音もていねいに教えてくれますが
こと文法的な言い間違いはほぼスルー
筆記では文法ミスもきっちり直してもらえるのに
なぜ話し言葉のミスは放置なの?
ノルウェー語は(たぶん近隣のスウェーデン語とデンマーク語も?)
「語順」がとにかくクセモノで
疑問文でもないのに主語と動詞の位置がひっくり返る invers というルールが
高い頻度で適用されます
この invers をまるで無視して
(他にも動詞の時制や形容詞の活用やトーネムその他もろもろも構わず)
常に「主語+動詞」の順序で早口に話す移民が多いのですが
先生がその点を指摘しないからには
きっとそれはたいした問題ではなく言いたいことが伝わりさえすればヨシ!
なのかな…とずっと思っていました
特に長く住んでいて
すごくなめらかに話しているように聞こえる人のノルウェー語の多くは
もはや数々の文法を無視した独自の言語になっている
と言っても過言ではないと思います
ちゃんとした話し方を習得しているのは
わたしの知る限り10代の若い生徒ばかり
彼らは小さな子供と同じように耳から言語を習得しているのね、きっと
うらやましい…
ところが!
少し前に届いた試験の結果についてクラスメイトと話をして
ちょっと考えが変わりました
彼女はノルウェーに6年住んでいてよどみなくスラスラと話します
発音もとても良くてよく先生に褒められています
試験の前も
「リスニングとスピーキングは全く心配していないけど筆記がちょっと…」
と言って作文を重点的に勉強していました
その彼女がリスニングとスピーキングの両方でA2の結果
(B1 の結果を見込んで nivå A2-B1 を受験)
何故???
そうです
彼女のノルウェー語会話は文法無視タイプ
少ない語彙で会話の全てをまかなうオリジナル言語タイプ
いっぽう奇跡的にスピーキングで B1 をもらえたわたしは
決して流暢に話せはしませんが
できるだけ文法を遵守して
語順や時制や単語の活用に気をつけながらのいわばノロノロ安全運転
加えて発音が悪いのを
トーネム(上がり下がりのメロディーのようなもの)でカバーしつつ
ジェスチャーと表情筋を駆使した北島マヤタイプ
おおやけの試験の場で
流暢な移民オリジナルノルウェー語より
トロいけどより正統なボークモール(学校で習うノルウェー語)が
高い評価を得られるのだとしたら
それから
リスニングについても
正しく話せていないと正しく聞き取れないのだとしたら
生徒は会話をもっとしっかり指導されるべきなのでは…?
めずらしく
真面目に考えこんでしまった1月でした
1月: 9日間出席 (27時間)