有馬温泉、旅館の9割が休業 人通りなく雨音だけ響く
ほとんど人通りのない湯本坂。
朝は開いたものの午後から閉じる店もあった=12日午前、神戸市北区有馬町
新型コロナウイルス特措法に基づく政府の緊急事態宣言から初の日曜となった12日、神戸市北区の有馬温泉は雨の影響もあって人通りがほとんどなくなった。
旅館の約9割が休業し飲食店や土産物店も大半がシャッターを下ろす。
あまりの客の少なさに午後から営業を断念する店も。
ひっそりとした「関西の奥座敷」に雨音だけが響いた。
有馬温泉では31軒ある旅館のうち27軒が臨時休業。
緊急事態宣言を受け、地元の生活浴場としても利用された外湯「金の湯」「銀の湯」が10日から閉じ日帰り客も訪れなくなった。
飲食店や土産物店が軒を連ね、温泉地の風情を醸す「湯本坂」の通りも、ほとんどの店が閉まった。
お香専門店「有馬香心堂」は今月1日にオープンしたばかりの2号店「やまとごころ」とともに土日のみ営業を続ける方針だったが、12日午後にやむなく休業を決めた。
店主の男性(56)は「最近は売り上げゼロの日が続く。
こんなことは3年やってきて初めて」と悲鳴を上げた。
宝塚市から散歩に訪れた建築資材販売業の男性(55)は「3月初めに来た際はまだたくさん人がいたのに。
いつもは行列ができる飲食店が静かに営業していて寂しい」と話していた。
「嘆いてばかりもいられない」。
有馬温泉観光協会会長を務める陶泉御所坊の当主(65)は「今こそ若手調理人の育成や魅力向上に取り組み、再開に備えたい」と新型コロナの終息後を見据えていた。
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新型コロナウイルスの影響は全業種に及ぶ、ここはGW明けまで堪え忍ぶしか無い様だが、今までインバウンドで儲けたが、イケイケで設備投資した所は手持ちの金が無い現実。
儲かってくるとついつい、大きくしたくなるが大きな落とし穴が...ここは大手会社の様に賃上げもせず内部保留する事だ。
我々もついつい、仕事多くなると商売道具の試験器など買いたくなるが...もっとも30~50万程度のレベルだが...これが溜まって物置の肥やしになって来る。